あらすじ
摂関政治から院政への橋渡し役をはからずも演じた、道長の子・藤原能信。藤原摂関家と天皇家を中心に、皇子誕生をめぐる閨閥(けいばつ)による権力抗争を、道長の背中を追いながら王朝社会の陰の実力者となった能信を通して描いた歴史大作。
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Posted by ブクログ
藤原道長の四男・能信。
藤原家と天皇家をめぐる権力抗争の中で、彼の果たす立場は‥
少し前に読んだ藤原不比等の時も思ったけど、藤原家なんなの!?
娘を子供を産む道具のように天皇家に嫁がせ、天皇を利用して、兄弟親族同士で争って、人間の嫌なところいっぱいでした。
でも、当時の様子がよく想像できて、興味深く面白かったです。
Posted by ブクログ
藤原能信を主人公としたのがすごい。
が、もともと三部作と後書きで知って、なるほどと思った。ぜひ「王朝序曲」も再発行して欲しい。
「この世をば」の時もそうだが、ノンフィクションのように感じてしまうほど、作り物という感じがせず、実際はこうだったに違いないと感じてしまう凄さがある。