佐藤健太郎(サイエンスライター)のレビュー一覧
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炭素の歴史といえば、「火の発見/活用」による(食材の軟化で)脳の発達にはじまって
穀物栽培≒炭水化物食により定住、人口増加…。
大航海時代になると新世界植物、食物だけでなくタバコや酩酊草、ゴム…火薬の威力により植民地支配…/近代化学の定量分析で分子構成の一部解明…/
1856年、リン酸肥料確保の必要からアメリカは「グアノ島法」を成立させ、グアノ=海鳥糞のある島に領有をアメリカ人誰でも宣言可とした→ウェーク島やミドウェー島領有。
1898年、英国科学アカデミー会長就任のクルックスは「文明は窒素肥料枯渇で衰退」と宣言→空中窒素固定法開発を促した。それは成功したが、高性能火薬や毒ガスも開発され第一次世界大戦の悲惨さをもたらした。
砂糖(分子構造を少し変えるとカロリーがなく甘みを感じる物質=人工甘味料ができるが、なぜ甘みを感じるかはわかっていない)
香辛料、うま味成分であるグルタミン酸といった食品、
そしてニコチン、カフェイン、尿酸、アルコール(エタノール)といった嗜好品にまつわるもの、そして
エネルギー源としての、ニトロ、アンモニア、石油…最近実用化されたシェールガス
「第4形態」サッカーボール状粒子=フラーレンの発見は1985年、星間物質の研究から偶然に得られた。早くも1990年にアーク放電を用いた大量合成方法が発見され、すでに活用して多くの工業製品がある。 -
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技術者ではなく何人かの弁護士が各章を受け持ってChatGPTを始めとした生成AI利用にあたっての注意点を具体的に説明してくれているのがこの本のポイントです。生成AIがもたらす利便性は多岐に渡り一般的なビジネスにおいて例えば翻訳用途に利用されるなど、ChatGPTが盛り上がる前から日常的に利用されるようになっています。
その場合問題になりえるのは情報の漏洩や著作権の侵害です。例えばなんの気なしにわかりにくい英文メールをChatGPTやDeepLを使って翻訳するという行為には既に個人情報漏洩に関するリスクが内在しています。オプトアウトが有効であっても、一時的にその情報はサービスプロバイダーに渡っているし、サービスプロバイダーはその情報を個人情報や機微情報そのものとは扱いません。おそらく全ての情報は等価に扱われます。もちろんセキュリティ面における安全への配慮は行っているものの、その情報が個人情報か機微情報かなんでもない一般的な情報かについて感知しないということです。
これまでもGoogle検索等の検索エンジン利用を通して様々な情報をサービスプロバイダーに流してきた可能性はあるわけですがLLMの場合それらの情報が学習に使われ、第三者のサービス利用に対するアウトプットとして漏洩するリスクがあることを常に考えて使っていく必要があります。
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Posted by ブクログ
素材が拓く歴史があり、歴史を通じて接し方が変わる。
◯金:近年、無用の価値だけでなく、有用な価値も発見。
・細長く延ばすことができ、伝導性に優れているため半導体電極とチップをつなぐ配線に使用(スマートフォン1台に30mg使用)
・ナノ粒子は有害物質分解、プラスチック素材製造の触媒機能がある
◯陶磁器:ファインセラミックスは高強度・高耐熱により、スペースシャトルにも用いられる。
◯コラーゲン:三重らせんの長い繊維として存在する得意なタンパク質。
・再生医療に不可欠な材料
◯鉄:安く大量に生産される材料。他の金属と合金にすることでさらに優れた性質を発揮すること、磁石になるうること。
・錆びない鉄、ステンレス
◯紙(セルロース):
・ブドウ糖のセルロース、アミロースの配列の違い -
Posted by ブクログ
地表における元素存在比0.08%の炭素が成り立たせる生命の世界。
我々の生活を支え、文明・文化のあり方に深く影響を与える物質を化学的視点から考察。
◯炭素が本領を発揮するのは、「化合物を作る」段階だ。今までに天然から発見された、あるいは化学者たちが人工的に作り出した化合物は7千万以上にも及ぶが、これのうち炭素を含むものはそのほぼ8割を占める。
・エネルギー源のグルコース、貯蔵形態としてのデンプン
・様々な化学構造で甘味を感じる不思議
・肉食、保存用途があった頃の香辛料の重要性。農業発達・冷凍技術で嗜好品化。唐辛子のカプサイシンは16世紀にアジアにもたらされて食文化を形成。発酵文化、新鮮な魚、穀物がある日本にはあまり浸透せず。
◯ニコチン、カフェイン、尿酸(プリン体)、エタノールの精神への影響、産業としての側面、文化の構成
◯エネルギー
・ニトロ:硝酸、衝撃に反応、珪藻土に吸収させてダイナマイトを発明
・アンモニア:本書で取り上げる唯一の無機化合物
生物の生育に必須元素、窒素固定は自然界では稲妻とマメ科根粒細菌のニトロゲナーゼのみ、採掘の限界、ハーバー・ボッシュ法による人工窒素固定、エネルギー大量消費の課題、毒ガスへの応用
・リン鉱石の採掘限界、2060年頃
・石油:現代のエネルギーの根幹。無機起源説等、未だわからない物質
・カーボンナノチューブ、人工光合成、オーランチオキトリウム等の新技術による新たな炭素循環 -
Posted by ブクログ
リスクを取ることを極端に嫌う国民性のためか、ゼロリスク信仰が蔓延している日本だが、リスクをゼロにすることはもちろんできないし、他のリスクが高まったりコストがかかり過ぎたりするらしい。
原子・分子の話は正直何のことやら?だったが、人工より自然のものが良しとされる風潮や、発がん性のある添加物の本当の危険性についてなど、なるほどと思う内容がたくさん。以前シリーズで読んだ『〇〇の危険度調べました』の著者を名指しで挙げ、反対意見を述べておられたのが大変興味深かった。
何事もきちんと調べて、何となく怖いから禁じる・叩くではなく、正しく知ることに尽きる。著者のコロナ関連の出来事に関する意見が知りたい。 -
Posted by ブクログ
国道マニアという存在を知った本。
1章 国道の名所を行く
有名な国道を紹介していく。階段国道とか
2章 酷道趣味
国道マニアの中で大勢力を占める酷道趣味について
3章 国道の歴史
法律的な
4章 国道完走
国道の始まりから終わりまで一気に走りきることを完走、何度かに分けて走りきることを塗りとか言う。
5章 レコードホルダーの国道たち
最も長い国道、反対に短い国道などを紹介
6章 国道標識に魅せられて
国道標識を撮影する趣味。ちなみに「おにぎり」というらしい
7章 都道府県道の謎
国道ではない都道府県道について
8章 旧道を歩く
国道が新しく作られた国道に代わっていき前の国道を旧道と呼称している。
9章 深遠なるマニアの世界
いろいろその他