【感想・ネタバレ】現代の名演奏家50 クラシック音楽の天才・奇才・異才のレビュー

あらすじ

非凡な才能を持つ音楽家同士の交流は深く激しい。帝王カラヤンに見初められ女王の道を駆け上がった天才少女ムター(Vn)、グリモー(Pf)とアルゲリッチ(Pf)という美貌と野性味溢れる新旧異才の共鳴、反体制を貫きソ連国内でほぼ演奏できなかったロストロポーヴィチ(Vc)を復活させた小澤征爾…。彼らは何をきっかけに師弟やライバル、恋人となったか。時に対立し、それは音楽にどう影響したか。自らの才能だけを頼りに栄光を掴みながらも戦争や冷戦に翻弄される天才たちの50の邂逅の物語が、現代クラシック界の1枚の相関図として浮かび上がる。

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Posted by ブクログ

著者によると、名演奏家たちのエピソードを集めた20世紀クラシック音楽界人物交遊録集。音楽家たちの、それぞれの人生のある瞬間、ある期間の、他の音楽家との交流に焦点を当てて描かれている。師弟、友情、ライバル、恋愛、私淑といったさまざまな音楽家同士の交流。音楽の素養が無い私にとって、歴史のある一瞬に切り結ばれる音楽家たちの「物語」にしびれた。音楽を聴く際、手元に置いて、何度でも読み返したい。

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2017年06月18日

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