中川右介のレビュー一覧

  • すっきりわかる! 超訳「芸術用語」事典

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    まあ、PHP文庫に何を期待しているんだ?と言われれば、それまでなんだけど。
    知ってる言葉は、読んで物足りないし、知らない(分からない)言葉は、やっぱり読んでも分からない。
    難しい言葉や概念を、簡単なワンフレーズにまとめて言い換えるって、魅力的だけど、やっぱり言い換えると、そこからこぼれ落ちる部分があるということか。
    あっでも、この手の本には珍しく、読者を完全に馬鹿にした感じが出てないので、文章には好感を持てました。

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    2015年12月19日
  • 悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東

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    面白かった・・・のだが、スターリン、ヒトラー、毛沢東、この3人については、それぞれ1人1人にこのテーマで本があってしかるべきだと思うので、それを無理矢理1冊の本にぎゅっと詰め込んでいる感は否めない。
    また、1人書き切ってから次の人・・・という順番ではなく、ざっくり言うと頭角を現すまで、権力を握るまで、その後の3部に分けて、それぞれの部で3人を並べて書いているため、流れがいったん断ち切られてしまい、確認のため前に戻って読み直すことも何回かあった。3人のそれぞれのライバルの名前もたくさん出てきて、どのライバルがどんなタイミングで現れたのかなど、この書き方ではわからなくなってしまう。
    ということで、せっかくのいい内容が、ページ数と構成の問題で、魅力が損なわれてしまっている印象を受けた。なので☆は3つ。巻末に掲載されている参考文献にじっくり当たって、本書の肉付けをしていきたいと思う。

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    2015年10月18日
  • 出版社社長兼編集者兼作家の購書術(小学館新書)

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    本を買うことが好き、という、本屋さんが好き、とはちょっと違う視点から著者と本との関わりをまとめた本。

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    2015年03月18日
  • 出版社社長兼編集者兼作家の購書術(小学館新書)

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    本の買い方のコツから始まり、本に関するあれこれが書かれている。
    「?」な箇所もあるけど、著者が本が好きで本の存在そのものに愛情を持っていることは、間違いなさそう。

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    2015年03月09日
  • 出版社社長兼編集者兼作家の購書術(小学館新書)

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    読書に関する本は多く見かけるけど、本を買うことに関しての本は珍しいので、購書しました。


    荒俣さんの「喰らう読書術」もそうだったけど、作品を書くために資料(本)を集める人と一般人は全く本との向き合い方が異なるよね。
    でもわたしも本への愛として、これからも買うことを続けたいと改めて思いました。

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    2015年03月05日
  • 源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか 『ドラえもん』の現実

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    ドラえもんって、藤子F不二雄って、めちゃくちゃすごかったんだなって感動した。
    こんなに壮大なパラレルワールドストーリーだったなんて。

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    2015年01月28日
  • 悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東

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    スターリン・ヒトラー・毛沢東の権力掌握術と使い方についての本
    三者三様だけど、共通しているのは他人を信用しないということ

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    2014年09月04日
  • 悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東

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    タイトルを見て、買ってしまった。出世というキーワードで、3人に纏わる政治史を追っていく内容で、時にビジネス本のようなまとめ項目を設けている。ドイツ、ソ連、中国の近代史自体がそこまでなじんでいなかったが、平易で読みやすかった。

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    2014年07月28日
  • 源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか 『ドラえもん』の現実

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    ネタバレ

    「ドラえもん」を考察するにあたって、本編だけでなくて劇場版のシリーズや、「のび太の結婚前夜」みたいなビデオ版の中編アニメの話まで含めての考察だったので、その辺に関しては信頼性が高いと思います。
    学年誌掲載の関係で、第一話が数種類あるとか、最終回も数種類あるとかっていうのはこの本で初めて知りました。
    ただ・・・ドラえもんを通して社会を見るという視点はちょっと失敗だったのではないかなと思います。
    特にドラえもんとスクールカーストの関係についてやジャイアン・スネ夫は民主党政権?っていうのは首をかしげてしまう。
    スクールカーストの上位に来る人たちが皆、「みんなに好かれる人気者」とは言い難いという事実、この著者は知らないんじゃないの?

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    2014年04月14日
  • 歌舞伎座誕生 團十郎と菊五郎と稀代の大興行師たち

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    サブタイトルにある”稀代の興行師たち”とは幕府官許の江戸三座森田座の座元守田勘彌、歌舞伎座建設の中心人物となる福地櫻痴、金貸しで興行の金主となる千葉勝五郎、田村成義らを指すが、本書の主要人物と言えばもっぱら守田勘彌である。
    本来は福地櫻痴こそが本書の主人公となる筈だが、そのあまりに波瀾万丈な生涯を前にすると他の奇人たちが霞んで見えてしまう。
    書名から歌舞伎座誕生の経緯を描いたノンフィクションを想像するが、安政七年(1860)悲劇の立女形澤村田之助のデビューから明治36年九代目市川團十郎の死までの長いスパンを描く渾身のノンフィクション。
    金と欲、プライドの激突、義理と人情が渦巻く当時の劇界。
    そしてあまりに多い火事による劇場の焼失。
    歌舞伎座建設の立役者となる福地櫻痴について描くために前半部分は当時の政界の抗争がまた丁寧に描かれ、政治部分だけとっても読み物として十分手応えがある。

    本書タイトルが損をしているようにも思えるが、やはりこれしかないようにも思える。

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    2013年12月05日
  • 坂東玉三郎 歌舞伎座立女形への道

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    いまいち玉三郎の「奇跡」感が理解できなかった。とにかく美しくて妖しくて人気があったから、役者の家の出ではないのにトップの女形になれた、ということでしょう?
    と、こう思ってしまうのは、一昔前(だけか?)の歌舞伎界がいかに旧態依然としていたかをわかっていないからかなあ。家柄の重大さを。

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    2013年10月04日
  • 昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃

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    三島由紀夫の文学論に直接触れるのではなく、時代を共有した諸氏100名以上の回想を述べることで、却って三島由紀夫がどういう存在だったのか、そして昭和45年とはどのような雰囲気の時代であったのか、断片的にとはいえ分かり、非常に面白かった。

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    2013年04月16日
  • グレン・グールド

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    コンサート活動をしていた頃メイン。J・ディーンやプレスリー、サリンジャー、サガンなども示し、グールドが活動する時代のイメージを膨らませている。演奏家によるライブの位置付けの違いなども興味深い。ライブ時代がメインである以上仕方ないが、尻切れトンボの感はある。

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    2013年03月06日
  • グレン・グールド

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    これを読むまで、グレン・グールドというピアニストを知らなかった。
    ゴルドベルグ変奏曲のCDを買って、最近はけっこう聴いている。

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    2012年12月23日
  • 坂東玉三郎 歌舞伎座立女形への道

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    再読です。以前、小倉で購入した記憶がある。多分、玄人は、この本嫌いだと思います。あなたが、僕のような素人ならば、面白いと思います。玄人には、絶対にお勧めできません。

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    2012年09月24日
  • 世界の10大オーケストラ

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    ネタバレ

    下記10楽団を、カラヤンとの関わりを規準に、設立から現在に至る、各楽団の成り立ち、方向性、演奏史などを鳥瞰している。

    ①シュターツカペレ・ベルリン
    ②NYフィル
    ③レニングラード・フィル
    ④ベルリン・フィル
    ⑤ロイヤル・コンセルトヘボウ
    ⑥チェコ・フィル
    ⑦イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団
    ⑧フィルハーモニア管弦楽団
    ⑨パリ管弦楽団
    ⑩ウィーン・フィル

    世界の楽団には、歴史(戦争との関わり)やドラマ(指揮者の仲・タイミング)があるんだと学ばせてくれた1冊です。
    それにしても、小澤征爾はラッキーな指揮者ですね。笑

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    2012年04月14日
  • 第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話

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    「第九」の誕生から現代までの歴史をエピソードたっぷりに教えてくれる。軽い読み物としては楽しめる。

    自分の持ってる「第九」のCDの指揮者(バーンスタイン、フルトヴェングラー、カラヤンなど)が、どういう人で、どういう考えで「第九」を指揮していたかということも分かったりして面白かった。

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    2011年12月22日
  • 二十世紀の10大ピアニスト

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    ネタバレ

    軸になるのはホロヴィッツとルービンシュタイン、そしてラフマニノフです。

    二十世紀という激動の時代を生きた偉大なピアニストたちが互いに人間として絡み合いながら、その芸術を高め合ったりライヴァル視したりしていた様子が編年体で語られています。おかげで誰か一人の本だけ読んでいては分からないお互いの関係や政治というものに翻弄された様子がよくわかって面白かったです。

    それにしても皆、なんて素晴らしい名演を遺してくれたことか!

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    2019年03月22日
  • 坂東玉三郎 歌舞伎座立女形への道

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。
    三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。
    一方。
    女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。
    かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。
    これは未曾有の奇跡なのだ。
    彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。
    葛藤と相克の四十年。

    [ 目次 ]
    第1章 玉三郎と三島由紀夫―莟の花の発見~一九七〇年(澁澤龍彦の玉三郎「発見」;国立劇場と歌舞伎座 ほか)
    第2章 玉三郎と守田勘彌―深謀遠慮の時期一九七〇~七五年(海老玉として売り出す;守田勘彌家の歴史 ほか)
    第3章 玉三郎と歌右衛門―立ち塞がる女帝一九七五~八五年(第一節桜姫―一九七五年;第二節シェイクスピアと泉鏡花と三島由紀夫―一九七六~七八年 ほか)
    第4章 玉三郎とさまざまな世界―歌舞伎を越えて一九八六~二〇〇一年(歌舞伎と新派以外の玉三郎;クラシック音楽とバレエと玉三郎 ほか)
    エピローグ 歌舞伎座さよなら公演―あるいは御家再興二〇〇九~一〇年

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年06月05日
  • 十一代目團十郎と六代目歌右衛門 悲劇の「神」と孤高の「女帝」

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    戦後、大衆からの絶大な人気を誇り、市川宗家の名跡のもとで劇界を背負う宿命を負った立役、十一代目團十郎。
    妖艶な美貌と才芸を武器に、人間国宝、文化勲章などの権威を次々手にして這い上がった不世出の女形、六代目歌右衛門。
    立場の異なる二人が一つの頂点を目指したとき、歌舞伎界は未曾有の変革を孕んだ―。
    華やかな舞台の裏に潜む、人間の野望と嫉妬、冷徹な権謀術数の数々。
    最大のタブーの封印がいま解かれる。

    [ 目次 ]
    第1章 海老様ブームと歌右衛門襲名―~一九五一年(市川海老蔵;中村歌右衛門;戦争と平和;歌右衛門襲名)
    第2章 始動と雌伏―一九五二年~一九五五年(天覧歌舞伎;大佛次郎と三島由紀夫;歌右衛門の新しい試み;吉衛門一座の亀裂)
    第3章 模索と分裂―一九五六年~一九六二年(一九五六、五七年―模索する役者たち;一九五八年―海老蔵のストライキ;一九五七年―嵐の前;一九六〇年―公的栄誉と国際的評価;一九六一年―分裂と決意)
    第4章 神の復活と死―一九六二年~一九六五年(一九六二年―襲名;一九六三年―團十郎の迷走;一九六四年―「團十郎問題」;一九六五年―神の死;歌舞伎の変容)

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    2011年06月05日