あらすじ
「カネのない人間は一生、他人の奴隷になるしかないのか」目には目を、歯には歯を、カネにはカネを──。忖度独裁国家で甘い汁を吸うフェイクなヤツらを撃て! 泣き虫の元新聞記者、失敗続きのバリキャリ美女、うだつの上がらない塾経営者、そして、地獄から這い上がった孤高の投資家……崖っぷち4人の逆襲が始まる!
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Posted by ブクログ
教養を感じる文体。成功者の光と闇。成功者の鋭い視点。実在に近い社会や登場人物の描写。
派手な成功は裏社会にも通じる。それらと戦っていくだけの頭脳と臭覚が必要。
Posted by ブクログ
人への怨みで権力、金の亡者になることを夢見た男達の復讐劇だ。「ワルの錬金術3点セット『白紙委任状と連帯保証人、それに公証証書』」で、幼い頃の一家離散を機にその悔しさと湾曲した世間をギャフンと言わせたい野望が燃える。「起業家」として虚勢を張り先見性と行動力を貫き、幼い頃味わった屈辱を見返す、片や同じような一家離散の生い立ちから立ち上がったもう一人の男「投資家」の空売りを仕掛け「起業家」の虚勢を暴き大儲けを計画、半グレなどへの仕返しを計画とする。更に脱サラした記者がその影の黒幕をスクープするべく燃える。スリリングで生々しいストーリーは一気に終焉まで読破したい気持ちを醸し出す。機になる言葉は、「金持ちから儲けようとするな。貧乏人から儲けたほうがずっと楽で効率的、という厳然たる事実を胸に刻め。俺は綺麗事は言わない。金さえあればこの世に不可能なことはない。」、それに応じて「ただ一つできなかったことはお姉さんの心、買えなかったね」と元記者の娘が言う。
Posted by ブクログ
新聞記者を辞めた売れないフリージャーナリストが、知り合った一人の投資家に雇われ、急激に成長している話題の会社を調査し、その情報で空売りを仕掛けて大儲けをした、という内容の小説である。
現代社会を背景にし、登場人物には訳アリの過去を持たせ、とんとん拍子に話が進むが、設定というか展開が少し雑だと感じた。社会部出身とはいえ、空売りも知らない記者がいるだろうか。会社の様子だったり、株の売買に関しても、細部にリアリティが欠けているようで、ちょっと残念な気がした。
でも、小説としての構想は悪くはないと思うので、次作が出たらチェックしてみよう。