桂望実のレビュー一覧

  • 僕とおじさんの朝ごはん

    Posted by ブクログ

    ぐうたらで無気力に生きるケータリング業者の水島健一。
    先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、それらと真面目にかかわらざるを得なくなる―。
    少年が最後に下した決断に、水島はどう向き合うのか。
    「生きるということ」「残されたものの哀しみ」とは。
    究極の問いに挑んだ、桂望実の最新作!

    0
    2016年07月03日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終えて、ふうと息をつく。

    表紙とタイトルから、
    坂木司さんのホリデーシリーズ(大好き♪)をイメージしてました。

    誰とも深くかかわらず、面倒くさがりでやる気のない健一。
    ケータリングサービスを生業としながら、
    その仕事ぶりは、どれだけ手抜きをして、出来あいの物を見栄え良く盛り付けられるか。

    その健一が遭遇した事故現場で、寛子を助けたことから少しずつ変わっていく。
    というか、妹と親友の死にまつわる後悔のようなものから無気力になってしまっただけなのかもしれない…。

    そして、”僕”、英樹との出逢い。
    生まれた時から、その人生のほとんどを病院で過ごしてきた英樹。

    もうね、ここからの健一と英

    0
    2016年02月08日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    友人が片付けのアドバイザーをしているので、片付けは自分の内面と向き合う作業であると話で聞いていたが、物語として読むとより腑に落ちた。
    私自身は片付けられないタイプではないけれど、物欲がない故に自分の″好き″がわからなくなる時がある。この物は好きで買ったのか、実用的だから買ったのかとか。
    断捨離はときどきするけれど、機械的にどんどん捨てることばかりしていたので、じっくり時間をかけて、自分にとって何が大事なのかを向き合う時間をつくる視点で片付けをしてみるのはありかもしれない。

    0
    2025年12月07日
  • 総選挙ホテル

    Posted by ブクログ

    ホテルに限らず、仕事と誠実に向き合うこと、組織の中で皆にモチベーションをもたせることが如何に難しいかを考えさせられました。
    うちの会社も総選挙してみたいな。。

    0
    2025年11月29日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    よく片付け後に人生が変わった、という話があるがまさにそれを物語にした本。しかも未来よりも過去を掘り起こすほうにより価値がおかれているのが面白い。どのストーリーを好きと思うかで自分が今感じているモヤモヤのヒントになるかもしれない。

    0
    2025年11月16日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    大好きな整理整頓と桂望実さん。面白かった!!

    自分自身が認めてあげればいい。自分が認めてあげてないから、他の人に認めてほしくなる。〜なるほどなぁ。

    片づけをすると、スッキリするし、人生に風が通るようで、いいことがある。

    いろいろな家族の関係がある。散らかさずに、そして、家を私の好きなようにさせてくれる夫に改めて感謝した。

    0
    2025年09月23日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    よくあるお仕事小説ね、知らない作家さんだわと軽い気持ちで読み始めたけど、めちゃくちゃおもしろい。それぞれのお話がとっても良いお話で、元気をくれるビタミン小説。

    0
    2025年09月21日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    片付かない片付けられないということに何かしら理由があるのね。自分では気づきにくいから、その手助けをしてもらう。ありだな。片付けしたくなる本。

    0
    2025年08月10日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    片付けの参考になればと選んだ本。
    人生と繋がる片付けの5つの物語が面白かった。
    整理収納アドバイザーさんの色々な提案に、依頼者は後押しされて新たな人生を歩いていく。
    過去を振り返って大切な思い出として、自分の胸の中へ仕舞う作業、断捨離は節目の時期なのかと感じた。
    自分のところにも来ていただきたいと思うようなアドバイザーさんでした。

    0
    2025年07月12日
  • 残された人が編む物語

    Posted by ブクログ

    身近な人の失踪というのは滅多に起こることではないので、感情移入は難しかった。
    けれど、人間関係の複雑さには共感できる部分がいくつもあった。

    その人のそばにいて看取るのと、行方もわからぬまま知らないうちに亡くなっていたと知るのとでは、同じ″死″でも残された側にとっての意味はまったく異なるのだと感じた。
    その人の人生の終わりまでを知っているかどうかで、残された者が死を受け入れる重みのようなものも変わってくるのかもしれない。

    なぜ“知る”ということが、こんなにも大切なのか。
    経験がないからこそ、読後には哲学的な疑問が残った。

    0
    2025年07月06日
  • 地獄の底で見たものは

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4人のミドル女性のお話でした。
    オーディブルで聞きましたが、どの章もすっと耳に入ってきて、お話もわかりやすいと感じました。
    女性が、スカッとする世界の主人公になることが少ない、さらに中年くらいになってくるとますますあまりないよなぁと感じる中で、自分自身の年齢とは異なるもののなぜだか存在自体が嬉しく感じる本です。

    内容は全て、ラッキーハッピーなご都合主義ではなく、主人公自身の努力の積み重ねや、反省、内省して改善を試みたからこそつかんだ未来になっているからこそ、現実でもなんだか起こり得そうで、私も頑張りたいなと思えました。

    0
    2025年06月30日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    グイグイくるけど真摯で嫌味のない整理収納アドバイザー真穂の、的確で自由な発想やアドバイスはすごく参考になるし、依頼者達が片付けを機に自身を振り返り前を向いていく姿に心を打たれました。編物上手のタカ子さんと映画好きの泰久さんの話がすき。

    少しだけ語られた真穂さん自身の人生も心に残る。全員のこれからを応援したくなる1冊でした。

    〈心に残った言葉〉
    "片付けは、ご自身の過去と未来を再編成する作業でございます"

    0
    2025年06月30日
  • じゃない方の渡辺

    Posted by ブクログ

    「自分は“じゃない方”だから、ついていない」と思いながら生きるより、「ついている」と気づいたところから人生が好転していく。そんな展開に、自分自身も思い当たることがあった。
    目の前の出来事をどう捉えるかで、人生は大きく変わっていく。
    わかっているつもりでも、いざその場になると周りが見えなくなって、自分のことしか考えられなくなる。
    主人公とは性格も状況も違うけれど、誰にでも起こりうる話なのではないかと思った。

    主人公の夫が自分の身近な人と性格が似ていて、共感しながらも、小説を通してどこか客観的に見ることができた。
    日常生活でも人の良いところに気づけるようになりたい。そして、そういう余裕を持てるよ

    0
    2025年06月21日
  • 諦めない女

    Posted by ブクログ

    最初から最後までコロコロ展開が変わって面白かった。諦めないのは女というわけではないけど、男と女の違いのようなものを感じた。愛ちゃんがどうなったのかだけが気がかり。。。

    0
    2025年06月08日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

    Posted by ブクログ

    ケータリング業者の健一と難病でずっと病院暮らしの少年英樹の物語。
    全てが面倒臭いと手を抜いていた健一の料理が英樹の喜ぶ顔を見ることで変わっていく。自分の人生を延命に費やすのはもうイヤだ、と手術を受けないと決めた英樹の望みで最後の晩餐を作る健一の焼いたトーストがものすごく美味しそう。

    0
    2025年06月02日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    片付けとは過去と未来を再編成するため作業である
    大切なものをきちんと収納できるように居場所を作る
    片付けることにより、これまでの自分を見つめ直して、これからの生き方を考える良い機会となるだろう

    0
    2025年05月23日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    中村真穂は整理収納アドバイザー、それぞれ片付けができない人たち、これを中村真穂にお願いする 本人も元は片付けができない。仕事の忙しさを言い訳して子供に言われ始めて気が付き、この仕事を始めた。部屋の片付けができない人は本当に自分ではどうしようもない。アドバイスを受けそのように進んでいくしかない。その後決めたことを守るように自分で気をつけるだけ、それでないと又バウンドしてしまう。

    0
    2025年05月22日
  • この会社、後継者不在につき

    Posted by ブクログ

    上手く行き過ぎな感じはするけど読むと元気が出て来ますね。
    読んでいるうちに忘れていた事を思い出して来ました。
    人に対する考え方を変えようと思いましたね。

    0
    2025年05月05日
  • 地獄の底で見たものは

    Posted by ブクログ

    奈落の底へ突き落とされた4人のアラフィフ女性が見事、リベンジを果たすストーリー。
    当然ながら奈落の底へ突き落とすのはオトコたち。
    特に一話の夫にはウンザリだったのでラストは痛快でした。
    これ、ぜひともNHKの夜ドラでドラマ化していただきたい!

    0
    2025年05月01日
  • 腕が鳴る

    Posted by ブクログ

    「人生の棚卸し」
    凄腕の整理収納アドバイザーが
    散らかった部屋と人生を大掃除。

    回を重ねるごとにどんどん整理収納から離れていったようにも思うが
    人生が、日常が、考え方が
    スッキリ好転していくさまが心地よい。

    私の部屋も家も人生も片付けてほしい(切実)

    0
    2025年04月28日