佐藤健太郎(サイエンスライター)のレビュー一覧

  • ふしぎな国道

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    身近にこんなマニアックな世界が広がっていたんだなあ。

    国道がたくさん交差している場所。
    車が通れない国道。
    けものみちさながらの場所や、一般国道とは思えないハイスペックな道。
    日本一長い国道があれば、短い国道の記録も載っている。
    こんな風に、いろんな切り口から国道の楽しみ方を指南してくれる。
    国道の標識(マニアたちはそれを「おにぎり」と呼ぶそうな)やら、国道が読み込まれた歌まで紹介されている。
    鉄道マニアと同様に、その分野ごとに専門家がいるらしく、ネットで盛り上がっているそうだ。

    正直、最後の方はちょっとついていけなくなったけど、国道の歴史やこれから(国交省の見解では、国道網はもう完成した

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    2017年11月28日
  • 「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~

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    ゼロリスク信者に対する私のもやもやを、明確に言語化してもらえたようで、大いにうなづきながら読んだ。
    この本が出たのは東日本大震災から1年半経った時だが、あれから6年半経とうとしているのに、まだ、豊洲問題で同じ過ちが繰り返され、政争の具にされた。新聞や雑誌、広告も相変わらず、ゼロリスクを煽る内容のものばかりで、そちらの方が売れてしまう。本書のような本こそ、読まれてしかるべきだと思うのに。

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    2017年11月08日
  • 世界史を変えた薬

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    紹介されている薬の発見の歴史は、
    大抵は知識として持っているものが多かったが、
    どの薬もその時代の人物を中心に、
    歴史を絡めてざっくりと紹介してあって読みやすい。

    「もし」という部分はそれほど深くはないので、
    その期待には応えていないけれども、
    十分に楽しめました。

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    2017年07月17日
  • ふしぎな国道

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    面白かった。こんなディープな世界がある事に驚き。
    おかげで、車を運転するときにおにぎりに注目するようになった(笑)。
    四国には酷道439号線があるので、一度は知ってみようかなぁ。

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    2016年09月09日
  • 世界史を変えた薬

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    ネタバレ

    ビタミン、モルヒネ、鎮痛剤、ペニシリン・・など現在日常生活や医療現場で使われている薬がどのように発見されたかをその歴史とともに解説。

    現在では当たり前のように使われている薬がどんな苦労を伴って開発されたのか、ということを知るのには非常にいい。

    普段薬のことなど意識もせずに暮らしているが、感染症など、先進国でその脅威が克服されたのはひとえに薬の影響が大きいだろう。

    薬局で買えるような薬が当時の人々にとっては国家全体で取り組むような規模のプロジェクトだった。そんなことを教えてくれる。

    また長年、害にしかならない薬をその害毒を認識せずに使い続けていたというところも興味深い。

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    2016年09月04日
  • 医薬品クライシス―78兆円市場の激震―

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    ネタバレ

    2010年ごろに危機があったという話なんだが、今はどうなんだろう。確かに技術革新の後はどの業界でもけっこうこたえるようだから。

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    2016年07月01日
  • 「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~

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    ネタバレ

    おそらく、この手の判断の難しさはネット化によってさらにめんどくさくなる方向に行くのだろう。(ネットハウリング)

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    2016年06月27日
  • 世界史を変えた薬

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    ネタバレ

    薬剤師ではありますが、あまり薬の歴史については勉強したことがなく、知識もありません。
    普段何気なく調剤している薬には、それぞれに開発者の思いがあると思います。また、そこには悩んでいる患者さんがいます。
    本書では、限られた薬剤についてですが、そういったことが丁寧に書いてありました。
    大変勉強になりましたし、歴史を学ぶことで薬に対する有難味が出たというか、やさしくなれたというか。業務に対する姿勢が少し変わりそうです。

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    2016年05月21日
  • 国道者

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     最初、このタイトルを見た時にふと思う着いたのは、「ごくどうもの」だと違う意味になるなあ。

     そんなことはさておき、著者も前書きで書いているように、万物に宿る〔マニアという人種」問う言葉にそうだなと思った。以前、著者が書いた「ふしぎな国道」(講談社現代新書)が版元の予想を超えて4万部近い売り上げとなったというように、「変な趣味の層は厚い」そうだ。

     坂道の高低差や暗渠好きのタモリのような人もいるので、「何とか」マニア」の世界は奥が深い。

     国道なんてただの道じゃないかと言ったらそれまでだが、「国道マニア」の著者から言わせると国道にもさまざまなドラマが詰まっている。

     この本を読んで、国

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    2016年04月09日
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―

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    人生で赤点を取った最初で最後(だと思う)の科目。何でも計算や記号で片付ける。授業中は意味不明すぎて、ずっとしかめっ面。
    私にとって化学は相容れないどころか目の敵でしかなかった。
    あれから10年。本書を手にとったのは、克服やないけど生活の中の「化学」くらいは知っときたかったから。

    ポピュラーサイエンスと書かれているだけあってまぁまぁ読み易かった。数ある元素の中でも炭素ってどんな元素にも結びつけて化学式もごまんとあるらしい。ここではそんなオールマイティな炭素にちなんだ身近な物質(砂糖・ニコチン・エタノール等)の誕生を世界史と織り交ぜて紹介しており、文系人間(私の場合文系に逃げました人間)が読んで

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    2015年09月08日
  • 炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす―

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    地球の地表面(海水、気圏も含んで)における元素の重量比において、炭素の占める割合はわずかに0.88%だという。
    クラーク数上位は、酸素、ケイ素、アルミニウム、鉄と続くが、炭素は14位。
    そんな炭素は生命にとってなくてはならない元素であり、ありとあらゆる化合物を生成して、役に立ったり立たなかったりしていることがわかる本である。

    例えば、

    芳香族化合物はなにやらいい香りがしそうだが、糞便臭の元であるスカトールもこの一種。

    プリン体はDNAを構成するアデニンとグアニンに含まれている。

    尿酸の存在下では神経細胞が死ににくい。

    などなど

    食物しかり、ニコチンやカフェイン、アルコールなんかもそ

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    2015年09月14日
  • ふしぎな国道

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    国道マニアの本。

    日本で唯一ダートの国道とか、酷道と呼ばれるやばい道とか、標識とか国道グッズとか、色々面白い。

    国道をただ走るのも良いものかもね、とか思った。

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    2015年08月23日
  • ふしぎな国道

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    国道の本って一体何が書いてあるのか、と思い手に取ったら、国道フェチというか国道マニアの存在に驚き、紹介されている不思議な国道(階段国道、車が通ることが出来ないほど狭い国道、ものすごく短い国道などなど)、果ては「酷道」なる趣味まで、その奥の深さに感心。
    また一つ新しい世界を垣間見てしまった。

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    2015年06月18日
  • ふしぎな国道

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    国道といえば「酷道」という言葉が有名ですが。それだけではない多くの魅力がその世界にはあるということを、少々マニアックなまでに語られています。国道の歴史や「酷道」の紹介、マニアのこと。なかなか夢中になって読ませていただけました。
    道を歩いているときに、国道にまつわるものを発見して喜べるなど、日常でも楽しむことができるのはすごいのではと感じました。

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    2015年05月19日
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~

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     サブタイトルは「人類の夢をかなえる最新研究15」とあり、「不老不死」になれるか?、「やせる薬」を作ってください、「花粉症」を治せますか、「若く美しく」してくださいなど身近なテーマが取り上げられている。

    化学と言う理系でもない限り進んでこの分野の本を読む気がわいてこない。そのため、サトウ博士とサトウ博士の妻ショウコさんの会話を中心にして展開している。特徴のある人物を出して化学についていろいろ取り上げた方が読者としてはついて行きやすい。

     読んでいてびっくりしたことがある。それは、あの黒光りするゴキちゃんのメスは、たった1億分の1のグラムのフェロモンで、街中のオスどもを引き付けることができる

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    2015年03月07日
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~

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    『小説宝石』の連載から新書化された化学の話15コ。博士と奥さんの対話形式で非常に読みやすく,ネタも薬や調味料からエネルギー問題や宇宙やドラえもんまで幅広くて楽しい。
    著者はちゃんとした化学ライターなので,世間に流布する科学的に怪しげなことをきっちり怪しんでいるのも大事なところ。例えば最近話題の?血液クレンジングについてはこんな感じ。
    "オゾンを血液に混ぜると健康になれるという論文は…見当たらないね。オゾンは反応性が高いから、血液の重要成分が破壊されるはずで、いいことがあるとは思えない"
    "インチキと断言はできないけど、化学者としては、こんな健康法はとても受ける気は

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    2015年03月05日
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~

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    化学の本。

    こちらも職場の方にお借りしました。
    国道ではなくこちらが本業だそうで
    身近な物事を化学的な目線で
    でもわかりやすく読めました。

    そして化学とは関係なしに
    博士とショーコさんの仲の良さが素敵でした。

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    2015年02月07日
  • ふしぎな国道

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    国道の本。

    職場の方にお借りしました。
    鉄道に比べたらマイナーなご趣味ですが
    マニアの世界はとても奥深いですね。
    ドライブは好きですが国道について深く考えたことなかったな。

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    2015年02月02日
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~

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    好きな著者の一人、佐藤健太郎氏の新作。

    博士とその妻の会話形式で、最新科学技術を説明していくもの。

    世間にはまだ浸透していないが、目から鱗ものの凄い新技術が沢山登場している。

    こういったネタは週1くらいでどんどん目にしていきたいのだが、それを練り上げる作者の苦労を考えるとその意見は申し訳ないかなw


    定期的にこういった最新技術の知見を取り入れていくのはどの業界の人でも重要な事だと考える。
    みんながそんなものに興味を持つと普段の生活も楽しいものになったりして。(他力本願

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    2015年02月01日
  • ふしぎな国道

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    20150125 何にでもマニアがいる事とマニアの凄さを知ることができる。以外な事実とか知っていてもどうかという知識を真面目に追うところが面白い。

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    2015年01月25日