桂望実のレビュー一覧

  • 残された人が編む物語

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    身近な人の失踪というのは滅多に起こることではないので、感情移入は難しかった。
    けれど、人間関係の複雑さには共感できる部分がいくつもあった。

    その人のそばにいて看取るのと、行方もわからぬまま知らないうちに亡くなっていたと知るのとでは、同じ″死″でも残された側にとっての意味はまったく異なるのだと感じた。
    その人の人生の終わりまでを知っているかどうかで、残された者が死を受け入れる重みのようなものも変わってくるのかもしれない。

    なぜ“知る”ということが、こんなにも大切なのか。
    経験がないからこそ、読後には哲学的な疑問が残った。

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    2025年07月06日
  • 地獄の底で見たものは

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    ネタバレ

    4人のミドル女性のお話でした。
    オーディブルで聞きましたが、どの章もすっと耳に入ってきて、お話もわかりやすいと感じました。
    女性が、スカッとする世界の主人公になることが少ない、さらに中年くらいになってくるとますますあまりないよなぁと感じる中で、自分自身の年齢とは異なるもののなぜだか存在自体が嬉しく感じる本です。

    内容は全て、ラッキーハッピーなご都合主義ではなく、主人公自身の努力の積み重ねや、反省、内省して改善を試みたからこそつかんだ未来になっているからこそ、現実でもなんだか起こり得そうで、私も頑張りたいなと思えました。

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    2025年06月30日
  • 腕が鳴る

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    グイグイくるけど真摯で嫌味のない整理収納アドバイザー真穂の、的確で自由な発想やアドバイスはすごく参考になるし、依頼者達が片付けを機に自身を振り返り前を向いていく姿に心を打たれました。編物上手のタカ子さんと映画好きの泰久さんの話がすき。

    少しだけ語られた真穂さん自身の人生も心に残る。全員のこれからを応援したくなる1冊でした。

    〈心に残った言葉〉
    "片付けは、ご自身の過去と未来を再編成する作業でございます"

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    2025年06月30日
  • じゃない方の渡辺

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    「自分は“じゃない方”だから、ついていない」と思いながら生きるより、「ついている」と気づいたところから人生が好転していく。そんな展開に、自分自身も思い当たることがあった。
    目の前の出来事をどう捉えるかで、人生は大きく変わっていく。
    わかっているつもりでも、いざその場になると周りが見えなくなって、自分のことしか考えられなくなる。
    主人公とは性格も状況も違うけれど、誰にでも起こりうる話なのではないかと思った。

    主人公の夫が自分の身近な人と性格が似ていて、共感しながらも、小説を通してどこか客観的に見ることができた。
    日常生活でも人の良いところに気づけるようになりたい。そして、そういう余裕を持てるよ

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    2025年06月21日
  • 諦めない女

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    最初から最後までコロコロ展開が変わって面白かった。諦めないのは女というわけではないけど、男と女の違いのようなものを感じた。愛ちゃんがどうなったのかだけが気がかり。。。

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    2025年06月08日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ケータリング業者の健一と難病でずっと病院暮らしの少年英樹の物語。
    全てが面倒臭いと手を抜いていた健一の料理が英樹の喜ぶ顔を見ることで変わっていく。自分の人生を延命に費やすのはもうイヤだ、と手術を受けないと決めた英樹の望みで最後の晩餐を作る健一の焼いたトーストがものすごく美味しそう。

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    2025年06月02日
  • 腕が鳴る

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    片付けとは過去と未来を再編成するため作業である
    大切なものをきちんと収納できるように居場所を作る
    片付けることにより、これまでの自分を見つめ直して、これからの生き方を考える良い機会となるだろう

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    2025年05月23日
  • 腕が鳴る

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    中村真穂は整理収納アドバイザー、それぞれ片付けができない人たち、これを中村真穂にお願いする 本人も元は片付けができない。仕事の忙しさを言い訳して子供に言われ始めて気が付き、この仕事を始めた。部屋の片付けができない人は本当に自分ではどうしようもない。アドバイスを受けそのように進んでいくしかない。その後決めたことを守るように自分で気をつけるだけ、それでないと又バウンドしてしまう。

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    2025年05月22日
  • この会社、後継者不在につき

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    上手く行き過ぎな感じはするけど読むと元気が出て来ますね。
    読んでいるうちに忘れていた事を思い出して来ました。
    人に対する考え方を変えようと思いましたね。

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    2025年05月05日
  • 地獄の底で見たものは

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    奈落の底へ突き落とされた4人のアラフィフ女性が見事、リベンジを果たすストーリー。
    当然ながら奈落の底へ突き落とすのはオトコたち。
    特に一話の夫にはウンザリだったのでラストは痛快でした。
    これ、ぜひともNHKの夜ドラでドラマ化していただきたい!

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    2025年05月01日
  • 腕が鳴る

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    「人生の棚卸し」
    凄腕の整理収納アドバイザーが
    散らかった部屋と人生を大掃除。

    回を重ねるごとにどんどん整理収納から離れていったようにも思うが
    人生が、日常が、考え方が
    スッキリ好転していくさまが心地よい。

    私の部屋も家も人生も片付けてほしい(切実)

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    2025年04月28日
  • 終活の準備はお済みですか?

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    5つの短編、続きものからなる。どの主人公も、最初は好きになれない人たち。それが、「人生の見直し」をキーワードに少しずつ、自分らしい生き方を見つけていく。

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    2025年04月16日
  • 腕が鳴る

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    スゴ腕の整理収納アドバイザーが、部屋から溢れたものだけではなく人生までも大掃除する。
    簡単にモノを捨てればいいだけじゃなく、どんな部屋に住みたいかを想像し、目標をはっきりとさせることで自分を見つめ直すことになり、これからの生き方を考えるきっかけにもなる。

    5つの短編集。
    第1話 買い過ぎた家
    第2話 物が消えるリビング
    第3話 服が溢れるクローゼット
    第4話 段ボール箱だらけのアパート
    第5話 ちょい置きでカオスになった部屋

    どれも心のなかに何か抱えているものがあって、自分では気づけなかったことが、整理することによってなのか、つまりはアドバイザーのおかげなのかもしれないが、心の奥に溜まって

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    2025年04月12日
  • Run!Run!Run!

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    良かった。

    後半、岩本が走り出したあたりから、グッときた。

    電車内じゃなかったら、泣いていた可能性もある。

    ただのスポーツ小説ではない。
    もう少し、家族との関係と優のその後を深く描いてくれても良かったのではなかろうか。

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    2025年04月06日
  • 地獄の底で見たものは

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    キャリアを否定され、奪われたり、離婚を切り出されたりして、ある日突然どん底に落とされたアラフィフ女性が這い上がるまでの4つのお話。
    特別な才能やずば抜けた実績がある人でなければ、アラフィフの女性には「自分が必要とされなくなる不安」や「疎外感、居心地悪さ」を感じる場面が出てくると思う。それでも周りをよく見回せば、応援してくれる人や話を聞いてくれる人はいるかもしれない。そして別な場所に目を向ければ、まだ花咲けることができるかもしれない。でも待っているだけでは状況は動かない。自分で掴みに行かなくては…ということを改めて確認させられる。

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    2025年03月09日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    良かった。健一という人がどんどん変わっていく様子が良い。
    出会う人たちによって人間らしさというか・・・本来の優しさが戻ってくるというか

    この僕がキーなんだけど、やっぱり切ないな

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    2025年03月04日
  • 総選挙ホテル

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    序盤の下ごしらえの部分はどうしても人物の把握とか状況説明になるのでページが進みづらいけれど、そこを越えると一気に面白く感じた。
    また、上手く行き始める中にもちょっとした躓きや悩みなどブレーキ部分も散りばめてあるのでより現実味があって話に入っていきやすかったと思う。

    しかもそういう悩みへの助言だったりメッセージだったりが現実に悩んでいる人への助言やメッセージにもなりえていて、様々な状況に参考になりそうなんて思った。

    人がどう考え行動するかに大きな関心を持っていても人の心がどう動くかはあまり分かっておらず理解して行動しようとも思っていなさそうな元山社長が、結果だけ見ると狙ってやったのかと思うほ

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    2025年02月24日
  • 地獄の底で見たものは

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    前触れもなく訪れる人生の転機に、前向きに落ち着いて対処できるようになりたい。まずは言い訳に年齢を使わないようにしよう。

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    2025年02月18日
  • 地獄の底で見たものは

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    あぁもう無理だから感じたとしても、どうにかなるかもしれないと思わせてくれる話ばかり。主人公たちが、アラフィフというのもいいのかもね。

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    2025年01月30日
  • 終活の準備はお済みですか?

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    ネタバレ

    美紀さんの話に出てくる俳句がとても良かったです。自分サイズの合った幸せ、大事ですね。美紀さんと同じく、義理の親の介護が始まって、人生こんなはずじゃなかった、ってささくれ立っている私にはすごく響いたお話でした。

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    2025年01月24日