僕とおじさんの朝ごはん

僕とおじさんの朝ごはん

770円 (税込)

3pt

ケータリング業者の水島健一は何事にも無気力な四十四歳。病死に見せかけ楽に死ねる「薬」の都市伝説に翻弄される人々を横目に、手抜き調理で依頼をこなす日々だ。しかし、ある生意気な少年・英樹との出会いが健一の料理を変えていく。それと同時に「薬」の噂とも向き合うようになるが……。真摯に生きることを拒んできた大人と、生死をまっすぐに見つめる少年の交流が胸をうつ感動長篇。

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僕とおじさんの朝ごはん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初は健一のぐうたらな感じがむかむかしてたけど
    英樹と会ってから変わっていくのがすごく心に
    沁みた
    自分も病気になって終活について考えることが
    最近あるからなんだか気持ちが入ってしまった
    司がいい人生送ってくれるといいな

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    出だしのニコニコ顔から歪んだおじさんが心の中で反パクしていく物語かと思ったら全然違うって、人間らしい常識ある涙脆いおじさんじゃないですか。ケータリングの仕事に誇りを持たずいい加減で生きてく為に仕事しているだけの司の養育費の為だけの、と思いきや全部ひっくり返る。毎年行ってる妹と友人の思い出の山に1人で

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    表紙の目玉焼きが美味しそうという理由で
    何の気なしに手に取った本だけど、
    ぐっと心掴まれる作品でした。

    何よりおじさんのキャラクターがとても良い!

    初めての作家さんですが、
    他の作品も読んでみたくなりました。

    0
    2022年08月16日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ泣きました。

    タイトルから僕とおじさんの日々の朝ごはんの話なのかと思っていたら、全然違いました。

    朝ごはんが出てくるのはたったの一度。
    自分にとって当たり前の何の変哲もない朝ごはんが、誰かにとってはとても特別な事なのだと考えさせられました。

    主人公はやる気のない料理人のおじさん。

    0
    2022年01月29日

    Posted by ブクログ

    この調子だとお代わりが欲しい感じなんだよね
    たまにふっと笑えてたまにすごく感動して、
    幸せが希望がこの本には溢れてる。

    0
    2018年11月25日

    Posted by ブクログ

    ケータリング業者の健一と難病でずっと病院暮らしの少年英樹の物語。
    全てが面倒臭いと手を抜いていた健一の料理が英樹の喜ぶ顔を見ることで変わっていく。自分の人生を延命に費やすのはもうイヤだ、と手術を受けないと決めた英樹の望みで最後の晩餐を作る健一の焼いたトーストがものすごく美味しそう。

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    良かった。健一という人がどんどん変わっていく様子が良い。
    出会う人たちによって人間らしさというか・・・本来の優しさが戻ってくるというか

    この僕がキーなんだけど、やっぱり切ないな

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    タイトルからして朝ご飯屋さんを舞台にお客さんとのハートフルな短編集とか想像したのだが、全然違っていて、ケータリング業を営むダラーとした中年男が、腰のリハビリで通う病院で出会った少年との交流を描く作品で、ちょっとしっとりもした良作。登場人物がたくさんいるので、集中して読まないと人間関係が掴みづらかった

    0
    2023年09月19日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの号泣。当事者だから変われること、当事者だからの影響力。なんでそんなに忙しくしてるの?と聞かれることがあるのは早くに父を亡くした故という自覚はある。そういうこと。

    0
    2021年06月27日

    Posted by ブクログ

    読後、じわじわと感動が押し寄せます。会場でパーティをセティングするケータリングという仕事をしている水島健一44歳の物語。前半はパーティ料理と苦しまずに死ねる薬の2つのテーマを軸に話が展開。内容は分散気味だし、タイトルとどう関係するのか全く分からない状態。後半、健一が車椅子の13歳の少年、水谷英樹との

    0
    2020年06月14日

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