「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~

「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~

880円 (税込)

4pt

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現代の我々を襲うリスクは、歴史や経験からは教訓を引き出せないものばかりである。何が、どれくらいの量あると、どれだけ危険なのか。イメージや先入観、本能の発する恐怖に惑わされずに、一人一人が定量的に考え、リスクを判定していくにはどうしたらよいのか。これ以上、身体的・経済的損失を出さないために……本書では、この時代を乗り切ってゆくために必要な「リスクを見極める技術」について、気鋭の科学ライターが教える。

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「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ゼロリスクを求めて、無視できるようなリスクを過大評価したりしないようにすべき。過大でも過少でもなく、適度にリスクを評価すべきだが、それにはいろいろと知識やノウハウが要る。その入り口を語る。

    原発事故に関して放射線の簡単な情報が書いてある。実際この程度の知識もなく騒いでいる人が今もいる。

    新型コロ

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    密度が濃い。どの章も分かってはいるけれど、目から鱗のネタが豊富でと書き口も説得力があった。

    1章は社会心理学的な総説。
    2章は天然好き、化学由来嫌いを斬る。
    3章は中国餃子をネタにリスクの基本。
    4章は発がんの恐怖の罠
    5章は血液ドロドロ論の罠
    6章:ホメオパシー、7章:放射能との適切な付き合い方

    0
    2016年08月07日

    Posted by ブクログ

    現代日本人必読と言っていい、良書。
    リスクはゼロにはできない、定量的に考えて行動せよ。
    書かれる事例、例えが時宜を得ていて引用したい箇所が非常にたくさんある。
    筆者は知識がありながら中庸で理性的、かつ、わかりやすい文章を書ける、得難い書き手と感じた。
    これだけ出来ると、ハードルを上げて、LD50の値

    0
    2014年09月10日

    Posted by ブクログ

    (記録)
    科学者の佐藤氏の著作。
    科学的見地から、世の中のゼロリスク信仰に一石を投じる本。
    分かりやすく面白い。

    0
    2014年06月09日

    Posted by ブクログ

    大学時代に習った内容もいくつかあった。
    食品添加物の基準値、トランス脂肪酸、ニセ科学、リスクはゼロにできないことなどなど
    考え方を学んだはずなのに、メディアが偏った内容を大々的に流すとそれだけが真実に思えるときがある。
    テレビで言ってたから、雑誌に載ってたから正しいわけではない
    いろんな側面からみな

    0
    2013年01月21日

    Posted by ブクログ

    ヒステリックにリスクを恐れるのではなく、正しくリスクを評価してトレードオフしながら選択していく必要性が非常に明快に書かれている.
    ゼロリスク希求症候群の現在に読んでおくべき本だと思います.

    0
    2012年10月06日

    Posted by ブクログ

    最近、メディアやネットを通じての炎上も度を越した「過剰反応」、企業ではオーバーコンプライアンスというように「ゼロリスク志向」を目にすることが増えた。やりすぎで、本末転倒になったり、逆に同じ貉として加担してしまっているケースだ。善悪二元論で分かりやすく、正義を演じる快楽にも浸りながら、つまりは思考停止

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    日本人はリスク評価と相性が悪い。減点法社会や同調圧力の影響だろう。リスクの中でも、恐怖心を煽るもの、制御不能のもの、人工的なもの、子どもに関わるもの、未知のもの、関心の高いもの等はリスク評価を謝りやすい。
    この本ではリスク分析の中でも特に筆者の専門の化学物質のリスクについて分かりやすく解説されている

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

     リスクを取ることを極端に嫌う国民性のためか、ゼロリスク信仰が蔓延している日本だが、リスクをゼロにすることはもちろんできないし、他のリスクが高まったりコストがかかり過ぎたりするらしい。
     原子・分子の話は正直何のことやら?だったが、人工より自然のものが良しとされる風潮や、発がん性のある添加物の本当の

    0
    2022年01月28日

    Posted by ブクログ

    ゼロリスク信者に対する私のもやもやを、明確に言語化してもらえたようで、大いにうなづきながら読んだ。
    この本が出たのは東日本大震災から1年半経った時だが、あれから6年半経とうとしているのに、まだ、豊洲問題で同じ過ちが繰り返され、政争の具にされた。新聞や雑誌、広告も相変わらず、ゼロリスクを煽る内容のもの

    0
    2017年11月08日

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