【感想・ネタバレ】医薬品クライシス―78兆円市場の激震―のレビュー

あらすじ

全世界で七十八兆円、国内七兆円の医薬品業界が揺れている。巨額の投資とトップレベルの頭脳による熾烈な開発競争をもってしても、生まれなくなった新薬。ブロックバスターと呼ばれる巨大商品が、次々と特許切れを迎える「二〇一〇年問題」――。その一方で現実味をおびつつあるのが、頭のよくなる薬や不老長寿薬といった「夢の薬」だ。一粒の薬に秘められた、最先端のサイエンスとビジネスが織りなす壮大なドラマ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった!製薬で勤めはじめ、ひとつひとつの言葉の意味の後ろに何があるのかという、歴史的背景や創薬の難しいさなど、知りたいことが網羅されていた。研究職って尊い。製薬業界はおもしろい。ぜひ続編も書いてほしい。

0
2016年06月05日

Posted by ブクログ

インフルエンザにかかった時などにお世話になる薬は生活にとって身近なものだと感じていたが、それが世に出るまでの過酷なドラマは医薬品業界の熾烈さを知る上で大変勉強になった。
医薬品業界は例外だとしても、何らかの仕事に携わることはとても厳しいことなんだと自らを奮い立たせるのに役立った。

0
2014年11月20日

Posted by ブクログ

医薬品開発の今とこれから。
「製薬会社が世界を支配している」とか厨二病的な内容かと思ったら全然違った。

医薬品開発がこれほど難しい状況に来ているとは知りませんでした。
市場と開発速度が噛み合っていない。

0
2013年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネス新書なのに、泣けた。

例えば、「スタチン剤の生みの親、遠藤氏は自分の化合物が会社方針でつぶされかかったとき、社に無断で勝手に臨床試験を行うという恐ろしい「暴挙」に出ている。難病に苦しむ少女を救うためでもあり、安全性、有効性について確信があったからこそ試験に踏み切ったのであろうが、何か事故でもあれば間違いなく氏の首は飛んでいたところだろう。こうして自分の存在証明をかけてあらゆる障害と闘う人がいるからこそ、新薬は生まれるのだ」

研究者の最大のインセンティブは研究それ自体の喜びであり、患者を救いたいという強い思い、使命感だ。これは決してきれいごとではなく、研究に喜びを感じない人に対していくら金を積んでも、決して必死に働くことはないだろう。

しかし、年間4000億円を売り上げるクレストールの開発者が受け取る発明報酬が、1万5千円で良いのか? という疑問も提起されている。

経産省の主導もあって、90年代に製薬業界が大型合併を進めた結果、ホームラン狙い、即ち高血圧症や糖尿病など患者の多い大型医薬ばかりを狙うようになり、年間売り上げが300億円程度の難病相手の小粒な薬に手をださなくなった。

リピトールなど、90年代にはブロックバスターの新薬が多数開発されたが、2000年代に入って、新薬開発がぴたりと止まった。その結果、メガファーマは2010年代に相次ぐ特許切れにおびやかされている。
大合併により大企業化で研究者が保守化し、リスクの高い新薬開発に手をださなくなったこと、大企業がホームラン狙いばかりの新薬開発を行ってきたこと、そもそも高血圧や胃潰瘍などガンやリュウマチなどわかりやすい病原に対する医薬は開発されつくし、難病ばかりが残ったことが原因とされる。また、アルツハイマーなど、実験を行うための疾患モデル動物とは何か、難しいという事情もある。

しかし一方で、最近脚光をあびるリュウマチ治療薬のレミケードや、タミフル、バイアグラ、抗がん剤のベルケードなど、創薬ベンチャーによって開発された。ベンチャーは、これが失敗すれば明日はない、と皆が必死でやる結果、成功に結びついている。今、このようなベンチャー企業が開発した新薬の争奪戦がメガファーマでは繰り広げられている。

「膨大な開発費をかけている新薬メーカーにとって、ジェネリック医薬は許せない存在だ」「先発メーカーには主成分と添加物の混合比率や製剤方法などに文章化できないノウハウがあり、たとえ主成分は同じでも添加物の信頼性、安全領域などが異なり、副作用がでたときの対応などでジェネリックメーカーは先発メーカーほど体制が整っていない」としているが、この点については異論もあることろだろう。

(感想)先発医薬メーカーの現状は、新製品がなかなか生まれず、中韓メーカーにおびやかされ、自前主義を捨てて社外の技術買収に走っている日本のエレクトロニクス企業の現状に酷似しているように思われる。

0
2012年06月30日

Posted by ブクログ

学部2年の頃に、医薬品研究開発の現状について認識するきっかけとなった本。

ある程度知識のついた今、読み返したい。

0
2011年11月02日

Posted by ブクログ

医薬品業界という産業は新薬を創りにくいものの、一つ一つの医薬が膨大な利益を生む観点から考えれば、非常に高収益でかつ不安定な業界特性だ。

膨大なR&Dを経て次々に登場する新薬から巨大な利益をあげ、世の景気に関わりなく右肩上がりの急成長を続けて来た医薬品業界が、本当にここに来て初めてつまずきを見せているのならば、この不可解な現象がなぜ起きたのか。医薬の進歩は本当に限界を迎えたのか。そしてこれから一体何が起こるのか、という論点を考えることは多分色んな面で今後役に立つと思う。

~“経営コンサルタント、証券会社のアナリストといった人々は、「クリティカルマス」「スケールメリット」などの言葉を持ち出し、「日本の製薬企業の資本効率は低く、さらに再編を進めるべきだ」と説く。しかし、どのくらいのサイズがクリティカルであり、スケールメリットがそれほど重要ならファイザーや武田の苦境は一体何であるのか、彼らからは何の説明もない。
今後また大型合併をしてくれれば、確かに彼らの仕事は増えて万々歳だろう。しかしすでに製薬企業の首脳は、手間ばかりかかって実りのない大型合併に懲りている。スケールだけを追求した大型合併の時代は、もう終わったといっていい。

(中略)

医薬品産業は、痛み・苦しみから患者を救うという最も崇高な使命と、目も眩むほどの膨大な資金が飛び交う、この世で最も不思議な産業だ。”~

0
2011年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年ごろに危機があったという話なんだが、今はどうなんだろう。確かに技術革新の後はどの業界でもけっこうこたえるようだから。

0
2016年07月01日

Posted by ブクログ

本書は2010年科学ジャーナリスト賞を受賞した著書であり、著者自身が、医薬品メーカーの研究職の経歴があるため、業界裏事情を本音で書いた巧著である。
全世界で78兆円の市場の医薬品業界。
1位がアメリカで42兆円、二位が日本で7兆円。
凄い金額が動いている業界である。
日本とアメリカの違いにビックリするのは、日本の薬価は公定価格として、国が決めて税金や健康保険から支払いする仕組みで、基本は公金から得ているので、安定しているかと思うが、そうではなくて、二年ごとに平均5~7%ほど下げられる。一方、アメリカは薬価は自由に決められる。いい薬ほど高くて貧乏人は払えなくて、亡くなってしまうという。
医薬品メーカーは安定している業界と一般のひとは考えがちだが、本書で初めて知ることは、なんて安定しないギャンブル性の高い業界かということ。
新薬を開発するには、10年以上の期間と100億円超え費用を研究に費やしても、何もできない時もある。
やっと特許をとっても、20年で特許が切れて、安価な薬品(ジェネリック)になり、収益が落ちてしまう。

その他、この本には、医薬品業界の合併再編、訴訟問題、副作用問題と薬の不安定性と業界の問題を思い知れされた内容になっている。

本書で薬に対する考え方が変わることで、健康への配慮が一層進むことを願うばかりである。

0
2014年11月09日

Posted by ブクログ

2014/02/18
都市伝説とか陰謀論的な話じゃなくてよかった。
製薬は相当難しいこともよくわかった。、

0
2014年02月19日

Posted by ブクログ

研究者としての経験も交えた創薬のお話。基本的なことから要領よくまとまっていて有益。4年ほど前の本で,来るべき2010年問題について詳しいけど,そういえばあの危機の顛末ってどうなったんだろ?
20世紀に比べて新薬開発が厳しくなってきてるのは確かなよう。昔から製薬会社では,ほとんどの研究者は一つも新薬を作り出すことなく終わるということだったが,作れる薬は既に作られていることや,既存薬を超える優位性が必要になってきたこと,副作用への警戒などからさらにハードルは上がっているらしい。三つの新薬を世に送り出した伝説の研究者による講演が,時代遅れもいいところの期待外れだったというエピソードが印象的だった。

0
2013年12月30日

Posted by ブクログ

2010年問題をはじめ、医療用医薬品の現状と今後を述べた内容。
利益追求とその果たす役割の大きさとのバランスをとる難しさや、
副作用問題、動物実験の問題、医療費の高騰等、
製薬業界の持つ特異性が改めて理解できる

人間の寿命を延ばすことが必ずしも社会貢献には繋がらないとあった。
全体で見ればその通りだと思う面もあるが、
個で見た場合は大きな貢献になっているのも事実。

製薬関連に勤めるビジネスパーソンには是非読んで欲しい一冊であり、
業界の責任の大きさを理解しておく方が良いと思える。

0
2013年04月27日

Posted by ブクログ

2011年問題をはじめとした製薬企業が直面している諸問題を紹介している。
業界のことがよくわかって面白かったが、特に有機合成分野の低分子医薬品は随分先が暗い印象だった。


著者も最後に述べていたが、これ以上の病気の駆逐に意味があるのかといわれれば確かに疑問ではある。
産業として今後も需要があることはわかるが、人類全体の利益になるかどうかはわからない。


あくまで合成分野から離れないで、製薬以外に面白い職はないか探してみたい。

0
2013年03月22日

Posted by ブクログ

医薬品業界はギャンブルのようなものとよく聞くが、それがとても、わかりやすく説明されていた。研究リソースをつぎ込んでも成功がいかに少ないか。近年ますますその傾向が増しているか。
以下のことも勉強になった。
医薬品の歴史が「天然化合物(発酵創薬)」「低分子医薬品」「高分子医薬品」という変化を経てきていること。
そもそもの医薬品の仕組み(ターゲットとなるタンパク質の働きを阻害する)について。

0
2013年01月13日

Posted by ブクログ

医薬品は想像をはるかに超える矛盾と関門をクリアし、ようやくモノになる。モノになっても想定内外の事象が次々と降りかかってくる。
生命関連商品であるため当たり前ではあるが、このような経緯を踏まえて存在しているものであることを、もっと広く知られるべきだろう。

0
2012年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。博打のような新薬開発、他社のヒット商品が欲しい為に会社ごとTOB。巨大な売り上げを誇る薬の特許切れは企業そのものの存続さえ影響を受ける。企業が巨大化すればするほど、潤沢な研究開発費で新薬が沢山できるかと言えばそうでもない、企業が大きくなればなるほど大型新薬の穴埋めは大型新薬が必要になり、開発の成功率が下がる。利益率だけをみれば他業界がうらやむほどの高さだが、薬の開発には大きな博打を打っている。

0
2011年09月12日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
全世界で七十八兆円、国内七兆円の医薬品業界が揺れている。
巨額の投資とトップレベルの頭脳による熾烈な開発競争をもってしても、生まれなくなった新薬。
ブロックバスターと呼ばれる巨大商品が、次々と特許切れを迎える「二〇一〇年問題」―。
その一方で現実味をおびつつあるのが、頭のよくなる薬や不老長寿薬といった「夢の薬」だ。
一粒の薬に秘められた、最先端のサイエンスとビジネスが織りなす壮大なドラマ。

[ 目次 ]
1章 薬の効果は奇跡に近い
2章 創薬というギャンブル
3章 全ての医薬は欠陥品である
4章 常識の通用しない七十八兆円市場
5章 迫り来る二〇一〇年問題
6章 製薬会社の終わらない使命

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2011年05月23日

Posted by ブクログ

医薬品業界の基本的な構造がわかる。

薬の開発プロセス、製薬会社のビジネスモデルなど。

特に、大手でもたった数種類の医薬品の売り上げが主な収益となっていることは驚いた。

非常にわかりやすく、今後の医薬品業界のことを知る一歩として良い一冊。

0
2011年03月24日

Posted by ブクログ

製薬会社のこれまでとこれからの話。医薬業界の構造的に今のままでは薬を創れなくなることは必至。新たなパラダイムシフトは起こりつつあるのでそこに期待するしかないとか。この構図って各種メーカー、コンテンツ業界にもあてはまるなぁ。変化しつづけるものだけが生き残れる。資本主義による自然淘汰の社会ですね。

0
2018年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者が製薬会社にいた当時、3つの医薬品を上市した伝説の先輩が研究所で公演をしたエピソードが興味深かった。そのレベルが現在の視点からするとあまりに基準からかけ離れて足らず、期待して出席した同僚たちは一様にきつねにつままれたようだったという。
この話は、著者が見事に概観して見せた医薬品業界をめぐる近年の変化の原因を象徴しているように思える。
文章は平易で分かりやすいが、コンサルタントや業界通の評論家より一段掘り下げた解説となっている。

0
2011年01月27日

Posted by ブクログ

医薬品業界の危機迫った状況がよく分かった。
2010年問題、新薬作りの研究の難しさ、新薬開発にかかる莫大な資金、企業統合、バイオシミラー、などなど。
勉強になりました。

0
2019年02月09日

Posted by ブクログ

医療関係者だけでなく、広く読んでいただきたい。
使用する側も多少の理解が無ければ、本当に創薬に未来は無く、守れるかもしれない大切な人を失うことになりかねない。
というのは大げさにしても、この本は事実を比較的客観的に書かれているので、読みやすいと思います。

0
2014年03月01日

Posted by ブクログ

読み終えてからタケキャブの薬剤説明を聞いたら泣くかもしれない、厳しい世界というのがよく分かる一冊。2010年を超えた今とこれからについての続編は読みたいけれど、筆者の問題意識や希望が最終章で分からなくなってしまったのが残念

0
2016年06月09日

Posted by ブクログ

製薬業界内にいた筆者が、不偏・理性的に中立の立場で功罪を述べている。薬害の悲劇、インパクトに心を奪われるのは人間である以上仕方がないが、分母(救われた人)の多さにきちんと目を向けるのも人間の役割である。
やや専門的で不親切と思われるところもあるが、読みやすくて得るところの多い本と思う。

0
2014年09月27日

Posted by ブクログ

有機化学美術館で知られる著者による業界実体験記。文章の調子や内容はブログのとおりなのだが、ひとつのテーマについてまとまって書かれているので読みやすい。あくまで研究者目線に徹して書かれているので、新薬開発の難しさとそれに対する経営陣や世間の無理解、というのが基本線。新薬開発に限らず開発一般についても言えるが、自称「開発」は新薬ほど難しくは無いケースがほとんどだろう。仕様書がなければ開発できない、とか、アホかバカかと。

0
2014年08月02日

Posted by ブクログ

製薬者目線。まあ当たり前だけど、確かに新薬開発への科学者のモチベーションは維持する必要あるし、そのための環境づくりも必要だとは思いました。

0
2013年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薬とは人智を遥かに超えて複雑な生体に副作用なく必要な部分にのみ作用する奇跡の産物。しかも経口の手軽さだ。誰しも頭痛、腹痛、風邪になれば必ずお世話になっている。ところが、このお薬、世に出るまでは様々な艱難辛苦を乗り越えなければならない。動物実験、臨床試験、副作用、役所の承認などなど。今や製薬は人類のあらゆる事業のうち最も困難なものの一つとなっている。入社以来、数十年毎日実験を繰り返しながらも、新薬を一つも生み出すことなく研究の現場を去る者がほとんどというのが、この医薬の世界。まったくのギャンブル。「薬九層倍」なる言辞が如何に一面的偏向的な誤謬に満ちたものであるかがよく分かる。2010年問題を境に医薬業界が直面する課題が丁寧に詳説されている。

0
2012年06月26日

Posted by ブクログ

医薬品と市場原理の関係が良くわかります。
日本でももっと医薬品を早く市場に出そうと思えば出せるはずなのに・・。

0
2012年06月23日

Posted by ブクログ

シュウカツで企業側にすすめられて読んだ。
すごくわかりやすく噛み砕いてあり、医薬品業界の現実、内部事情を知ることができました。
作者の方も研究開発の経験があるために、説得力もあり、本質をついていると感じる。

新薬を作るって一生をかけてもできない、でも挑戦する、それってすごいなー

0
2011年03月10日

Posted by ブクログ

クスリ業界についてわかりやすく書かれている。

おわりに述べられていた、例えガンを完治させる薬が完全したとして、それは人類に幸福をもたらすのか。って、確かにて思った。

長生きして自然破壊したりエネルギー消費したりでたくさん有害物質うみだしてしぶとく生き残る、まさにガン細胞みたいな存在。

自分の進路のことも考えさせられた。

何のためのクスリか。

0
2011年01月20日

Posted by ブクログ

前半はちょっと薄いが、後半の現状分析と今後について、諦めと希望の入り混じったような態度には共感できる。病態が解明されているような分野は既にやりつくされており、ゼロリスク症候群とでもいうべき安全基準の厳格化やモデル動物の不在などもあいまって、新薬は年々少なくなってきている。開発費の負担は重く、巨大メーカーにならないと「化合物を医薬へと進化させる」ことも難しい。ハイスループットスクリーニング(オートメーション化により数万件の化合物をスクリーニングできるようになった)、コンビケム(複数の側鎖を順列組み合わせで変更してゆく?)などの技術革新、抗体医療(大きい分子なので臨床試験で予想外の副作用が出にくい。反面、適応は感染症やリウマチなどに限られる)、RNA干渉、iPS細胞など新しい分野での創薬といった希望も語られる。

0
2011年08月07日

「ノンフィクション」ランキング