桂望実のレビュー一覧
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この作品は一言で言えば、企業再生のために奮闘する会社員(ホテルの従業員)たちのサクセスストーリーです。どうすれば業績が上がるのか、どうしたら社員たちのモチベーションが上がるのか新しく社長になった元山の奇想天外な改善策をどう受け取るのか、合理的でもいいのかと感じられた作品です。Posted by ブクログ
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読後、じわじわと感動が押し寄せます。会場でパーティをセティングするケータリングという仕事をしている水島健一44歳の物語。前半はパーティ料理と苦しまずに死ねる薬の2つのテーマを軸に話が展開。内容は分散気味だし、タイトルとどう関係するのか全く分からない状態。後半、健一が車椅子の13歳の少年、水谷英樹との...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルに惹かれました。
長編ですが読み易かったです。
ザ、女性から嫌われる女の夏子。ここまで振り切った生き方が出来たら面白いだろうな…とどこか憧れてしまいます。
最終章には泣きました。Posted by ブクログ -
前半と後半で物語の印象が変わった。前半の水島のイラッと来るくらいの無気力さ、後半英樹と出会った後の水島の変わり方、そして「朝ごはん」を食べた後の英樹の言葉がなんでか心にグッと来た。
全部読み終えた後ですごくいい作品だなと思えました。Posted by ブクログ -
人生に疲れた人が、おいしいご飯を食って、少し元気を回復して、再び世間の荒波に立ち向かっていく、「時には美味しいものを大切な人と食べていいんだぞ」的、昨今はやっている系小説かと思っていたのだが。
確かに人生に疲れて投げやりなおっさんが出てくるが、そのおっさんが食事を作る側の主人公という変化球を投じて...続きを読むPosted by ブクログ -
ケータリングを仕事としているやる気のないおじさんと、生まれながらの病気で日々を病院で過ごす僕。
僕はおじさんのやる気のなさを気に入っていたのだが、食を通し、僕と触れ合う事でおじさんは変わっていく。
切ない終わりに、読み終わってタイトルがグッとくる。Posted by ブクログ -
「嫌な女」である夏子とは正反対の性格である主人公の目線で一貫して語られ、時系列の進みによって夏子の様々な面が見え隠れする。設定はありがちだけど語られ方が面白かった。Posted by ブクログ
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子の題名は いつ出てくるんだろう。
やっと 後半に出てきましたね。
僕によって おじさんが 変わっていく。
この作家の 他の本も 読んでみたくなりました。Posted by ブクログ -
詳しいことを書くとネタばれになってしまうから書かないけど、縁って生きるってこういうことよねと思った。
昔話みたいに「幸せにくらしました。」おしまいみたいに人生はやさしくないけど、でも、生きていく意味や力をもらえる出会いというものがある。
主人公はだらだらしててやる気なくて、好かんなーと思って読んでい...続きを読むPosted by ブクログ -
・歳月を経て、夏子と徹子がどのように変わっていくか物語の構成が秀逸
・各章の冒頭は夏子と関わりがあった人物の証言から始まり、今度は夏子が何をしたのかが会話の中から読み取ることができる演出は斬新
・芯の通った生き方に羨ましさを感じるとともに、不器用にも見える生き方に共感を覚えるPosted by ブクログ -
面白い。実際にこんな人いるんじゃないか、こんな関係で繋がっている人達がいるんじゃないかと思わされる。遺言の話ではホロホロと泣け、夏子のペットの話では呆れ半分笑えてきて、ページを繰るごとに楽しめた。Posted by ブクログ
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サラッと読めてしまう。
ふくよか女性が、その人格と人望で本気で仕事に取り組み、周りを巻き込んでいく。
太っているのは、その意味ではたしかに敵を作りにくい。でも、自分の管理もできない人が。。とも思われる現実も知っている。
さわやかな読後感で、ストレスはなく読める系でした。Posted by ブクログ -
ケータリング業者の『おじさん』が、『僕』との出会いによって変わって行く様子が、2人も含め周囲の様々な人たちの視点で描かれています。
後から気づいたけど、タイトルは『僕』目線なんだな。
作中の随所に出てくる料理の過程の描写が細やかで、画が目に浮かんでくるようでした。
『おじさん』の変化とともに...続きを読むPosted by ブクログ -
ケータリングの仕事にやる気もなく、人に気遣いもできず、無気力に生きるおじさんと、ケータリング業者が持っていると、ネットで都市伝説化している「死ねる薬」をほしがる、いろいろな職業の人達の話が淡々すすむので、始めは思ったより期待感がかなり下がったのだすが・・・
難病の子「英樹君」と関わったことによって...続きを読むPosted by ブクログ -
被害者の家族でありながら加害者の家族でもある、難しい立場。わりと被害者の家族は取り上げられるけど加害者家族の心情や状況を扱った作品は少ないのでは?あまり想像したくない話ではあるけれども。Posted by ブクログ
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先日の『水曜日のダウンタウン』で、「どんなマイナースポーツも一度は漫画化されてる説」を検証していました。結果は、漫画化されていないスポーツもごくわずかながらあり。それでも、そんな漫画もあるのかと驚くほど多種多様。本の場合はどうなのかも検証してほしかったりして。
本作はトランポリン競技でオリンピック...続きを読むPosted by ブクログ