無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2011年05月28日
医薬品業界という産業は新薬を創りにくいものの、一つ一つの医薬が膨大な利益を生む観点から考えれば、非常に高収益でかつ不安定な業界特性だ。
膨大なR&Dを経て次々に登場する新薬から巨大な利益をあげ、世の景気に関わりなく右肩上がりの急成長を続けて来た医薬品業界が、本当にここに来て初めてつまずき...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月09日
本書は2010年科学ジャーナリスト賞を受賞した著書であり、著者自身が、医薬品メーカーの研究職の経歴があるため、業界裏事情を本音で書いた巧著である。
全世界で78兆円の市場の医薬品業界。
1位がアメリカで42兆円、二位が日本で7兆円。
凄い金額が動いている業界である。
日本とアメリカの違いにビックリす...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月30日
研究者としての経験も交えた創薬のお話。基本的なことから要領よくまとまっていて有益。4年ほど前の本で,来るべき2010年問題について詳しいけど,そういえばあの危機の顛末ってどうなったんだろ?
20世紀に比べて新薬開発が厳しくなってきてるのは確かなよう。昔から製薬会社では,ほとんどの研究者は一つも新薬を...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月27日
2010年問題をはじめ、医療用医薬品の現状と今後を述べた内容。
利益追求とその果たす役割の大きさとのバランスをとる難しさや、
副作用問題、動物実験の問題、医療費の高騰等、
製薬業界の持つ特異性が改めて理解できる
人間の寿命を延ばすことが必ずしも社会貢献には繋がらないとあった。
全体で見ればその通り...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月22日
2011年問題をはじめとした製薬企業が直面している諸問題を紹介している。
業界のことがよくわかって面白かったが、特に有機合成分野の低分子医薬品は随分先が暗い印象だった。
著者も最後に述べていたが、これ以上の病気の駆逐に意味があるのかといわれれば確かに疑問ではある。
産業として今後も需要があること...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。