永井路子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乱紋下巻です。1日で一気に読み終わりました。上巻で感じた時と同様,今まで私が見てきたお江の方のイメージとは違った描かれ方をしていました。特に家光の乳母春日局の見方に納得がいった感じです。言い伝えとしてはお江の方が国松を寵愛したとされていますが,本書では春日局が勝手に利発な(家光は口数が少なかった)国松に敵対心を燃やす自分が悲劇のヒロインを演じることによって生きがいを得るタイプだったというように描かれています。
今まで見聞きしてきた国松は直接お江の方が育てた,というのも違うと,著者はきっぱり否定しています。歴史小説やドラマ等は史実を元に描いているフィクションであり,見方が変わればその人も変わ -
Posted by ブクログ
鎌倉殿の13人が大好きで、この本も参考にしたらしいとの説を見たので購入。歴史をよく知らないがドラマのおかげで名前や関係性がちゃんとわかって良かった。
梶原景時が主役の『黒雪賦』が1番好き。冷静に己の立場を把握し、主君である頼朝の迷いや考えを理解して先んじて動き、周りから恐れられても気にしてないのがかっこいいし、そんな男が運命に絡め取られ無念の最期を迎えるところは悲哀はもちろん美しさすら感じる。
この本には四篇の物語が入っているが、あらゆる人がそれぞれの欲望を持って暗躍したり、暗躍というほどでもないちょっとした行動によって後々の歴史が大きく動く様が効果的に表現されていて、特に実朝と公暁あたり