桂望実のレビュー一覧

  • 諦めない女

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    桂 望実さんの長編小説です。

    スーパーで買い忘れに気付き戻った母を待っていた小学一年の娘、沙恵(さえ)が、入り口のベンチから忽然と姿を消してしまいます。

    そして数年が経ち、離婚した京子は今日もひとりで、わが子の帰りを待ちながら情報を集めてビラを撒きます。 

    第一章は淡々と物語が進行して行きあまり変化がありませんが第二章でいきなりの展開。
    そこからは空白の数年間に何があったのか徐々に明らかになって行きます。

    親子、夫婦の絆、母親の子供に対する愛情、執着、誘拐事件の裏に潜む問題、サスペンス要素やホラー的要素もあり中盤から一気に引き込まれて行きました。

    インタビュー形式になっていて登場人物

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    2021年09月03日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ケータリングの仕事をしている男性が主人公。

    読み始める前、タイトルから、「僕」と「おじさん」が何度も朝ごはんを食べる話なのかなと私は思った。
    それくらい、私の意識の中に、「朝ごはん」というものは日常当たり前のことであって、繰り返されていくものだと刷り込まれているのだ。
    でも、世の中には食べたいものを食べられない人、何の変哲もない「朝ごはん」すら食べられない人も存在する。この本の「僕」は、まさにそうだ。
    「僕」が「おじさん」の「朝ごはん」を食べられたのは、結局、一度だけ。

    最近、身近な人の死について考える契機がありました。
    「とにかく生きていてほしい」という周囲の思いは、本人には届かないのだ

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    2021年08月01日
  • ハタラクオトメ

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    ネタバレ

    主人公のごっつぁんは、自分の仕事や周囲の状況を、少し客観的に見ているような感じがしました。もちろん真面目に仕事にも人間関係にも取り組んで、仕事が面白くなっていく様子に、良いぞいいぞぉーとワクワクしましたが…。
    Lady,Go!のみなみちゃんの方が、仕事や自分自身への熱量が高い感じがします。
    続けて読んだので違いを感じたのかもしれませんが。
    初版は2015年、Ladyは2009年、時代の違いかしら。

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    2021年07月11日
  • 総選挙ホテル

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    どの登場人物に感情移入するか…読む人によって違うのだろうなぁと思いました。
    もしかしたら、その時の自分の状況によっても違うのかな…。
    ちなみに、私は今回は、後藤さんでした。
    あなたは?

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    2021年01月16日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ケータリングの仕事にやる気のない主人公。ショートドラッグを持っているという噂。ミステリアスな展開で途中までワクワクしていたが、結局最後はありきたりなハッピーエンドに終わって少しがっかりした。

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    2020年12月13日
  • 僕は金になる

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    「鎌倉うずまき案内所」の逆バージョン。
    昭和54年(1979年)から平成29年(2017年)までを8章に分けて描く。「鎌倉うずまき案内所」と違うのは、一つの家族の物語をその家族の長男の目線で描かれているところ。

    ギャンブル好きな父と、勤勉な看護婦の母。
    噛み合わない夫婦は、長男守が小六の時に離婚した。
    父に似て、型にはまった生活が苦手な姉は父と共に出て行き、普通で真面目な守は母と暮らすことに。

    8章の物語は、守が父と姉が暮らす町に1人で訪ねていき、そこで感じることが中心に描かれている。
    父と姉は姉が得意とする将棋(賭け将棋)で生計を立てているが、真面目な守にはそれが許せない。
    中2で初めて

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    2020年09月01日
  • 総選挙ホテル

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    ホテルで働いてる自分にとって、気づいたら全場面を今の職場に当てはめて脳内再生してた。従業員のいち意見としては、"いや実際それめちゃくちゃキチいから笑 "って部分が大半だったけども、それはまあお仕事小説だしご愛嬌。残念ながらこんなことは起きない、というか一人一人がこんな精神状態でいれることは無い。。。

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    2020年04月02日
  • 総選挙ホテル

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    売り上げが落ちている中堅ホテル。
    立地も規模もブランド力もある、じゃあ足りないのは?
    レストランメニュー、宿泊プラン、タイアップ、みんな改善したのに何が悪いのか?
    そこで元山社長が大なたを振るう。
    何をしたのか?
    従業員同士による総選挙だ。
    自薦他薦問わず、誰がどの部署にふさわしいかを従業員たちが決める。
    始まるまでは裏で「私に一票を」合戦。
    おかしいとの声も。
    しかし選挙後は、意外な場所で従業員たちが力を振るう。

    やりたい仕事と、個人の資質、向き不向きは違うこともある。
    でも、やりたい仕事も、もちろんあるし、それを目指して努力をしてきたはずだ。
    うーん、本作ではハッピーエンドだけど、実生活

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    2020年03月14日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ネタバレ

    美味しそうな料理の描写を期待していたので、少しがっかり。語り手がコロコロ変わるし、話があちこちに散らばって、読みにくさを感じた。あの事故は必要だったのかなぁ…
    車椅子の少年とおじさんのやり取りは、最初の内は力が抜けていて良かった。少しづつ深刻になっていくのは、仕方ないけれど。

    全体的にタイトルと表紙に負けてしまっているかも。

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    2020年03月13日
  • 恋愛検定

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    恋愛力って確かに個人差があるけど、それが資格になるっておもしろい。
    7人それぞれ癖がある人物で、恋愛経験もいろいろ。
    イラッとするような人も、自分に重ねてしまうような人もいて。
    人のことならわかるのに自分のことだとわからないっていうのは誰でもそうなんだろな。
    わかりやすいハッピーエンドばかりではないのがリアルでよかった。

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    2020年02月27日
  • エデンの果ての家

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    2019.8.31
    桂先生の作品の中では読みやすかった。
    暗い話ながら暖かさも充分に感じた。
    裁判で証言してくれる友達がこれから先どの位出来るだろう。
    大事な人をこれからもっと大切にしていこうと思わせてくれました。

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    2019年09月01日
  • 僕は金になる

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    娘に賭け将棋をさせて 仕事もせず生きていく親父と
    息子と離婚した母
    人生の岐路に絶えず将棋が関係している家族が
    ごく真っ当と言われる面白みに欠ける人生と
    行き当たりばったりのギャンブル的人生をおくる物語
    賭け将棋が題となっていると
    坂田三吉物語を連想してしまうが

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    2019年06月11日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    「お前はぐうたらではあるが、嫌なやつじゃないからな。たまに思い遣りを見せることもあるし。[...] あれだな。人間も料理と一緒で、複雑であればあるほど旨味が出るだろう。」(149 ページ)

    どうでもいいといった感じを常に醸し出している主人公。

    私生活でも、仕事のケータリングでも、
    面倒臭がりで、手を抜くことに一生懸命。

    それでも、ある少年との出会いを境目に、
    自分ができる、唯一で最高のことを見つけ出す。

    嬉しさと、切なさで胸をいっぱいにしながら、
    真剣に、そしてとても丁寧に。

    『料理人になって良かった』と、
    自分の人生と誠実に向き合えるようになるまでの物語り。

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    2019年02月23日
  • 我慢ならない女

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    読んでて最初ぐだったけど読んでくうちにキャラクターがつかめてきて楽しめた。けど…小説部分を読むのが億劫すぎた。もっとそこが楽しければ嬉しかった。

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    2019年01月25日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    物語も半ばを過ぎると、お腹が空く。猛烈にお腹が空く。料理は、美味しいものは、人を幸せにするということを変化球で感じさせられる話。
    物語の展開的には直球かな。

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    2019年01月15日
  • 僕は金になる

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    両親が離婚しても、ちゃんと交流があるのがいいな。それを母親には言えず、嘘をついて出かけているところはかわいそうではあるけど。
    これほど、変わった父親と姉なら苦労はしたかも。個性と言ってしまっていいのかどうか。
    でも、最終的にはうまく収まるのだからね〜、不思議。

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    2018年12月19日
  • 僕は金になる

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    ラスト数ページは思わず(ToT)

    賭け将棋で暮らす、破天荒で非常識な父ちゃんと姉ちゃんは、ご立派な母ちゃんと、まったくの普通の僕を残して出ていった。
    将棋以外は何も出来ないのに、なぜか楽しそうな二人に、嫉妬する僕は、普通が堪らなく嫌だった。
    でも、なぜか離れられない家族・・・
    泣いて笑って、誰だって人生の主人公‼
    おかしな家族の40年の歩みが愛おしい(^^)

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    2018年11月17日
  • 僕は金になる

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    「誰でも自分の人生の主人公」という考えも、「力を抜いていこう」というモットーも、否定はしないけれど…。なんとなく「真面目に地道に生きてても損?」とか「結局はうまく世渡り出来た者勝ち?」とか捻くれた思いが浮かんでしまい、物語に共感できず(する必要ないんだけど(^^;)ちょっとモヤモヤな部分も。ストーリーはテンポ良く進んで読みやすい。

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    2018年09月30日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ネタバレ

    適当に脱力して生きてきた調理師のおっさんが、一人の難病の男の子と出会う事によって人生をやり直す気力を得ていく物語です。いい話になるであろうことがあらかじめ分かっているので安心。最近惨い話が胸にぐさぐさ刺さって疲れるので、こういう初めから安心できる本って助かります。
    でも内容としてはなかなか重めで、自分の生き方を決めるのは誰なのか、生きていて欲しいと望む人の気持ちだけで決めてしまってよいのか。病気には徹底的に戦っていかないと人として間違っているのかという事を読みながら考えていました。












    ここからは感想ではないのですが、視点移動を多用すると小説としての趣きが削がれるため個人的

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    2018年05月28日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ぼくとおじさんのぼくがいったい誰なのか いつ出てくるのか ずっと???と思いながら読んでた。半分くらいまで読み進めても???なまま。しかも どの方向に行くのか分からず 面白くもなく コレはハズレだったなぁと もう読むのもやめたいくらいと思って シビレを切らしたころ やっとぼくとの物語が始まった。始まったあとは あっという間にぼくが駆け抜けていった。父親として 料理人として 人として 再生の物語。
    前半部分も必要だったんだろうケド もう少しここがコンパクトだともっとよかったかも。

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    2018年02月11日