佐藤健太郎(サイエンスライター)のレビュー一覧

  • 医薬品クライシス―78兆円市場の激震―

    Posted by ブクログ

    医療関係者だけでなく、広く読んでいただきたい。
    使用する側も多少の理解が無ければ、本当に創薬に未来は無く、守れるかもしれない大切な人を失うことになりかねない。
    というのは大げさにしても、この本は事実を比較的客観的に書かれているので、読みやすいと思います。

    0
    2014年03月01日
  • 人に話したくなる数字と科学の話

    Posted by ブクログ

    色んな数字を元に多種多様な雑学を学べた。
    確かに人に話したくなる!
    会話の種になるので読んで良かった。

    0
    2026年08月27日
  • 番号は謎(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    システマチックに管理することの、ままならなさがよく分かる。

    どんな番号でも広く長く使われるうちに、桁が足りなくなったり、想定外の要素が追加されたりして、ルール通りには付番できなくなる。

    そこを新しいルールで一新することもあれば、工夫で乗り切ることもある。どっちにしても、当初の想定とズレていく。便利さ、分かりやすさが犠牲になることもある。でも、管理し続けるためには仕方ない。

    0
    2025年07月28日
  • すごい分子 世界は六角形でできている

    Posted by ブクログ

    副題、世界は六角形でできている。
    要するに炭素、炭素化合物の中でも有機化合物についての本。炭素をブロックに例え、自由自在、いろいろな物質を作ることができ、その凄さをこれでもかと主張する。

    確かに凄いのだけれど、残念ながら高校の化学、と言っても遥か40年以上もの昔の知識など覚えているはずもなく、分子式とか書かれてもあまりピンとこない。
    が、随所に不思議な魅力を感じるところがある。例えば、炭素の二重結合のうちの1つであるπ結合。π結合を作るπ電子。このπ電子が多種、多様な有機化合物を作り出している重要な要素になっている。この不思議なπ電子に、「お前、一体何者?」と問いかけたくなってしまう。
    せめてこのπ電子という言葉だけでも覚えておこう。

    おそらく内容の数割程度しか理解していないと思うが、とても面白く読むことができた。
    化学系の本ってあまり人気ないかもしれないけど、分子の世界、元素の世界って不思議な魅力を感じてしまう。

    0
    2025年06月16日
  • 世界史を変えた薬

    Posted by ブクログ

    この本が発行されてから約10年の間に新しい感染症が現れ、対抗策としてmRNAワクチンという新しい手段や治療薬が約1-2年というスピード感で開発された
    私たちが思っている以上に技術は日々発達していることを実感した

    0
    2024年11月26日
  • ChatGPTの法律

    Posted by ブクログ

    法律は難しい
    日本は諸外国に比べてAIに関しての規制はゆるめ
    AIで作成したものは指示した人が作成したことになるので所有権は作成指示した人になる。

    まだまだ未整備。。
    会社のChat-GPT は文章作成がメインのため、著作権問題までには至らなさそう

    0
    2024年03月13日
  • ChatGPTの法律

    Posted by ブクログ

    チャットGPTを利用する場合の法的論点がコンパクトにまとめられている。
    個人環境でチャットGPTを使用し、その成果物を業務等に使う場合は目を通しておくと良いと思う。

    0
    2023年11月04日
  • 国道者~拡幅整備済~

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  北海道・東北編
    第2章  関東編
    第3章  東海・中部・北陸編
    第4章  近畿編
    第5章  中国・四国編
    第6章  九州・沖縄編

    <内容>
    新潮社の単行本の文庫化。ただし単行本は『新潮45』連載時のフルエントリーではなかったので、全部ではないようだが、加筆・修正版。一つの国道が4ページ程度なので、サクサク読める。もう少し詳しめな地図や写真が欲しかったけど、しょうがないだろう。何カ所か行ってみたいところあり。

    0
    2022年12月28日
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~

    Posted by ブクログ

    人類のいろいろな夢への化学的アプローチがどの程度進んでいるか、2014年時点で最新の研究を紹介する本。不老不死や難病の治療については、こんな薬があるけど副作用が…とかコストが…とかの繰り返しになるのが少々退屈。環境化学やエネルギー問題の分野では、人工光合成や藻類によって二酸化炭素からエネルギーを生み出す研究で日本の研究者が先頭に立っているのは、驚きとともに日本人として誇らしく思う。また、今世の中はコロナ禍にあり、ウイルスやpcrの解説は興味深かった。あと、一人乗りヘリコプターはなぜか笑ってしまった。

    0
    2022年08月11日
  • 番号は謎(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    郵便番号や電話番号、スポーツ選手の背番号などあらゆる番号についての謎やその成り立ちなどを徹底した調査のもと書かれた1冊。

    電話番号やナンバープレートなど身近に溢れるものからプロ野球選手やプロストライカーの背番号、バーコードや原子番号に至るまでさまざまな番号について起源から豆知識まで紹介されており面白い一冊でした。

    初めは3桁程度で始まった電話番号が今の桁数に至ることや国道や電話番号など明治時代からでき、ここまでに至る変遷を知ることを本書でできました。
    電話番号やナンバープレートの数字に関する企業のこだわりや銀行や学校などの第○とつくところの成り立ちなども知ることができました。
    4や9などの数字の扱いもものによってまったく異なることや欠番にまつわる話など免許証やマイナンバーなどの数列の法則についても知ることができました。

    そんな本書の中でも永久欠番の考え方がスポーツによって違うことやテレビチャンネルの地域差や割り振りのルールなどは興味のある分野で印象に残りました。

    本書を読んで番号にまつわる様々なこだわりをもって出来た変遷を知ることができ、そのエピソードを調べた著者の苦労は大変なものであるとも感じました。
    私たちの生活と共存し、世の中に溢れる番号について知識を得ることができ、今後触れた番号について成り立ちなどに興味が湧くきっかけになる一冊でした。

    0
    2021年10月20日
  • 世界史を変えた新素材(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに  「新素材」が歴史を動かす
    第1章   人類史を駆動した黄金の輝き~金
    第2章   一万年を生きた材料~陶磁器
    第3章   動物が生み出した最高傑作~コラーゲン
    第4章   文明を作った材料の王~鉄
    第5章   文化を伝播するメディアの王者~紙(セルロース)
    第6章   多彩な顔を持つ千両役者~炭酸カルシウム
    第7章   帝国を紡ぎだした材料~絹(フィブロイン)
    第8章   世界を縮めた物質~ゴム(ポリイソプレン)
    第9章   イノベーションを加速させる材料~磁石
    第10章   「軽い金属」の奇跡~アルミニウム
    第11章   変幻自在の万能材料~プラスチック
    第12章   無機世界の旗頭~シリコン
    終章    AIが左右する「材料科学」競争のゆくえ

    <内容>
    佐藤健一郎の科学史のシリーズ。これは「材料化学」の世界。「素材」をクローズアップしたもの。周期律表の秘密(縦系列は性質が似ている)とか、地球には鉄よりもアルミのほうが多く存在している(それも倍近く)とか、雑学的な話も面白い。こうした物質が世界史を動かしていたことは、とても興味深いものだ。
      

    0
    2021年09月11日
  • 番号は謎(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    こういう知識に
    手軽に接することができるのが
    新書の良いところだなぁ〜と思う。

    郵便番号や市外局番がついた過程。
    道路や鉄道に関するさまざまなナンバー。
    野球やサッカーの背番号の秘密。
    バーコード、図書分類、ISBN…
    そして宇宙や原子の番号まで。

    他にも著者が興味を持った
    さまざまな番号に関する話題が。
    そういえば昔はNHK教育が
    12チャンネルだったっけね!
    ↑これが関西圏だけなのは
     何故かってことも載ってます

    0
    2021年07月27日
  • 国道者

    Posted by ブクログ

    <目次>
    略

    <内容>
    「新潮45」連載の記事をまとめたもの。著者は『ふしぎな国道』(講談社現代新書)などを持つサイエンスライター。文中でも言っているが、やや突っ込みに欠ける。それはどうも日本の道路行政が明治期から杜撰なこと、政治家の圧力が強くて、未知の曲がる意図が読みにくいことなど挙げられるだろう。ただ、田中角栄の話など著者は好意的に捉えている(まあ、高度成長期だったからね)。「酷道」もちらほらあるが、それよりも街中の国道の謎が多いかな?

    0
    2021年05月17日
  • すごい分子 世界は六角形でできている

    Posted by ブクログ

    カーボンナノチューブの発見の場面が面白かった。陽極で精製された新型大スター分子に皆んなの目が集まる中、陰極にこびり付いた煤を電子顕微鏡で覗いてみた人がたった一人だけいた、というのは、世の中の『変な人』を勇気付ける話だ。
    専門的なところは読み飛ばしたけど、エピソード的な部分だけでも化学の奥深さは十分垣間見ることが出来たかな。。

    0
    2021年04月10日
  • 世界史を変えた薬

    Posted by ブクログ

    薬品開発の歴史は、医学の歴史であることはもちろんだが、化学の歴史でもあるんだなあ。
    マラリアの薬キニーネも、鎮痛剤アスピリンも、もとは自然界に存在する(キニーネはキナノキ、アスピリンはヤナギの樹皮に含まれる)ものだが、それを化学的に合成できて初めて、大量に生産できるようになるのだ。

    この本は最初が滅法面白くて、ちゃんとした薬の歴史は浅く、ハーブ(薬草)なんかかなりマシな方で、(水銀を薬として使ったり、瀉血などの無意味どころか害になる治療をしたりというのは知っていたが)動物の血や糞尿、腐った肉なんてものを薬として使っていたと書いてあり、ゾッとする。病気は体に悪魔が入ることだから、追い出すために、悪魔が嫌がる汚物を体にいれたんだと。

    一番驚いたのは、「統計」という概念がなかったので、効いたかどうかをきちんと把握していなかったってとこ。
    壊血病とビタミンC、モルヒネの鎮痛効果と依存性、麻酔薬、消毒など今では一般人でも当たり前に知っていることも昔は知られておらず、古人が身をもって実験台になってくれてようやくわかったんだなあ、と感慨深い。

    ビタミンCを過剰に評価した天才化学者ポーリングのエピソードは、ノーベル物理学賞を受賞しながら心霊研究に没頭したジョセフソン、錬金術に25年も費やしたニュートンらのエピソードと合わせて「ノーベル賞科学者だから、教授や博士だからといって、無条件にその言葉をありがたがるべきではないことは、我々も肝に銘じておくべきだろう」(P40)って、ホントそうね。よく広告に○○博士推奨みたいなのあるけど、ニュートンクラスの超天才でさえおかしなことにこだわりだして変なことを言い出すんだから、その辺の先生なんかは推して知るべし。(もちろん金目もあり。明晰な頭脳持ち主コナン・ドイルが晩年妖精や降霊術にハマったことも思い出す。)

    エイズ治療薬を熊本大学の満家裕明博士が4つも開発したことなんか、日本人なのに全く知らなかった。もっと知られていいと思う。

    薬の歴史は化学の歴史でもあるが、人間の愚かさと賢さと努力の歴史でもあった。

    0
    2020年10月22日
  • 世界史を変えた薬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有名な薬が誕生した経緯を時代背景とともに紹介した本。「歴史のifを筆者と一緒に愉しんでいただきたい」と書かれているが、とくに「ifの物語り」は書かれていない。筆者が正確な記述に徹していることが感じられる点が大変気に入った。感染治療薬と鎮痛剤にフォーカスされている。

    心に残ったフレーズ:
    1.汚物薬の時代。病気は悪魔が体内に侵入したためにおこると考えらえていたため、悪魔が嫌う悪臭を放つ汚物が有効と考えられていた。
    2.不老不死の薬。移ろいゆく動植物でなく、永遠に変わらない姿を保つ鉱物の力を取り入れる、と考えられていた。
    3.薬効の判定の難しさ。医薬の効能の有無の議論は統計学が進展してからのこと。
    4.大航海時代の壊血病とビタミンC。
    5.マラリアとキニーネ。
    6.人類がもっとも古くから使用してきた薬は鎮痛剤、アヘン、10%のモルヒネ、アセチル基付加でヘロイン。
    7.麻酔薬の作用機序はいまだ不明。
    8.感染症治療薬のサルファ剤。
    9.抗生物質ペニシリンの発見、アレクサンダー・フレミング。
    10.鎮痛剤・アスピリン。ヤナギの木からサリシンが分離、鎮痛剤として使われるが、激しい胃痛を引き起こした。アセチル基を付加したアセチルサリチル酸、アスピリンが誕生。

    0
    2020年10月11日
  • 番号は謎(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    現代社会が番号で溢れかえっていることに気づいた著者が、無味乾燥な番号にもドラマが秘められていると、その謎に迫る。
    先ずは電話番号から解き明かす。
    現在では天気予報で使われている177番は、最初は大隈重信の電話番号だったそうだ。
    携帯電話の090-1234-5678番は、5500万円で取引されているとか、蘊蓄が次々と。
    今では行き渡っている郵便番号。
    その導入のためには、宣伝活動その他で当時の金額で約12億円も投じられたことには、驚き!
    無人島にも郵便番号は付与されていて、尖閣諸島は907-0004だそうだ。
    ナンバースクール=第一から第八までの旧制高校がスタートした時のこと。
    第九を巡っては、新潟県と長野県で九高争奪戦がヒートアップして、お互いを罵り合うまでになったため、八校で打ち止めになったとか。
    その他、自動車のナンバープレート、野球・サッカーの背番号、バーコード、図書分類や、果てはテレビチャンネルやマイナンバーまで、「番号という切り口を通して、人類の営みに光を当てるものにしたい」という、著者の思いが詰まった一冊。

    0
    2020年09月24日
  • 番号は謎(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    まえがき
    第1章  一〇桁は田舎者の象徴?~電話番号
    第2章  不思議な順序にはわけがある~郵便番号
    第3章  混沌と抗争のナンバー史~自動車のナンバープレート
    第4章  魔境を照らす一筋の光~鉄道にまつわる番号
    第5章  国道100号線が存在しないわけ⁈~道路にまつわる番号
    第6章  番号界の絶滅危惧種~ナンバー銀行
    第7章  プライドと序列意識の間で~ナンバースクール
    第8章  「四戸」はどこへ消えた?~地名と番地
    第9章  選手が背負うもう一つの顔~野球の背番号
    第10章  神様は10番が好き~サッカーの背番号
    第11章  サーキットに散った伝説の27番~F1レース
    第12章  腱鞘炎と防いだ縞模様~バーコード
    第13章  情報のいたちごっこは続く~図書分類
    第14章  数字に現れた出版業界の勢力図~ISBN
    第15章  無限に挑んだ男たち~天体の番号
    第16章  空き番号に潜むドラマ~欠番
    第17章  目に見えない神の数字~原子番号
    第18章  交響曲マイナス1番を書いたのは?~音楽
    第19章  視聴率はチャンネル番号で決まる?~テレビチャンネル
    第20章  ウインドウズ8は6.2~バージョン番号
    第21章  文化と見栄とプライドと~型番
    第22章  「究極の番号」は問題山積~マイナンバー

    <内容>
    番号にまつわるあれやこれやをまとめたもの。「新潮45」に連載した記事を加筆訂正、書下ろしを含むもの。まあ、よく探したな!が感想。もちろん、もっと深めることもできるが、このレベルを22個も並べたことにブラボーと言いたい。最後がマイナンバーなのは、痛烈な皮肉か? 

    0
    2020年08月27日
  • 化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~

    Posted by ブクログ

    対話形式は読みやすいけど、いまひとつまとまらない感じ。化学、というくくりで良いのかも疑問。
    刊行から数年たってるので、その後の技術的なアップデートが知りたい。

    0
    2020年08月16日
  • すごい分子 世界は六角形でできている

    Posted by ブクログ

    タイトルにすごい分子とあるから、無機有機問わず広く紹介しているのかと思ったら、芳香族化合物にフィーチャーしてて、少し騙された感が無きにしも非ず。副題をちゃんと読めっていう話ですね笑

    閑話休題。僕の有機化学の知識は高校化学レベル止まりので、その世界の広がりは予想以上だった。本書に書いてあるように、有機化合物で無機化合物の性質(例えば導電性とか)を再現できるのなら、人が生産する無機化合物で今後残るのは何だろう、と考えた。有機化合物には柔軟性などの特長があるわけだから、身の回りの製品は殆ど置き換わってしまうかもしれない。残るのは建物の骨組みとか構造物ぐらいしかない気がする。

    0
    2019年10月02日