灰原薬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、何かと名が売れてきた歴史(平安時代)×推理モノ
少し、目の肥えた漫画読みなら、読めば人気が出ているのも、しっかり納得できるだけの厚い内容である
やや粗さのある絵柄が、クライム・サスペンス色の強いストーリーを加速させる一方で、安定感を生み出していて、落ち着いて読める
『信長の忍び』(重野なおき)のようなコミカルさ、『いくさの子 織田三郎信長伝』のようなアクションもないが、じっくりと読み手の心に強く印象を残せるだけのモノが確かにあった
この漫画を好きと思う理由は様々だろうが、私は主軸のコンビが「好き」の理由の大半を占めている。ヒッキー生活が長くて人間性に難がありすぎるも貪欲に吸収した新鮮な知識が豊かな菅原道真、酸いも甘いも噛み分けてきたゆえに濃厚すぎる人生経験を有効な武器として使える在原業平の、コンビとしてのバランスがいい。互いに足りないトコを補う、相棒としての理想的なカタチだ
また、話間のコラムが、『3月のライオン』のそれと同じく、読み応えがあるってのも自信を持って、感想を書ける理由だ
1巻、2巻ともにどちらもにも、読み手は囚われるだろうが、個人的には2巻、第6話「怨霊出づる書の事“がお勧めだ
好きなキャラは、道真、業平ともに魅力的だが、頭も口も回転が速く、毒舌の気が激しい道真すら手玉に取り、なおかつ、業平にも自分にも結果的に深い傷を与えてしまった才女・高子様がやはり、記憶にハッキリと残る
アニメ化でも嬉しいが、どちらかと言えば、実写で見たい青年漫画だ
この二人の言葉を引用に選んだのは、思わず、ハッとさせられたから。道真の悔しさを、さりげなく受け入れてやる業平はやはり、年長者だなァ -
Posted by ブクログ
★堂々の最終巻
ぼくは原作を読んだことがなくて、『SP』との出逢いはテレビドラマが最初だったんですけど、観始めてから直ぐに、とんでもないもの観始めちゃったな~と思いました。
ドラマの中のあらゆるところに伏線やヒントが隠れていて、一瞬たりとも目が離せない。
観る側にも緊張感が伴うドラマと久々に出逢ったなーと、夢中になって観ていました。
漫画が連載されるというのを知って興味はあったのですが、もしも作画の担当が灰原薬さんじゃなかったら読んでいなかったかもしれません。
前から灰原さんのことは知っていて漫画も何冊か持っているのですが、灰原さんの描く人間像は凄く魅力があって大好きで、この方の描く井上や尾形を見てみたいという想いで一巻を購入。
これが漫画『SP』との出逢いです。
心の奥で憎む同じ相手を抱いて、同じ職業に就いていながら、尾形と井上の歩む道はどんなふうに交わり離れていくのか。
最終巻の7巻では、いよいよ雄翔会の企みが実行されることに。
先の警護で四課の仲間達が負傷したこと、自らの体調不良と重なり、尾形の不審な行動に疑念を抱きつつ、本人にそれを問い詰められずにいる井上。
そんな矢先、尾形から仲間に……と誘われるが、自分は出来ないと告げる。
自分の存在意義、SPとなった経緯と尾形や警護課の仲間との出逢い、様々な要因に引っ張られながら井上は尾形との対決へと導かれていきます。
井上や尾形は自分の親を失うという共通のキーワードから、命の尊さと儚さ、それを奪うことの簡単さを身に沁みて知っているわけですが、だからこそ彼らはどんな状況にあっても、心底SPとしての精神を持っていられたのかもしれません。
尾形と伊達、二人の兄弟が行き着く先も、選んだ職業が二人の想いの違いを現しているなと。
尾形が井上に託したもの。
それは尾形が成し得なかった、『命を守る』という『本当の正義』の姿だったんだろうなと思います。
高校生の時に父親を失ってからずっと、「その日」の為に生きてきた尾形にとって、井上はどんな存在だったんでしょう。
幼い頃から井上の成長を見守って来たに違いない尾形。
もう少し……井上と一緒に『SP』という仕事をしたかっただろう、彼の心残りが最後に見えたような気がします。
最終巻はめっちゃ分厚くて読み応えがありました。
そして灰原さんの臨場感溢れる絵を堪能できて嬉しかったです
いつか、『SP』の原作を読んでみたい。
うん、いつかww -
Posted by ブクログ
取り敢えず今更バサラにハマったのでなにかマンガも読もうかな〜〜〜と、評判が良さそうなコレを。
買って、みたら…なにかどっかで見たことあるような絵だな?と思ったら、「とかげ」の灰原さんでした…!どーりで!
タッチが結構違うから最初全然分からなかったー。
伊達、真田、慶次を全員主役格に描こうと意識しすぎたせいか、ちょっと話しがバラついたカンジがしたんだけど、1エピソードごとの表現力やら引力がさすが灰原さんてカンジでとても良かった(^^)
主人公を伊達か慶次のどっちかにしぼった方が、まとまったのかも?と思うけど、ゲームやアニメを見てると、なるほどこれがバサラっぽくていいのかもな、と思える。
もういっこの無印のはブレ10の霜月さんが描いてるそうなので、そちらも読みます!