永瀬隼介のレビュー一覧

  • 刑事の骨

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    表現が難しいですが、重く力のある作品と言えばよいのでしょうか。
    定年後も過去に犯した人生を変えてしまった失態を引きずり、再捜査を試みる退職警察官2人。
    後半になって急速に二転三転する構成は良かったものの、登場人物のキャラクターも事件の真相も今ひとつ好きになれなかった。

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    2022年05月10日
  • ノーマンズランド下 無人地帯<新装版>

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    不毛の原野を故郷とする野生的な男が、開発から故郷を守る為にかつての同級生と殺し合いを始めるという刺激強めなあらすじですが、どちらかというと戦前戦後の棄民政策への不理解を糾弾する内容かなと。その為予想よりもアクション寄りではないと感じました。
    感想でもその辺の不完全燃焼さを指摘する声が多い気がしますが、アクション巨編では無くて社会派ミステリー寄りなのではないかと。
    オオカミ犬のタロウという素晴らしい飛び道具が居るのに、活躍がそれほどでもないのがもったいない。むしろもうちょっと長くして自然と野生の大風呂敷を広げて欲しかった。嫌いじゃないけど確かに少し消化不良かな。

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    2021年09月22日
  • サイレント・ボーダー

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    子育てには責任が伴うものです。
    子どもに何かしらの異常さを与えないような
    家庭を築きたいです。

    多かれ少なかれ、生きていく上で
    出てくる色んな一線を超えないような
    判断力と倫理観を与えないとなぁ。

    それにしても、悪役の強さの説明がつかないのが
    気になる。

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    2021年05月11日
  • 閃光

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    昭和の大事件であり未解決事件となった3億円事件を題材にした物語。なかなかの長編であるが飽きることなく最後まで読めた。緊迫感が漂い途中手に汗握って読んでいた。この事件のことを深く知らないし当然フィクションなのだが、最後はとても悲しく悔しい物語だなぁと感じた。

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    2020年08月26日
  • 去りゆく者への祈り

    購入済み

    壮大なラブストーリー

    北関東から東京へ。
    田舎のバカ息子の家出捜索のはずが、歌舞伎町を統べる中国マフィア内の密告者を探す羽目に。

    暴力と殺戮。

    非道な行いの中に隠されてる悲しい過去。
    若い中国人の男女が見ていた夢。
    多分きっとこの本は壮大なラブストーリーなんだと思う。

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    2020年08月01日
  • 無の夜

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    今までより秀之進が大人しく、龍二か思い切り良くなったことで作品としての破壊力が弱くなったと思いながら読んでいましたが、最後だけは想像の上を行く結末でした。
    完結編のフリをしてるけれど、そんなはずはないと思う。
    もう一度かつてのエネルギー溢れるコンビの復活を願っていよう。

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    2020年01月14日
  • 大統領に告ぐ 新橋署刑事課特別治安室〈NEO〉

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    6月-8。3.5点。
    NEO第二弾。米国大統領が来日。暗殺情報あり、捜査。
    意外な方向。面白い。年寄りふたりが、良い味。
    ラストの首相の奮闘は現実感が薄いか。

    総理、大統領と来たら、続編できるのかな。

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    2019年06月11日
  • 完黙

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    ダメな警察官ばかりの小説です
    見事にポンコツやらはみ出し者ばかりの短編
    令和だからコンプライアンス遵守でね

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    2019年06月08日
  • 大統領に告ぐ 新橋署刑事課特別治安室〈NEO〉

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    ネタバレ

    ★3個が最大です(例外は特別な作品)
    この作家さん2冊目
    大きな素材を扱う作者さんだけど、話を転がすキャラや事件に緻密さが欠けているのが残念
    とはいえ、ラストまで読ませてくれるので面白い作家かも

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    2019年03月25日
  • 総理に告ぐ 新橋署刑事課特別治安室〈NEO〉

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    ネタバレ

    こんな風に国のトップをメディアが忖度なしに
    報道出来たらニュースも見る気になるんだけどなぁ。

    チョット・・・有り得ない??警察と公安の行動だったから
    現実味がなくて余り引き込まれなかったかな。

    警察小説愛好家としては、う~ん・・・かな。

    結局は総理のベッドスキャンダルという
    小さな方をぶつけてたけど・・・そこが残念だったな。
    人の死が絡んでるなら、大きなスキャンダルで
    ガツンと奈落の底に突き落としてくれたら
    スッキリしたかも。。。

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    2019年03月07日
  • 特捜投資家

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    ネタバレ

    後半やや失速か。
    人情ものになってしまった感があり、もっとカラ売りを手段とした復讐劇としてドライな感じで進むのかと期待したが、えらくウエットな話になって、前後半でテイストが変わって少し違和感を感じた。
    電池関連の株はほんとに激しい値動きをするのを何回も見ているので、その部分はリアル感があったし、その勢いで通してほしかった。
    山一破綻当時のエピソードは興味深かった。

    ということで、株式投資にある程度知識と興味がない人でないと面白く読めない本ではあります。

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    2018年12月17日
  • 狙撃 地下捜査官

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    空手四段の美人刑事・上月涼子は、所轄から警視庁特務監察室への異動を命じられる。任務はキャリア警察官の内偵調査。冷徹で優秀な上司・鎮目竜二警視正のもと、囮捜査などに奮闘する涼子はやがて、公安を裏切った男を匿い、1枚のディスクを入手する。それは14年前の警察庁長官狙撃事件の重要な手がかりだった。隠されていた証拠が示す衝撃の真実とは!?

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    2018年06月05日
  • 悔いてのち

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    以前は新作が出る度に読んでいたが、最近の作品は当たり外れが多く、久しぶりに永瀬作品を読んでみた。
    もともとは他の方のレビューの評価が高かったことがきっかけだが、読んでみて納得。久々にこの作者さんのハードボイルドな感じが弾けていた。
    2つの後悔のプロローグから始まる。この2つの後悔は本編にどう繋がっていくのか?
    掴みから、ばっちり!と言う感じ。
    妻を事故で亡くした元SPの小津は、警視庁OBの元でパチンコ店の総務の仕事をしていた。
    そんな小津に以前SPを務めていた国会議員の息子の素行調査を依頼される。
    そこには冒頭に出て来る、もう一つの「後悔」が絡んでおり…
    作中に出て来る亡くなった妻を想うシーンが切ない。
    ただのパチンコ店の総務のおじさんかと思いきや、思い切りエリート刑事だった小津のギャップも良かった。

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    2018年05月29日
  • カミカゼ

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    あらすじからして、長編アクション?っぽく感じ
    読み始めていくうちにシリアスな雰囲気にもなりつつ、コミカルな部分もあった。
    淡々と読んでいくことができた。
    最後には感動する場面も。
    事実に基づいた内容も散りばめられているので、ちょっとは勉強にもなるかな?

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    2018年05月25日
  • 罪と罰の果てに

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    無理矢理な物語を作り過ぎていて、いろいろと突っ込みどころが満載。その度に現実に引き戻されてしまう。主要人物のキャラ設定も無理くりで、生きていない。
    神を問うにしてはあまりにも御都合主義な内容だった。エンタメなアクションが書きたかったのかもしれないが、ルナファームとかアフリカとか、そっちをもっと掘り下げて主軸にしていけば良かったのに、と思った。

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    2018年05月16日
  • 刑事の骨

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    ネタバレ

    内容(「BOOK」データベースより)
    1993年、あと一歩のところで連続幼児殺人犯を取り逃がした不破と田村の同期コンビ。17年後、不破を訪ねてきた田村は、その夜に変死を遂げた。定年後も事件の捜査を続けていた田村の執念、そして刑事訴訟法改正の狭間で“公訴時効”の名の元に忘れ去られた被害者たちの無念を胸に、不破は真犯人に迫る!
    事件の始まりの幼児たちの命が奪われていくくだりは読んでいて辛いと同時に、ぐいぐいと物語に引き込む力が物凄かったです。友情とも腐れ縁ともつかない元警察官2人のやり取りには胸を熱くさせられました。どういう風に展開して犯人に迫るんだろうと期待して読んでいました。かなりの力作だと確信して読んでおりました。子供を亡くした親たちの憔悴や立ち直りもぐっときました。



    なのですが後半が少々力が不足して尻すぼみになってしまったのがつくづく残念。最後まで走り抜けて欲しかった。仕掛けをしようとし過ぎてちょっと空回りしてしまった感が有ります。つまらなくは無いです。

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    2018年01月05日
  • サイレント・ボーダー

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    00年前後の少年犯罪、ギャングと当時の若者像を切り取ったような内容です。あの頃の夜の渋谷、池袋と新宿の裏側の退廃感は凄まじいものがあった気がします。元ルポライターだけあってその辺の描写がとてもリアリティがあるように感じました。

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    2017年11月12日
  • 誓いの夏から

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    話の流れが唐突過ぎてイマイチ乗れなかったかな。お終いまで読めばなんとなく分かるけど、でもそれぞれの心理に納得いかない、というか?(なんでそうなる?)

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    2017年09月27日
  • カミカゼ

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    零戦のパイロットが平成の時代へとタイムスリップしてくる話。
    70年前に生きた人が実際に今の時代の日本を見たら、どう感じるのだろうか。
    ひたすらそんな事を思いながら読み進めました。

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    2017年09月24日
  • ダークシティ

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    好きではない本、絶対に一生かかっても絶対に読まない本、嫌いな本を選んで最後まで歯を食いしばって読んでみました。そういったことも必要だと思ったから。

    この本の、警察や、パチンコや、政治家やカジノの情報や、ヤクザ、そのやりとり、裏の事情のその見解に対しては、シンプルでいて、モノホンの情報だと思ったし、凄まじく、大変に楽しかったし、面白かった。
    この、警察関係のこと、その汚職やら、それらの裏の事情に関しては、多分トップレベルに逸脱して精錬されてもいると思う。そこが凄まじく面白い。

    ただ、小説としての展開と人物像は3流やら2流ぐらいにまで落ちる。
    例えば、どれの登場人物も度胸が据わっている。最後も、度胸があって勇気を示すのだが、ここが、すごくありきたりだし、現実感を欠いている。
    それに人物像の涼という女性は、あからさまに分析的で、知的で、度胸があって、勇気があって、ヤクザよりも極悪な集団に対しても、知恵をひけらかし、知的ぶるあたりは、さすがに、くだらないと思うし、現実感を欠いている。ご都合主義なのは仕方がないが、それが私にとっては面白くなかった。おそらく、作者の知恵をひけらかすのにうってつけなキャラだったので、女性にしなければならなかったことに、無理くり感があるし、非常に無理があり不快だった。
    それに、すべての登場人物に、べらぼうに度胸と勇気があったり、最強のニュー極悪集団が、その女にたぶらかされる展開にも、現実感から、ありえなさの不快感に一気に興醒めしてしまう。

    でも、これは、やはり、警察やヤクザのこと、カジノこと、政治家の裏の事情のことでその関係性と動きでスリリングになっているところは、凄まじく面白いと思った。本物でシンプルなわかりやすい説明には誰もが舌をまくと思う。
    おそらくサスペンスの中に、人が変わるとゆう文学も取り入れようとしているところに一貫した強みがわかっていない不安定さがある。

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    2017年07月03日