織田信長の妹・お市の方と、近江の雄・浅井長政のあいだには3姉妹がいた。長女・お茶々は豊臣秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。彼女には、実に波乱に満ちた運命が待ち構えていた――。おごうの生涯を描いた長篇歴史小説。
Posted by ブクログ 2011年05月19日
織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた—。おごうの生涯を描く長篇歴史小...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月18日
永井路子による「お江」は、華やかな歴史のヒロインとしての一般的イメージからはほど遠いかもしれない。初めて読んだときはわたしも意外に思った。がしかし、元々少ない資料しか残っていない彼女の姿が、戦国という時代背景をいちばんの手掛かりとして十分に考慮し、淡々と、それでいて生々しく描かれているのが、永井路子...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月04日
浅井三姉妹の末娘・江(ごう)を取り上げた小説としては、初期の物ではないでしょうか。
三姉妹は18、16、14という年齢のときに、まず江の結婚話が。
年齢設定が他と違うのは、資料によるんでしょうか?
浅井長政が籠城中に生まれたのは確かなんでしょうね。
華やかでお喋りな次姉の初が京極家へ。
これはどちら...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月11日
r来年のNHK大河ドラマは「江(ごう)~姫たちの戦国~」。
だからと言うわけでもないが、「乱紋」を読み始めた。
文庫本上中下3冊。
この作者は歴史の中の女性を描いては秀逸と言われている。
浅井長政の3人の姫の末姫(おごう)の数奇な物語である。
NHK大河ドラマのほうは田淵久美子原作である。
3...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月20日
来年の大河ドラマの主人公,お江与の方のお話。
Wikipediaによると,永井路子はお江与の方に対して違った観点で描いてるようです。確かに,ドラマ「大奥」で見られたような嫉妬深さのような人間性は今の所感じられていません。2人の姉との関係も,私が想像したり,知っているものとは違っていました。
非常...続きを読む
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