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空気のように、非常に身近でありながら、ほとんどその存在を意識されることのない「国道」。実は、この国道には不可思議なことが数多く存在する。・国道246号は存在するのに、国道60号や国道99号がない ・圏央道やアクアラインは高速道路なのに国道指定されている ・車が通れない商店街や階段が国道指定されている ・同じ国道なのに複数のルートがある 「国道マニア」として知られる著者が、こうした様々な謎を解き明かす。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
筆者の本職はサイエンスライター。本書は筆者の趣味を一冊の本にしてしまった。鉄道マニアは数多くあれど、国道マニアというのは珍しい。同じマニア達の協力も得ながら書かれたタモリ倶楽部的な本。 国道は高速道路と違い、道路法で定義が定められていながらもキッチリした規定はなく、そのため欠番があったり、標識の規...続きを読む格がいろいろだったり、「階段国道」や民家の間の人ひとりがようやく通れるような幅の国道、車が通れない山道など、マニアが「酷道」と呼んで親しんでいる変わった物が多数存在する。逆にフェリーの海上航路も「国道」認定されていたりと、距離も環境も様々。県道に至ってはその距離わずか7メートルというにわかに信じがたい場所もあるらしい。 ウチのすぐ近所にも国道のレアな場所が載っていてなんだか嬉しくなった。世の中いろんなマニアがいて、掘り下げていくと結構楽しめることがわかる、面白い本だった。
鉄ちゃんに対抗して、国道オタクがいるとは思いませんでした。国道は定義も無く、全国に面白い国道が沢山あるんだなと面白おかしく読めました。続編を期待します!!
日本に走る国道・県道などを通るのが楽しくなる本だった。趣味でバイクツーリングをするが、あまり気にかけていなかったので、今まで損していたなと思う。
良著。写真や地図も多く、引き寄せられる本。 アーケード国道やオメガカーブ、羽根尾の国道交差点も押さえながら、新潟市本町の複数の国道の起終点になっている交差点の紹介。 酷道や旧道の紹介など、本当に楽しく読めました。 続編を待ちたいです。
面白い。読みやすい。為になる。 なによりも章立てが素晴らしい。 名所紹介でグッと掴み、酷道で未知(道)のせかいへ引き込む。 歴史で全貌を俯瞰し、国道完走で旅をした気分になる。 レコードホルダーで笑い、国道標識で近所に想いを巡らせる。 都道府県道でさらに驚き、旧道への想いに共感する。 最後に、非国民...続きを読むの存在でマニアの究極像に触れる。 本当に面白い本だ。
国道含め道路好きな僕としては、お気に入りの1冊。酷道の数々だったり、階段国道…etc また番号の由来などなど、知識がたくさん知ることができた。 また、おススメの道路も書かれているので、行って見たいと思ったりする。
酷道というワードは知っていたけど、あらためて整理されて提示されるとおもしろい。 標識、旧道、完走など様々な楽しみ方があるようだ。 いきいきとしたマニアの方の熱量を感じられる。
何かにすごく詳しいことと特殊な性癖を持つ人というのはほぼほぼ同類なのかもしれない。 国道のことが気になって調べ始めたら知りたい気持ちを止められなくなってしまった、そんな人間の性を思いもよらず感じでしまった本です。 国道の沼に人々を落とそうと手招きをしています。 タイトル通り、不思議だなぁと思わず考え...続きを読むてしまう平和な本です。
国道マニアという存在を知った本。 1章 国道の名所を行く 有名な国道を紹介していく。階段国道とか 2章 酷道趣味 国道マニアの中で大勢力を占める酷道趣味について 3章 国道の歴史 法律的な 4章 国道完走 国道の始まりから終わりまで一気に走りきることを完走、何度かに分けて走りきることを塗り...続きを読むとか言う。 5章 レコードホルダーの国道たち 最も長い国道、反対に短い国道などを紹介 6章 国道標識に魅せられて 国道標識を撮影する趣味。ちなみに「おにぎり」というらしい 7章 都道府県道の謎 国道ではない都道府県道について 8章 旧道を歩く 国道が新しく作られた国道に代わっていき前の国道を旧道と呼称している。 9章 深遠なるマニアの世界 いろいろその他
国道にまつわるあれこれを、とことん楽しむ視点から紹介されている。著者の体験による情報もふんだんに盛り込まれていて良い。国道の歴史を通してみるお上のなさりようと国道マニアの目の付け所の細かさ、人のやることというのは複雑怪奇だと感じた。
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ふしぎな国道
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佐藤健太郎(ライター)
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