永井路子のレビュー一覧

  • 美貌の女帝

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    百数年続く、天皇家の妃として名高い蘇我の女帝たちと、その皇位を奪おうとする藤原氏のお話。

    後に元正天皇となる氷高ひめみこを主人公に
    持統天皇、元明天皇、元正天皇、3人の女帝たちが活躍し、そして滅びるまでが
    壬申の乱、藤原京から平城京への遷都や、薬師寺建立などの史実とともに描かれていて大変面白かったです。

    薄紅天女の世界観がすごくよかったので、この時代のお話をもっと読みたいと思って本書に辿り着いたのですが、すごくよかった。
    貴族という華やかさの裏にある、血統を守るためだけに行われる政治。
    度重なる政略結婚、近親結婚で家系図が出てくるたび、蘇我氏の執念を見た気がしました。
    かと言って、藤原の側

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    2013年06月14日
  • 歴史をさわがせた女たち 外国篇

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    永井路子の本はほぼ読破しています。最も好きな時代作家。残念ながら手元に残っていない本を「読みたい」カテゴリ登録してるけど、かつて一度は読んだ(笑)。
    外国編は日本編よりずっと広く浅くですが、さわりとしては面白い。

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    2013年02月27日
  • 流星 お市の方(下)

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    戦国時代を生きる女性、信長の妹、お市の方の物語下巻。

    兄の手によって夫長政と息子万福丸は壮絶な最期を遂げ、三人の娘とともに織田家に戻ったお市の方。信長が本能寺の変で倒れた後、かつて毛嫌いしていた柴田勝家のもとに、織田家再興を心に期して再び嫁いでいきます。その後は歴史が語るとおりの悲劇。

    現代日本では、首をとったり串刺し磔にしたりはないけれど、残忍な争いは今も世界のどこかで続いていて、争いの裏にある政治劇は、あきれるほど変わっていません。そして、今も昔も複雑で捉えどころない人の心の動き。目の前にある事実をどう捉えるかだけでなく、目には見えない他人の心をどう読み解くか、そこから起こりうる未来を

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    2012年08月19日
  • 流星 お市の方(上)

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    夏休みの読書。このごろ実用書ばかり読んでいたけれど、たまには歴史物でも読もうかなと思って手にした一冊。物語の世界に一気に引き込まれ、久しぶりに心から読書を楽しめました。。。

    織田信長の妹としてうまれたお市の方。戦国時代を生きる女性は、戦にこそ参加しないものの、政治的な駆け引きや情報戦において重要な役割を担っていたことを改めて思い知らされます。夫浅井長政と兄信長の争いが激しくなる中で、自分自身の役割を思い、覚悟を決めていくお市の方。
    彼女が「良く見える目」をもっていたが故の苦しさが描きだされています。

    上巻は、いよいよ追い詰められた浅井長政が、援軍を待って時間を稼ぎ、信長を返り討とうとすると

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    2012年08月19日
  • 流星 お市の方(上)

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    戦国時代の各大名は、自分はこの大きさでよく、このまま安心していたくても、留まること許されなくて、成長し続け、進み続けなければ生き残れないところが、現代の上場している株式会社のようだと思いました。

    織田信長が決してスムーズに天下を取ったのではなく、とても危うい道をなんとか切り抜けてのし上がっている様子や、お市の運命も、結果は年表を見れば分かるのに、ドキドキしながら読みました。

    下巻が楽しみです。

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    2012年11月06日
  • 流星 お市の方(下)

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    兄と夫。二人の戦いに心をひきさかれるお市。やがて訪れる夫との別れの場面は必ず涙を誘われます。ひとたびは生きる道を選んだお市も、2人目の夫と運命を共にすることになります。彼女も生きることに疲れたのだと考えるのは私だけでしょうか。

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    2011年07月25日
  • 流星 お市の方(上)

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    織田信長の妹として生まれ近江の領主浅井長政に嫁いだお市。2人の間に生まれた娘たちの中には豊臣秀吉の側室淀君となったお茶々と徳川秀忠の御台所となったおごうがいます。この女性たちの系譜を思うとき、これは歴史が生んだ必然かもしれないという気がしてなりません。

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    2011年07月25日
  • 乱紋(上)

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    織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた—。おごうの生涯を描く長篇歴史小説。

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    2011年05月19日
  • 乱紋(上)

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    女のじめっとしたところがすごく書かれている。大河ドラマとは全然違うが人間ってこうかもなと思わされる。とくに女きょうだいはこうなるんじゃない。おもしろかった。

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    2011年04月19日
  • 乱紋(上)

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    永井路子による「お江」は、華やかな歴史のヒロインとしての一般的イメージからはほど遠いかもしれない。初めて読んだときはわたしも意外に思った。がしかし、元々少ない資料しか残っていない彼女の姿が、戦国という時代背景をいちばんの手掛かりとして十分に考慮し、淡々と、それでいて生々しく描かれているのが、永井路子のお江なのである。納得しながら読み進めた。
    上巻は、お江の嫁入り話から始まり、秀勝と死に別れるところまで。なかでも佐治与九郎一成との心の通じあいのエピソードが美しい。当然永井女史の創作であろうが、穏やかな海風のようにそっと寄り添うふたりの人間愛が心地よい(それもふたりの血筋と生い立ちから綿密に組み立

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    2011年04月18日
  • 乱紋(上)

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    お江さま。。。大河ドラマとは随分違っておりました。でも興味深い。浅井三姉妹の仲良し物語では終わらない深さを感じました。

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    2011年03月28日
  • 乱紋(上)

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    大河で注目されていますが、私の中のおごうさん像は永井さんの書かれた彼女なのです。どうしても流されて生きるしかできなかった戦国時代の女性たちの生き方をぜひ読んでほしいと思います。

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    2011年02月19日
  • 乱紋(下)

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    おごうの二番目の夫・秀勝が亡くなり、岐阜城を明け渡すことになる。新城主は子供の頃、秀吉が担ぎ上げた三法師として知られた秀信。
    おごうの侍女のおちかは謎の男「ちくぜん」と城下で再会する。
    身重のおごうは大阪へ出向くが、やはり妊娠中の茶々からは沙汰もない。
    無事に生まれた後になって呼ばれるが、前より綺麗になったおごうを見る秀吉の目が気に入らない様子。
    やがて、秀忠との間に縁談が。
    おごうの娘おきいはすくすくと育ち、茶々の養女に迎えられる。
    秀忠は17歳。
    文武の修行を毎日怠らない律儀な男。
    おちかの目には平凡と映るが、並べたところが実はお似合い。
    側室を持たなかったことでは有名だが、実は浮気はして

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    2011年02月02日
  • 乱紋(上)

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    浅井三姉妹の末娘・江(ごう)を取り上げた小説としては、初期の物ではないでしょうか。
    三姉妹は18、16、14という年齢のときに、まず江の結婚話が。
    年齢設定が他と違うのは、資料によるんでしょうか?
    浅井長政が籠城中に生まれたのは確かなんでしょうね。
    華やかでお喋りな次姉の初が京極家へ。
    これはどちらも浅井家の姫としては格が低い結婚だとか。
    外堀を埋められた後で、プライドの高い茶々が秀吉の側室になっていきます。
    主におごうの侍女のおちかの視点から、気を揉む様子が語られます。
    侍女の感情はわりと喜怒哀楽はっきりしていて現代風なので、ちょっと下世話な詮索が多いけど~わかりやすくはなっています。
    上の

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    2011年02月04日
  • 乱紋(下)

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    おもしろかった!

    お江にはドラマの『大奥』での高島礼子さんのイメージが強かったので
    美しいわけではなくもの静かなお江は新鮮だった。

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    2011年01月04日
  • 流星 お市の方(下)

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    上巻よりお市からの視点が深く書かれていた。
    よくありがちな、長政・勝家との仲睦まじいことしか書いていない小説と違い、愛憎渦巻き、[生]を感じる内容になっていた。
    それでもなぜか戦のシーンは飽きてしまい流し読みしてしまったけど。

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    2010年12月25日
  • 朱なる十字架

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    歴史に仮定は許されない。しかし、それを考えてしまわざるを得ないのも歴史の宿命。「もしも光秀が謀叛を起こさなかったら」という無意味な仮定。明智光秀の娘と生まれたために背負わされた運命に翻弄され、信仰に頼らざるをえなかった戦国女性の悲劇が描かれます。

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    2010年12月23日
  • 乱紋(下)

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    関ヶ原の戦いでついに、姉である淀君と両陣営の頂点で敵対することになったおごう。夫との別れ、夫の死、幼い娘の嫁入り、妾の出産。感情を表に出さず、ただおっとりとかまえて受け入れていく様はときに非情ともとられますが、そうでもしなければ過酷な運命に身を委ねることはできなかったのでしょう。

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    2010年12月23日
  • 乱紋(上)

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    戦国の世、武家に生まれた女性は結婚をして子どもを生むための男性の道具。織田信長の妹お市の方の娘であり、豊臣秀吉の側室淀君の妹、そして徳川2代将軍秀忠の御代所となった「おごう」。その数奇な運命に、戦国女性の宿命そのものを見る気がします。

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    2010年12月23日
  • 乱紋(上)

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    織田信長の姉、お市の三女お江の話。
    とおもって読んでたけど、いまいちお江のことはよく分からず、
    その時代周辺の話。

    豊臣秀吉、徳川家康、秀忠

    関ヶ原の戦い、大阪夏の陣

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    2010年10月16日