中川右介のレビュー一覧
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江戸川乱歩と横溝正史。ある程度以上のミステリー(この場合は探偵小説と言った方がふさわしいか)ファンならば、この名前に、ドキドキやワクワク感、あるいは畏敬の念といったものを感じるのではないだろうか、
と言いつつ自分は、角川文庫ブームのときに横溝作品に触れたものの、乱歩についてはミステリーの紹介者、啓蒙者の立場からの評論から読み始まり、「孤島の鬼」や「陰獣」にハマり、少年探偵団シリーズは比較的最近読んだという読書遍歴である。
本書は、作家としても編集者としても活躍した、友人でありライバルでもあった両者が時に交わり、時に離れた、その関係性に焦点を当てて描いた、二人の評伝である。
こ -
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少女漫画版「トキワ荘」として知る人ぞ知る「大泉サロン」については、確かこれまで完全な第三者による単著はないはずで、その点だけでも価値がある。ただし、「トキワ荘」と比較して資料が圧倒的に少なく、当事者のあいまいな記憶に依拠せざるをえないため、基本的な事実の確定すら覚束ない。同著者の『手塚治虫とトキワ荘』では徹底した史料批判で事実の確定に努めたが、依拠資料の少ない本書では、結局誰がいつ「サロン」に出入りしていたのかという問題すらはっきりしない。キーパーソンである増山法恵には取材したような記述はあるが、非協力的だったようで、他の関係者には改めて取材はしていないようなのも、叙述の精度を落とす結果とな
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少なくとも私の世代のクラシック好きにとって、フルトベングラー、カラヤン、チェリビダッケは大御所中の大御所。知らないものはないだろう。
フルトベングラーは神の様な存在とされるのに対し、カラヤンはステレオと映像時代の寵児、チェリビダッケは仙人(孤高とも言う)として扱われ同じ立ち位置ではなかった様に思う。
3者の確執については漏れ聞いていたが、ここまでのものとは知らなかった。著者はあくまでも自身の推測としながらも、何年何月何日に誰がどこにいた事まで調べ上げての推測には説得力がある。
それにしても神とも崇められる硬派(見た目)フルトベングラーが、実は優柔不断で女好きであった事に自分の中で信じたく -
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SMAPの結成自体は昭和末期の1988年であるものの,そのCDデビューは平成に入って3年後の1991年を待たねばならなかった。また,「SMAP解散」をメディアが報じたのは,明仁天皇が譲位の意向を示すお言葉を発された6日後の2016(平成28)年8月14日だった。そういう意味で,SMAPの歴史を平成の時代になぞらえるのは,よくある切り口だが,本書は,「平成という時代の歴史を,SMAPを全面に立てて概説する試み」(7頁)として執筆された点で,非常に興味深いものであった。
ただ,同年内のSMAP解散までに刊行を予定していたからだろうか,著者・中川右介さんによるこれまでの作品と比較すると,本章の内 -
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何故、「昭和四十年代」ではなく「1970年代」なのかといえば、そこはやはりガンダムを入れるため、なんでしょうねぇ。(営業政策的に)
で、70年代の掉尾を飾るガンダムを語るにあたって、
1.トリトン→ヤマト→ガンダム
2.マジンガー/ゲッター→ライディーン/コンV→ザンボット/ガンダム
というラインは語られるのだけど、もう一つの重要なラインが全く語られていない。
3.ガッチャマン→キャシャーン→ザンボット/ダイターン/ガンダム/イデオン
である。
1が富野ライン、2が安彦ラインなら、3は大河原(メカマン)ラインであり、3番を抜きにはガンダム(ひいてはサンライズ)は語れないはずなのだが、 -
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ネタバレ<目次>
はじめに
第1章 静かに生まれた国民的キャラクター~『ドラえもん』(1970年)
第2章 ウルトラ・シリーズの再出発~『帰ってきたウルトラマン』(1971年)
第3章 石ノ森・東映ヒーローの誕生~『仮面ライダー』(1971年)
第4章 スーパーロボットの出現~『マジンガーZ』(1972年)
第5章 少年も読む少女マンガ~『ポーの一族』『ベルサイユのばら』(1972年)
第6章 アニメ新時代の幕開け~『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)
第7章 ニュータイプのアニメ~『機動戦士ガンダム』(1979年)
<内容>
1970年代の特撮・アニメを振り返りながら、その裏事情などを記