【感想・ネタバレ】玉三郎 勘三郎 海老蔵 平成歌舞伎三十年史のレビュー

あらすじ

玉三郎、勘三郎、海老蔵を通して描く歌舞伎現代史。

昭和の名優たちの「神々の黄昏」として始まった平成歌舞伎。歌右衛門が選んだ後継者は玉三郎だった。その玉三郎が、次の阿古屋を発見するまでの物語と並走する、勘三郎の歌舞伎の可能性への奮闘と、その断ち切られた未来。そして、悲劇を乗り越えて團十郎へと向かう海老蔵。

歌舞伎座では舞台に一緒に立つ機会がごくわずかしかなかった三人を、本の上で共演させた、ここにしかない、平成歌舞伎。

【目次】
第一話 神々の黄昏
第二話 二人阿古屋──歌右衛門から玉三郎
第三話 勘九郎の国盗り物語
第四話 若き獅子たち──海老蔵と勘三郎
第五話 歌舞伎座さよなら公演の向こう側
第六話 澤瀉屋の「恩讐の彼方」
第七話 三つの悲劇

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Posted by ブクログ

三分の二ほどは、ちょうど見てきた時代のことだったので、いろんなことを思い出しながら臨場感を持って読んだ。確かに、あんなに舞台に出ていた中村屋さんや先代の猿之助さんがもう舞台に出ることはない(猿之助さんだってもうそうそう出られないだろう…)と思うと何か不思議な気持ちになる。ただ、あんなに出て持たないよなぁ、、と思ってもいた。本当にさみしい限り。。

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2020年03月30日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
勘三郎が突然、消えた。玉三郎は幽玄の境地に。海老蔵は團十郎襲名へ。平成歌舞伎へのオマージュ。

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2021年04月18日

Posted by ブクログ

玉三郎の阿古屋。一つの演目を軸に過去・現在・未来が語られ、そしてその芝居を観たいと思わせる役者たち。伝統文化の果てしなさをまた認識。

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2020年06月01日

Posted by ブクログ

平成の歌舞伎を振り返る。
中川右介の近年の歌舞伎本は大体読んでるし、Webの記事も見つけたら読んでるので、特段目新しい情報はなし(あ、でも玉三郎スクールの『阿古屋』は見に行けばよかった…とこれを読んで後悔した)。ただ、好みの方向性は合うので、年に一度くらいこの人の著作を読むのは楽しい。
そろそろ『国宝』読むか…。

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2019年10月14日

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