茅田砂胡のレビュー一覧
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ネタバレ≪内容覚書≫
デルフィニア国王妾妃のポーラが休日をもらった。
行く先は、あやしさあふれる「魔法街」。
こっそり護衛につくリィとシェラだったが、思わぬ事件に、
巻き込まれ、お馴染みの顔ぶれとともに東奔西走。
はてさて結末は?の「ポーラの休日」
「王と王妃の新婚事情」は、戦場とは言え、
結婚したてのお二人の夜の天幕な内のお話。
「シェラの日常」は、シェラがお仕事をがんばるまさに日常。
画集等への中短編をまとめた懐かしの一作。
≪感想≫
今回は、すべてのお話でシェラが目立ってたなぁ。
シェラ好きとしては、至福の一冊。
相変わらず、ちょっとしたツッコミが面白い。
話もキャラもライノベの王道のように思えるが、
それでもやはり他のものより面白いと読めるのが不思議でならない。
惑星の方は、周りが「びっくり人間」で固められすぎていて、
なんとなく物足りない。
デルフィニアは、普通、とは言い切れないが、
まぁ、王妃たちに比べたら普通に分類される人たちが、
きちんと彼らを受け入れてくれているのが、読んでいて嬉しい。
デルフィニアの短編は、これからも楽しみにしたいシリーズ。 -
クラッシュ・ブレイズ12 追憶のカレン
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ファンタジー。 続編。SF~。
金銀、黒、+夫妻等々登場。再度登場は、お人好しのグレン警部と、諜報屋さん。(この人は記憶に残ってないなー)
主役はシェラ。
彼が行方不明になり、リィとルウは探しに出かける。
最後に目撃されたシェラはカレンという少女と出会い、出かけたという。
そして、カレンが死体で見つかり、周囲(リィたち除く)はシェラの生存を絶望視する中、ルウの手札はシェラの生存と、帰ってこない理由が『恋の矢』。
金持ちって無茶するなー、というお話。
シェラは怒ると実に粘っこい殺し方をする。
カレンはやや自己中っぽい女の子に見えたけれど、シェラがこんなに気に入ってくれるというのはきっと可愛かったのだろう。 -
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ファンタジー。 何巻目だろう?
金銀、黒、+レティ、ヴァン、夫妻、ジンジャー等々登場。
メインは。
金。ヴァン。夫婦。要にジンジャー。金の姉のドミ。
ドミ(15歳)が手ひどくけなされたことに腹を立てたリィ(一応13歳)。
彼は19歳の女の姿になって、相手キアラン(大学生)をこっぴどく振るという計画を立てる。
ところが、キアランがああいう振る舞いをしたのは、彼のロリコンな友人ダリルがドミを気に入りそうだったからであり、それを阻止するためだったことがわかる。
それでも首尾良く、完璧に振ってやるリィ。真相を確かめようと、翌日ダリルを訪ねるが……。
キアランは普通に人が良い人なのでした。
ダリルは邪悪です。最低です。
んでもって。このリィ女装計画の裏側では、誘拐事件やら、ジンジャーとヴァンのデートやら、あの夫妻のおめかしデートやらが進行。
普通に、ちゃんとデートしようとしていたのは、怪獣夫妻だけで、あとはみんな裏あり。
そして、夫妻は別の事件に巻き込まれて、ちょっぴり暴れるはめに。 -
クラッシュ・ブレイズ10 サイモンの災難
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ファンタジー。 何巻目だろう?
金銀、黒、+レティ、ヴァン、夫妻、ジンジャー等々登場。
映画監督のサイモン。
彼はヴァンツァーを見つけて「役にぴったり」だと、ナンパもとい、スカウトしようとする。
あまりにも本質を突くサイモン(リィを光の戦士といい、ルウは大地の精霊、シェラは守護聖獣、レティはテロとかやりそうな稀代の犯罪者、ヴァンツァーは一人もくもく地味に犯罪練るタイプ、と)に、ヴァンツァーは危惧を覚えて、この星から追い出そうとあれやこれやとやるのだが、巧くいかない。悪気はないので。
サイモンは25年前の殺人事件の重要証言(すでに当人は忘れている)をしてしまったために、命を狙われる。
だが、命を狙った連中は在る意味、正解な気がする。
お話、物語の主人公として、ぺらぺらと相手の本質をこんだけ喋っちゃう男だ。
殺しておく方が吉、であろう。レティだってこの男を巧く始末できないかと考えたぐらいだ。
悪気がない、下心もない、サイモンはみんなに愛されて。
あの夫婦とジンジャーに守ってもらい、居合わせたリィが弁当の中の毒(致死の食中毒菌)に気がついて、被害を最低限に抑え、ヴァンとレティ、ルウも一枚二枚噛んで、機材を怖そうとするならず者をやっつけたり、狙撃班を捕まえたりして、サイモンは無事。 -
クラッシュ・ブレイズ8 ミラージュの罠
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ファンタジー。 何巻目だろう?
学園物にしたいのかね、作者。(無理です)
金銀、黒、+レティ、ヴァン登場。
夫妻は出てこない。
ダグラス君が再度登場。
人を疑うことを知らない、真っ正直な彼が命を狙われ、リィが彼を守ろうとしてます。
不自然なことこのうえない策を練る敵。
「一日笑いたいのを堪えた」とリィが言いますが、本当に。
雨も降っていないのに、がけ崩れ。川で人が溺れ、崖から人が転落してぎりぎりのところで枝にひっかかり。
すべてリィがなんとかしたので、ダグラス君は事なきを得ますが。
彼が人間不信にならなかったが気になるところです。
最後にはきちんと人が疑える子になりました。(めでたしめでたし -
クラッシュ・ブレイズ7 大峡谷のパピヨン
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クラッシュ・ブレイズ5 オンタロスの剣
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金銀闇の天使シリーズ。ファンタジーのような、SFのような。学園物というけれど、学園物にしたければ、キャラを学園に留めておいてください、茅田さん。。
今回のテーマはガラスの仮面……。
いやーな感じの敵です。最近になって、こういう不愉快な敵がよく出てきます。
曰く「自分の命は何よりも尊くて大事。他人の命は虫けらと同じ」。
ひどい人体実験などなど。
今回はルーが酷いことになって、はらはらしますが、それでもなんとか蘇って一安心。
でも、このシリーズ……話が進んでない気がします。
人外魔境と戦わないと、これって完結しないのでは?
(つまり、この巻もいわば番外編なわけですか?)
芝居にのめり込む女の子が出てきます。役になりきり、のめりこんでしまう北島マヤタイプ。
彼女は半神の女性役をやるので、リィが見本を見せてあげたり色々します。
彼女にはリィの美貌や、ましてやヴァンツァーの色気にも、まったく興味が無い舞台一筋の少女だったので、かえってこの二人から好かれます……。
でも、脇キャラです。この巻、一発限りでしょう。(普通に可愛いのに……。
誰からもまっとうに愛されるキャラ。応援したくなっちゃうタイプ。
茅田さんでは珍しいタイプの女の子では? -
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改めて読むと「俗悪な敵を常識知らずの手段でぶっ潰す」って構図は共通してるのに、なんでクラッシュブレイズシリーズはイライラしてデルフィニア戦記はそうでもないんだろう、と思ってたんですが、シェラの日常を読んでわかった。
クラッシュブレイズでリィたちが人助けをするのは言ってしまえば趣味で、社会的な立場は(色々コネはあるけど)助けられる側の一般市民と変わりないし、リィ自身も一般市民を目指している。つまり「一般市民が一般市民を助ける」という対等な関係のはずなのに、リィたちは一行以外の人物を助けることはあっても助けられることはなく、リィたち以外のキャラがほとんど引き立て役に終わってるのがモヤッとする。
に対し、デルフィニア戦記でリィが人助けするのは、心情的にはそう変わらなくても、そこには「王族として国民を守るのは当然(むしろ義務)」という構図が成り立つ。それにデルフィニア戦記ではお荷物じゃないキャラがいっぱいいる。
まあ二つの世界の違いを考えると納得なんだけど、どうにもクラッシュブレイズにはモヤッとするなあ(互角な敵が出てこないことも、リィたちとそれ以外との隔絶を強めている) でもやっぱりデルフィニア戦記は大好きです。 -
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やっぱり読みやすいし、なにより面白い。
誤解を恐れずに言えば、この著者は(大小さまざまな)悪を描くのがうまいのだと思うのだ。
よく言われることだけれども、正義の反対側にも同じだけの正義があって、勝者のみがそれを誇ることが許されるなんてことがあったりする。敗者は悪ではなく、ただの敗者でしかないのにだ。
で、この物語で語られる悪は、いわば純粋培養な悪であり純度は非常に高い。なので、水戸黄門を見ているような安心感をもって勧善懲悪を楽しめる。単純だとか複雑だとか、よいとか悪いとか、そんなものの彼岸にあるという話なのだけれども。
それからもう一つ思うのだけれども、この著者に毎回感心させられるのが、常識(制限?)へのミスリードがとても上手だということ。
たとば、常識をよどみなく描いて見せて、それを主人公たちがあっけなく壊して見せる。ややあざとさを感じる時もあるけれども、それでもその破天荒に映る主人公たちの行動に爽快感を覚える。
だからついつい買ってしまうんだよね。
いや、まぁ、ホントに好きなんだけどさ。
物語を理屈っぽく読んでしまうのは、自分の愚かさゆえなんだろうけど。
いや、老いかな?
あとがき読んだけど、あれ?
クラッシュブレイズってしばらく書かないんじゃないんだっけ?
あれ?あれれ?なんで自分はそう思ってしまったんだろう。 -
クラッシュ・ブレイズ16 ファロットの休日
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