村山由佳のレビュー一覧

  • もう一度デジャ・ヴ

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    人と人とが巡り逢う事の運命。
    そこにある確かな必然を、信じたくなる作品。
    読んだ時は衝撃が走った。心から大切だと思える一冊です。

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    2009年10月07日
  • 翼 cry for the moon

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    私が生きてきた中でもっとも好きな小説です

    情景描写、ストーリー、人物の設定

    どれをとってもピカ一です

    流れるような文章の流れは読んでいて心地いい作品です

    追記(2012/6/30)
    約3年ぶりに読みなおして、何度読んでもいい作品

    以前までに読んでいた時は文章力にとくに心動かされていたけど、

    主人公同様にアメリカ留学を経て、前半部分に多くの共感を得られた

    またいつの日か読み直したい

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    2012年10月02日
  • 野生の風

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    ネタバレ

    染織家・飛鳥とカメラマン一馬はベルリンの壁崩壊の前夜に出会い、お互いがお互いの存在を忘れられないまま、二人はアフリカで再会、激しい恋に落ちる。


     ところが、飛鳥の同級生であり、感情的にも微妙な関係にある編集者の祥子と藤代の関係が明らかになり、さらに藤代の「子孫を残したい、飛鳥に自分の子供を産んで欲しい」という願望と飛鳥がそれに答えられないことにより、この恋は終幕へと近づいていく・・・という話。


     恋愛に関してのストーリーは失礼だがまぁ、ありがちな話。出会った瞬間に「これは運命なんだ、運命の出会いなんだ」と思う恋愛はどこか嘘っぽいと思ってしまったりするので、そのあたりに関しては心ときめ

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    2014年02月02日
  • きみのためにできること Peace of Mind

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    病院の待合室で読んでいて、涙がブワッと出てきたので、あわてて読むのを止めた本。
    読む場所を選ばないとね・・・。

    音響技師の青年、高瀬が主人公。
    遠距離恋愛で、とっても大切なピナコがいるのに、女優にも惹かれていく。
    でも、大切の度合いが違うんだよね。

    メールを送り間違えてしまうところで、ベタなんだけど、ピナコに感情移入し、また高瀬に感情移入し、涙が出てきた。
    電話で言葉を伝えるよりもメールの方がいいと思っていた高瀬が、職場の「おとな」達にも背中を押され、30秒抱きしめるために行動するところでは、主人公の変化がなんだか嬉しかった。
    最後はハッピーエンドを予測させるさわやかな読

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    2009年10月04日
  • PRIZEープライズー

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    1冊の本が出版されるまで、何度も何度も読み返しながら1番いい形で読者のもとに届けられる。作者や編集者の想いがつまった本なのにどこで間違ってしまったのだろうかとモヤモヤしたのが感想でした。
    直木賞や芥川賞で賞をとることはとても名誉だと思うけど、とても大変なのがわかりました。
    もう1回読み直したらもう少し違った感情を抱くことができそうですが、天羽カインという作家さんがあまり好きになれなかったなぁ。でも読者のことを1番に思ってくれるのはいいなと思います。

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    2026年03月01日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    本を出せばたちまちベストセラー、本屋大賞も受賞した天羽カイン。売れっ子作家の彼女だが、直木賞が取れない。どうしても文壇に自分の小説を認めさせたい。直木賞に執着する小説家の話。
    作家の裏側、みたいなのが見れて面白かった。作家と編集は近くなりすぎてはいけない理由を垣間見た気がする。
    他人に執着しすぎると碌なことにはならないことがよくわかった。仕事とプライベートはきちんと分けないと。

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    2026年03月01日
  • PRIZEープライズー

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    さすが書店員さんに選ばれただけありました。
    直木賞作家が描く、本屋大賞は獲っているが、なにがなんでも直木賞を獲りたい!というお話し。

    作家と編集者との関係。
    一般的に結構イメージしやすいものかなと思う。
    作家天羽カインも編集者緒沢千紘もそのまんまな描かれ方をしていた。

    しかし、、、
    あの人が望んでいることだから、あの人のためになることだから
    と、善悪さえ見失う人間の醜さ、心の隙、傲慢さ。

    大賞だとしたら、「告白」系かな。勝手に系統立ててすみません。

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    2026年03月01日
  • しっぽのカルテ

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    私は動物を飼ったことがありません。
    でも動物を飼うということは、その動物の最期まで責任を持つことだと感じられたお話でした。

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    2026年02月28日
  • PRIZEープライズー

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    作家天羽カインの直木賞への異常なほどの執着。カインを敬愛する千紘は編集者としてそれを献身的にサポート。その千紘もカインへののめり込みはちょっと異常。最後にまさかのやらかしが、えぇーマジかぁー!それはアカン!で、もう一つの文学賞ってなんだろう?

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    2026年02月28日
  • PRIZEープライズー

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    承認欲求に限った話ではないですが、暴走した欲望の恐ろしさを改めて感じました。芥川賞や直木賞といった各賞、小説の制作過程などに対する解像度が高まったのも良かったです。

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    2026年02月28日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    「承認欲求という名の、劇薬でありガソリン」

    小説家と編集者、そして「文学賞」を巡る泥臭い裏側。
    一冊の本が世に出るまでに、現場でどんな執念が渦巻いているのか。プロたちの戦略や思惑が入り乱れる舞台裏は、純粋にエンターテインメントとして文句なしに面白かった。

    でも、読み進めるうちに胃がキリキリとしてきたのは、その「一層目」の面白さの奥に、人間が隠しておきたい「全員に備わった承認欲求というパンドラの箱」のようなものが剥き出しで描かれていたからだと思う。

    この物語の核にあるのは、「承認欲求」という、恥ずかしくも必要不可欠な欲望だと思う。
    他人に認められたいという願いは、時に隠したくなるほど「はし

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    2026年02月27日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    色々恐ろしいお話でした。
    作家や編集者、出版社の裏側を見てしまったような気持ちです。知りたくなかったけど怖いもの見たさで最後まで一気読みしました。
    正直どの登場人物も魅力的に思えなくてしんどかったんですけど、天羽カインの清々しいまでの潔癖さみたいなところは、一本筋が通っていて良かったなと思いました。
    カインに入れ込みすぎな千紘は痛々しいし、全然ハッピーエンドじゃないけど、読みごたえがありました。

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    2026年02月27日
  • PRIZEープライズー

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    ベテラン作家の天羽カイン。
    本を出せばベストセラー、本屋大賞も受賞してきた。知名度、販売部数等トップレベルな彼女であるが、取れていない賞があった。直木賞である。
    必ず直木賞を取り、自身の作品を文豪に認めさせる。


    途中までは、共依存の怖さを体感していました。
    千紘のカインへの異常なまでの執着。
    作中に書かれていた、
    作者と出版社の編集者に信頼関係がある様に、他の出版社の編集者にも違う信頼関係がある。
    この言葉が、読み終わった時により強く実感させられた。

    私自身この本を本屋大賞にノミネートされてから知ったので、賞というのは本当に良いきっかけを作ってくれるものだと思っています。
    だけどその賞の

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    2026年02月25日
  • しっぽのカルテ

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    ネタバレ

    動物を飼うには責任と最後まで看取る覚悟が必要だが、そこに限界を超えつつある人間にもそっと寄り添う動物病院が舞台。
    ペットの天国で行われる名前の自己申告で、だいたい「かわいい」とか「かしこい」という話が、どれだけ愛情がかけられてきたか分かって、本当だったらいいなと思った。

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    2026年02月25日
  • PRIZEープライズー

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    本屋大賞ノミネート作で気になっていた事、以前たまたま好きなバンド(SUPER BEAVER)のメンバーが出ていたテレビ番組に著者が出演されていたのを見て気になっていた事があって読んだ。

    売れっ子作家である天羽カインは、権威ある誰かからわかりやすい形で認められ、嫌というほど褒められて誇りに思いたい。
    そういう賞である直木賞がどうしても欲しい。
    サイン会や書店まわりだって作品と読者のためならいくらでもしようとするし、自身にも周囲にも強いこだわりと要求を見せる。
    そして小説がうまくなりたい、どんなことをしても。

    正直に凄いなと思う。
    きっとどんな分野でも高みに登り詰めるような人達はこういう人達な

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    2026年02月24日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    賞が欲しいという、非常にリアルな思いに最初はそれだけじゃ無いだろと違和感ありありで読んでいましたが、だんだんその気持ちは実はとても正直なものなんだと理解できるほどでした。
    伴走している人の思いや行動も込めて、非常にリアルに感じられました。
    最後どのように終わるのかドキドキしながら読み進めて、これはいよいよ危ないのでは?と思い始めたところから一気に加速してなるほどというところに落ち着いていて感嘆しました。
    ただ、全てが終わってからの1番最後の終わり方はまあこうなるよなというある意味期待を裏切られない終わり方になっていました。
    普段色々な作家さんの作品を読ませてもらっていますが、物を書くという仕事

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    2026年02月24日
  • PRIZEープライズー

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    信頼と敬愛、自他の境界を越えて同質化する千紘とカイン。軽井沢の別荘という完全プライベート空間にあって、さらに秘匿なベッドの上で、我が子同然の『テセウス』を編む二人。その尊さと危うさの混交は、まさに人において「分からない」部分を創出する原初である。作中作の入れ子構造が美しく機能した、深みのある作品。推しから絶縁を叩きつけられたとして、果たして私は明日を生きられるだろうか。

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    2026年02月23日
  • しっぽのカルテ

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    森の中にある「エルザ動物クリニック」が、この小説の舞台です。

    獣医師の北川梓と動物看護士2名の、このクリニックに事務方として採用されたのが真田深雪。4人の動物病院での日々は診察、手術、入院したペットたちの世話と多忙でした。

    そんななかペットとの出会い、看取り、 関わり方、育てる環境問題などが連作短編として綴られていました。

    このエルザ動物クリニックの人達が、動物を大切にできる人達だからか、物語に温かさを感じました。弱った子猫を連れてきた土屋高志の優しい気配りにも、癒されました。そして深雪の過去やクリニックを訪れた飼い主の不安に、きちんと向き合ってくれる院長がよかったです。

    強引ではない

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    2026年02月22日
  • Row&Row

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    自分と重なる部分が多くて、、読んでいて何とも言えない気持ちになった。
    誰の気配も感じることのない休まる場所が欲しい。
    休日も外に出たい訳じゃない本当は。

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    2026年02月22日
  • しっぽのカルテ

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    audible
    『PRIZE』はあまり好みではなかったけれど、『しっぽのカルテ』はとても心に響いた。
    動物を飼ったことがない私でも、命と暮らすことがどれほど心の支えになるのかを疑似体験できた気がする。

    共にもたれすぎず、それでも確かに支え合っている関係。
    動物と人との時間の尊さに胸を打たれた。

    4月に出る新作も、ぜひ聴いてみたいと思う。

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    2026年02月21日