池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
わかりやすい説明は難しい。それは何を前提としたらいいのか、話し相手の知識はどの程度あるのかを認識し、相手に応じた語彙を使って話さないといけないからだ。池上さんは子どもたちという大人とは別世界にいる相手に、大人の世界の話をする仕事についた。そして、何がわからないかわからないという苦しい状況となった。そのために池上さんは努力をしてきた。その努力がどういったものかは本書を読めばその一部が書かれている。
さて、僕はこの本の内容ではまだ不足していると思う。わかりやすい話にとって何より大事なのは、自分自身がその話を明確に理解しているかどうかだ。自分が理解していないことを人に伝えることは出来ない。
自分自 -
Posted by ブクログ
“この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう”から続く世間の常識を知らない自分に危機感を覚えて購入した本第三段。
“知らないと~”の第一段の内容をおさらいしつつ1年後(2010年)に何が起こっているかをわかりやすく解説してくれている。
アラブの春、TPP、シェールガス革命などなど今でも頻出するキーワードが出始めた年。
世界の問題になっていることのほとんどは宗教・資源・金融の問題が入り乱れている上に、アラブ世界で原理主義が浸透していくのも、王族や独裁者がリッチな生活をしている反面、一般市民は生活が苦しくて現世に希望を見いだせないからテロに走ったり、アメリカはアラブ諸国の独裁政権を今まで支援 -
Posted by ブクログ
ネタバレ池上さんは「週刊こどもニュース」を担当されていた11年間、毎週のように、世の中の出来事をどう子どもたちにやさしく説明できるか、そのことばかり考えてきたそうです。その結果、「わかる」とは、自分が持っているバラバラな知識が一つにつながるということなのだということと、「自分が理解する」ということと、「他人にせつめいできるほど理解する」ということの間には、大きな落差があるということを悟ったと仰っています。
わかりやすく<伝える>技術とは、先ず、伝えなければならないこと、伝えたいこと、相手が伝えてほしいことを、先ず自分自身のバラバラな知識をつなげてわかること、そしてそれを他人に説明できるほど理解する -
Posted by ブクログ
アベノミクスや領土問題、宗教のお話し。そして、科学技術のお話しなど池上彰さんは本当に、教養が広い方ですよね。東京工業大学で教養科目を指導していると言う理由もわかる気がしました。
領土問題は、ネットなどを見ていると竹島や尖閣諸島は日本の領土だと譲らない人も多いけど、それに裏打ちされた理由を知らないで、信じてきた人も多いのだろうと思いました。過去の中国との歴史や、尖閣諸島の変遷、戦争と言ったことを知ることは大切なことだと思いました。領海、排他経済水域、接続水域といった新聞には当然のこととして出てくる予備知識としての用語も解説してくれているのは嬉しいです。
科学も正しく理解したうえで恐れるという