桂望実のレビュー一覧

  • 諦めない女

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    ネタバレ

    第一章
    飯塚桃子
    三十歳を機に編集プロダクションを辞めてフリーランスになった。

    小倉京子
    ペットショップ勤務。沙恵とスーパーに買い物に行き、買い忘れた牛乳を買い戻ると沙恵がいなくなっていた。

    小倉沙恵
    京子の一人娘。

    小倉慎吾
    沙恵の父親。証券会社勤務。

    綾野雅治
    刑事。

    山田春馬
    刑事。

    権藤美香
    専業主婦。沙恵がいなくなった当時、慎吾と京子のサポート役に就いた女性警官。

    大谷佳則
    京子が十日間だけ働いたペットショップのオーナー店長だった。

    ふみえ
    慎吾の母。

    富雄
    ふみえの夫。

    松本友梨
    沙恵の担任教師だった。

    村上遥
    現在五十二歳。三十歳の時に娘が行方不明になった過

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    2024年12月23日
  • 地獄の底で見たものは

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    女性は強くてしなやか、というのが個人的なイメージ。だから、4人の主人公に拍手喝采。男はこんなに気持ち良くV字回復できないと思う。バックスラッシュで撃沈かな。

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    2024年12月18日
  • この会社、後継者不在につき

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    高齢の所長の元、小さな会社で働いている自分は人ごとではなく読んだ

    面白い視点の話。

    北川が思いがけずいいヒントをそれぞれくれる

    バッグの会社も刃物の会社も 社員が一団となっていく様子は読んでいても応援したくなる

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    2024年11月17日
  • 地獄の底で見たものは

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    桂望実さんの中年過ぎの女性のお仕事小説。4編から成る中編集。
    内館さんにもにてるが、v字回復の結末が楽しく元気を貰えた。

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    2024年11月13日
  • 地獄の底で見たものは

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    急に離婚を切り出された専業主婦、働きぶりを
    否定された会社員、教え子に逃げられたコーチ、
    収入が途絶えたフリーアナウンサー。日常に
    突如現れた落とし穴から、したたかに這い上がる
    アラフィフ女たちを描く。

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    2024年12月24日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ほどほどに手抜き料理を提供するケータリング業者の健一。

    こだわりも誰かに対しても頓着せず、ゆるい自分を持て余して、
    時々客から楽に死ねる薬について聞かれても、特に気にすることはなかった。

    偶然入院中の少年、英樹と出会い、健一の料理をおいしそうに食べてくれたことで作る喜びを思い出す。
    病気と闘い続けた英樹に作ってあげたシンプルだけど手の込んだ料理。

    雪山で帰らぬ人となった親友と妹の悲しい事実を受け止め、かつて教授からもらった楽に死ねるという怪しい薬と向き合う決意をしたこと。

    話が急に違う方向にいったような?
    誰かが作ってくれた美味しいご飯食べたい。

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    2024年09月14日
  • 残された人が編む物語

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    失踪した人を探してサポートするという、かなり消耗しそうな仕事をしている女性のオムニバスストーリー。
    弟、バンド仲間、夫、勤め先の社長、母と色々な関係の死と、その周辺を調べるうちに、生前知っていた姿との違いや驚きを発見していく。

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    2024年08月17日
  • 終活の準備はお済みですか?

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    終活は終いの活動ではなく、人生を改めて考え直す活動。
    実際、老後と呼ばれる時になったらどうなるのか真剣に考えなきゃいけない年齢になったよなあとは思うがピンと来ない。そういうときにこういうアドバイスがもらえるところがあったら良いなあと思った。

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    2024年08月16日
  • 総選挙ホテル

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    売上が落ちこむ中堅ホテルを立て直すため、大学で社会心理学を教えていた教授が社長に就任!
    この社長、かなりの変わり者で、実は紙を食べたり壁を舐めたりするという噂がある!?

    そんな新社長は、「常識的なことやってきてどれも不発だったんだから、思い切ったことしないと」と、あの手この手を使ってホテルの改革をしていく。 

    "従業員総選挙"で従業員の配置替えをしたり、監視カメラの映像を見て、従業員の接客対応に点数をつけたり。



    自分の思うやりたいこと、得意分野と他人から見た輝ける場所ってけっこう違っていたりする。
    総選挙によってそれに気づけるから面白い。

    想像していなかった部署

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    2024年06月29日
  • この会社、後継者不在につき

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    ネタバレ

    真面目だけど商売のセンスがない長男を後継者にするか、ちゃらんぽらんだけど新しい試みができる次男を後継者にするか悩むケーキ屋さん、3人の後継者候補を出したものの誰も気に入らないバッグメーカー、社長の突然死でM&Aされることになった包丁メーカーの3話からなる作品。

    どの話も前向きな結末で読後感が爽やか。
    ケーキ屋さんの話では、それぞれの後継者候補に、一年間自分の店を作ってもらい、立地決めから経営までをさせてみるという驚きの方法。
    後継者を決めるだけでなく、2人の兄弟がどう働いていくのが適性にあっているのかを考えるきっかけになったのが面白い。

    2話目は、感情的で独善的な現社長からの目線な

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    2024年06月26日
  • じゃない方の渡辺

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    色んな事を、オーディションに例えるのはしっくりとこなかった。主人公の人柄があまり好きなタイプじゃなかったなあ。と言いつつ、サラッと読み終えた。

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    2024年06月13日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    「面倒なことはしない」「出来るだけ手間をかけない」そんなケータリング業者の健一が、さまざまな人との出会いを通じて少しだけ成長していく、そんな物語りでした。
    ヒトは易きに流れるものではあり、それが普通だと思いますが、そんな普通の健一が自分の料理を食べて純粋に美味しいと言ってくれる人々に対して喜びを感じていく様子は万人に共感を呼ぶものかなと思いました。
    星3つです。

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    2024年05月27日
  • この会社、後継者不在につき

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    社長と社員、社長と後継

    最初、突拍子もない提案からオー面白い提案と話を読む中で関心していった

    立場が違っても方向が同じ、そこが面白かった

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    2024年05月06日
  • この会社、後継者不在につき

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    3章は、大切。モノを作ってくれている人、モノを買ってくれている人に双方のことを知ってもらうことは大切。ら

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    2024年04月14日
  • たそがれダンサーズ

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    ネタバレ

    田中武士
    六十歳で定年となり、現在は働いてない。社交ダンスを始める。

    池谷義幸
    医師。武士に社交ダンスを勧める。

    田中キヨ子
    武士の妻。

    池谷紗弥香
    義幸の娘。社交ダンスをしている。

    真野孝臣
    武士の実の父親。認知症で老人ホームに入っている。武士が小学六年のとき、もう一つの家族の方がいいとのことで出て行った。

    武士の母
    四十五歳で天国へ行った。

    赤江繭子
    社交ダンス教室の先生。

    川端諒一
    五十一歳で社交ダンス教室の体験レッスンを受けた。三田商事の資材第二部部長。

    聖子
    諒一の妻。

    伊波直承
    諒一の同期入社。新たに取締役になる。

    大塚正彦
    ステンレス製品の加工を請け負う町工場

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    2024年04月10日
  • じゃない方の渡辺

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    展子の言う、“人生はオーディションの連続”に例えるなら、自分が行きたいと望むところと、“オーディション”に合格するところとは違うことはままあって、それをどうポジティブに捉えられるかだよなぁ…と自分のネガティブなところは差し置いて考えながら読んだ。

    展子はだたただネガティブじゃないのだけれど、羨んだり、蔑んだり、そんなことしてもなんの得にもならないと分かっていても、なかなか自分を変えられない。

    あぁ人生って難しい!

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    2024年03月03日
  • 残された人が編む物語

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    喪くした人との記憶を手繰り寄せることで、
    大切な人を失った事実を少しずつ理解していく。
    喪失を受け入れ新たな一歩を踏み出す物語たち。

    故人の足跡を辿るとこは、残された人が
    その人の物語は終わったんだと納得して
    なんとか自分なりに物語を完結させるため。

    事実かどうかが大事ではなく、
    時には周囲の人がその人の死を納得しやすい
    物語であってもいいのではないか。

    だから残された人が物語を“編む”んだな、
    とストンと心に落ちてきました。

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    2024年01月18日
  • この会社、後継者不在につき

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    三章で構成されたお仕事小説。

    それぞれの物語は独立しているが、全編に共通して中小企業診断士・北川徹が登場する。

    県内に十店舗を構える洋菓子店・ルージュの跡継ぎ問題、女性向けのブランドバッグを販売する会社の経営問題、社長の急な逝去により、外国人オーナーの元で働く事になった刃物メーカーの社員達。

    三者三様の悩みを北川の型破りな提案で活路を開いていく。

    一章の兄弟対決では、よもや一触即発の危機かとドキドキしたが柔軟な対応が功を奏しホッ。

    二章のコロナ禍による経営不振や人間関係の難しさはリアル。

    軽快に読めるザ・お仕事小説。

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    2023年12月18日
  • 総選挙ホテル

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    チャプターズという本と人が出会うマッチングサービスをしている会社のYouTubeで、紹介されていた一冊です。

    売り上げが落ち込む中堅ホテル、フィデルホテル。
    経営改善のため着任した新しい社長は社会心理学者。

    人事が機能していないなら、
    従業員が選べばいい。

    会社の新陳代謝、適材適所、息し改革。
    360度評価?なのかなと。

    登場人物たちが、
    自分の希望していた職務と違う、
    と悩みながらも、
    ホテルがどうあるべきか、
    どんな場所であるべきかを考え、
    使命感というか自身の職務にやりがいを見出していく。

    現実は、自身の職務経験を大事にすることが多くて、
    スキルアップ、専門性を高められないなら

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    2023年12月10日
  • 残された人が編む物語

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    自分の知らない身近な人の生前の物語。いろいろなケースがあったが、残された人がその物語を知ることで死を受け入れることが出来ているようだった。「最高のデート」は愛した夫が実は性格の悪い人だった、と言う意外な話だったが、逆に立ち直れる、と言う面白い物語だった。

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    2023年11月25日