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Posted by ブクログ 2016年08月07日
密度が濃い。どの章も分かってはいるけれど、目から鱗のネタが豊富でと書き口も説得力があった。
1章は社会心理学的な総説。
2章は天然好き、化学由来嫌いを斬る。
3章は中国餃子をネタにリスクの基本。
4章は発がんの恐怖の罠
5章は血液ドロドロ論の罠
6章:ホメオパシー、7章:放射能との適切な付き合い方...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月10日
現代日本人必読と言っていい、良書。
リスクはゼロにはできない、定量的に考えて行動せよ。
書かれる事例、例えが時宜を得ていて引用したい箇所が非常にたくさんある。
筆者は知識がありながら中庸で理性的、かつ、わかりやすい文章を書ける、得難い書き手と感じた。
これだけ出来ると、ハードルを上げて、LD50の値...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月21日
大学時代に習った内容もいくつかあった。
食品添加物の基準値、トランス脂肪酸、ニセ科学、リスクはゼロにできないことなどなど
考え方を学んだはずなのに、メディアが偏った内容を大々的に流すとそれだけが真実に思えるときがある。
テレビで言ってたから、雑誌に載ってたから正しいわけではない
いろんな側面からみな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
日本人はリスク評価と相性が悪い。減点法社会や同調圧力の影響だろう。リスクの中でも、恐怖心を煽るもの、制御不能のもの、人工的なもの、子どもに関わるもの、未知のもの、関心の高いもの等はリスク評価を謝りやすい。
この本ではリスク分析の中でも特に筆者の専門の化学物質のリスクについて分かりやすく解説されている...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月28日
リスクを取ることを極端に嫌う国民性のためか、ゼロリスク信仰が蔓延している日本だが、リスクをゼロにすることはもちろんできないし、他のリスクが高まったりコストがかかり過ぎたりするらしい。
原子・分子の話は正直何のことやら?だったが、人工より自然のものが良しとされる風潮や、発がん性のある添加物の本当の...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
ゼロリスク信者に対する私のもやもやを、明確に言語化してもらえたようで、大いにうなづきながら読んだ。
この本が出たのは東日本大震災から1年半経った時だが、あれから6年半経とうとしているのに、まだ、豊洲問題で同じ過ちが繰り返され、政争の具にされた。新聞や雑誌、広告も相変わらず、ゼロリスクを煽る内容のもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月03日
今や何するのもリスク、リスク、リスク。対策、対策、対策と。
世の中息苦しい。
そしてリスクは、誰かが口に出した途端、抗し難い強制力を持つ。しかし、それが定量化されてない以上しょうがない側面もある。
本著ではリスクはまず、「あるのかないのか」(定性)、「ある場合はどの程度のものか)(定量)を判断し、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月23日
確証バイアスについて知りたかったので、ネットで検索したところ本書がヒットした。内容的には少しずれるような気がしたが面白そうだったので読んでみた。
人はなぜリスクを読み間違えるのかというテーマのところで、確証バイアスが出てくる。
確証バイアスとは、本書でも引用されているユリウス・カエサルの言葉「人間な...続きを読む
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