桂望実のレビュー一覧

  • 息をつめて
    職を変え、住まいを変え人と関わらない様
    ひっそりと暮らす麻里
    後半その原因が明かされてからは、文字通り「息をつめて」読んでしまった
    今毒親は良く聞くけれども、毒子?怖い息子はどうすれば良いのだろう?
    再三言っても、息子には響かないし変わらない
    人をコントロールするのが上手く、思い通りにならないと何を...続きを読む
  • たそがれダンサーズ
    ★4.5

    グッとくるフレーズたっぷり。
    中盤以降、加速度的に面白くなります。
    吹き出したと思ったら落涙、楽しめました。
    私も「北極星」のような人間になりたいものです。
  • 残された人が編む物語
    この本はまたとてもとても良かった。
    人間に必要なのは、真実ではなく物語、というキーワードにぐっときた。
  • じゃない方の渡辺
    2019年「オーディションから逃げられない」改題

    全く、人生は幾つになってもオーディションから逃げられないのよ。生まれた時から、入試とか就職とか結婚とか。最後の方には、介護保険の認定面談まであるのよ。

    たまたま、同じ苗字の美女と同じクラスになり、友人となり、長い間、“じゃない方”というポジション...続きを読む
  • 嫌な女
    全然違う性格の2人の女性、夏子さんと徹子さんの人生のおはなし。
    男性を手玉に取りまくり、トラブル起こしまくりの夏子さん。それでも、「宝くじで100万円当たったら何したい?」って2時間盛り上げたり、「人生で楽しかったことのTOP10って何?」って聞いて幸せな気持ちにさせてあげられたりするような、こうい...続きを読む
  • 息をつめて
    最低限、最小限の生活道具を持ち、極力人と接しないような仕事をしながら、周囲で警察が来たり派手な出来事が起こりそうになると、そっと引っ越しまた別の仕事に就く。

    タイトル通り「息をつめて」生活する土屋麻里。なぜそんな風に生きるのか?その理由は明らかにされるまでが前半。人情味たっぷりの勤め先の女性が、そ...続きを読む
  • 息をつめて
    自分の子供が平気で人を傷つける性格をしていたら?の話。母親としての責任と自分の生き方と、それを決めるのは難しいだろうなぁ。子どもといっても何を考えているか分からない、自分と違う1人の人間だし。
  • 諦めない女
    読み進めていくたび、ゴールポストが動いていく感じ。一章ごとに、変貌するミステリーと言われているけど、それ以上に変わる。ミステリーになっているけれど、それを考える隙がない。

    スーパーでの数分の買い物の間に、6歳の少女の姿が消える。母親は、必死で探す。警察も学校も動くが、金銭の要求もなく、少女の身体も...続きを読む
  • じゃない方の渡辺
    ずっと自分はついてないと思ってた。
    親友は同じ苗字でなおかつキレイで自分は選ばれない方の渡辺

    でも理解して応援してくれる優しい父親がいる時点で展子はとってもついているんだと。

    学生時代って何かと人と比べて
    なんで?どうして?が付きまとう
    それくらい毎日誰かと行動していたから。

    でも社会にでたら...続きを読む
  • 息をつめて
    主人公が引っ越しを繰り返す理由は何故と問いながらのストーリー。面白かったです。
    お腹を痛めたかわいい我が子であったとしても
    手に負えないこともある、
    現実社会にはだしてはいけない、
    お金があるからこそ可能なやり方ですが読んだ後はスッキリしました。
  • 残された人が編む物語
    行方不明者を探す団体があるのは初めて知りました。
    いなくなった人を探す人々に寄り添った話。
    どれも辛い話ですが、自分なりの結着をつけるのは大事なのかなと思いました。
    生きるということは辛いこと。そう知らされた本です。
  • 嫌な女
    オムニバスな感じで面白かった。
    だんだん夏子が「嫌な女」ではなくなってくる。
    侍、徹子先生いい。孤独を受け入れて上手に生きてる。みゆきさんの手紙には感動。
    わたしには、あんな心配してくれる人いないな
  • じゃない方の渡辺
    人と比較して自分を損する側と考える主人公が一生懸命に生きる中で挫折を経て自分の持つ幸せに気がつく物語。
  • じゃない方の渡辺
     平凡な器量に生まれ、性格も地味だったために、子どもの頃から注目を浴びることも好意を寄せられることもなかった渡辺展子の半生を描く。全11章。

         * * * * *

     人目をひく容姿を持っているわけでもなく、言動に才気のきらめきを感じさせるところもない。どちらかというと平凡でおもしろみに欠...続きを読む
  • エデンの果ての家
    ワンマンエリートの父、専業主婦良妻賢母の母、優秀な弟。周囲からは、理想の家庭と認識されていたエデンの果ての家族。
    兄は、家族から疎外感を持ち、早くに独立していた。溺愛されていた弟は、親の期待通り、一流企業に就職。そんな両親自慢の弟が、母親殺人容疑で逮捕される。彼の無実を信じて、裁判の準備をする父と兄...続きを読む
  • 終活の準備はお済みですか?
    人生は予定通りに行かない。その時に見直してみる。そのためにエンディングノートには前半生を見直すページがある。なるほど、何歳でも人生を見直しこと。今の時点から計画を立て直す。終活相談員は寄り添うこと。
  • 僕は金になる
    破天荒な父親と将棋が天才的に強い姉
    真面目な僕としっかり者の母親
    両親が離婚して父と姉は家を出て行った。
    そこから始まる40年間の波瀾万丈なお話。

    面白かったです♪コメディかと思いきやグッと来ました。
    真面目で地道…そんな「歩」のような僕が「金」になるそんな素敵なお話です(^ ^)

  • じゃない方の渡辺
    人生はずっとオーディションだと思って生きていたらキツイことも多いだろう。そこに太一の緩さはどれだけ心強かったか。だからこそ一度の過ちも、私は許せないのだけど。
    渡辺エピソード少なかったから改題前の方がぴったりな気はする。
  • じゃない方の渡辺
    限りなく5に近い4!
    「じゃない方の渡辺」というタイトルに惹かれて迷わず買ったけど、大正解だった。ただ、結婚して渡辺じゃない期間が長いから、じゃない方の渡辺が適切かは微妙な気がする…?!
    タイトルからして、
    地味な渡辺さんが主人公、キラキラな渡辺さんが出てくる。主人公はちょっと卑屈。キラキラ渡辺さん...続きを読む
  • 息をつめて
    親はどこまで子供の責任を負わなければいけないのか
    主人公の麻里の最終決断は正しいと思った
    悲しいけれど矯正できない人間はいると思う