Posted by ブクログ
2015年04月05日
ーーー農耕開始から世界大戦まで、人類は地上にわずか0.08%しか存在しない炭素をめぐり、激しい争奪戦を繰り広げてきた。そして地球温暖化とエネルギー危機に直面する現在、新たな「炭素戦争」が勃発、その勝敗の行方は…?「炭素史観」とも言うべき斬新な視点から、人類の歴史を大胆に描き直す、興奮のポピュラー・サ...続きを読むイエンス。
先輩のすすめで。
面白かった。小説ばっかりでこういうのは読んでなかったから新鮮だった。
読みながらSFを読んでいるときの感覚と似ているような気がしたが
恐らく、現状の問題点や未来に対して前向きな姿勢がそう思わせていたのだろう。
内容は濃いけれど文章は平易で、世界史をあまり学んで来なかった自分でも楽しめた。
逆に学んできた人たちは、今までとは違う視点での歴史を目撃できると思う。
過去に学ぶことはもちろん多いが、後戻りすることに意味はない。
道は、前方にのみ拓かれる。