桂望実のレビュー一覧
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六年生の時に父と姉が出て行った。主人公の守は真面目な母と二人で暮らしていくことになる。
父はろくに働きもせず、天才的な将棋をさす姉に賭け将棋をさせて生計を立てる。
破天荒な父と姉に翻弄されるドタバタコメディ‥‥を想像して読み始めたものの、見事に裏切らた‥‥表紙からして、もう面白そうなのに、なかなかにシリアスな面もあって色々考えさせられるお話でした。
破天荒な父と姉を軽蔑しながらも、特別なものを持っている二人が羨ましくもある守。でも父と姉は、「守はちゃんとしていて凄い」「お前はまっとうに生きろ」と言う。
父と姉の生き方を受け入れられないのにどうしても離れられず事あるごとに会いに行く、そんな約 -
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変わり者の父と姉と普通の僕との人生ドラマ。
1・昭和54年(1979年)
2・昭和57年(1982年)
3・昭和60年(1985年)
4・平成元年(1989年)
5・平成6年(1994年)
6・平成9年(1997年)
7・平成23年(2011年)
8・平成29年(2017年)
小6の時に両親が離婚し、父・姉と離れ離れになった僕・守。
久しぶりに再会した父は、将棋の強い姉が賭け将棋で稼いだお金で生計を立てているダメ親父。姉は一般常識のない将棋が強くて、こだわりのない不安定な生活を送っている実態だった。
姉の将棋の才能に羨ましさを感じながら、普通の人生のレールを歩んでいくうち、普通が普通で -
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将棋をさす以外に何も出来ない姉とギャンブル好きの父が、両親の離婚で母と守の元から出ていった。
2人の生活は、その後も姉の賭け将棋の上がりで成り立つものだった。
全然期待せずに読み始めましたが、とーっても良かった。
暖かい家族小説でした。
父ちゃんの様な人は困りものだし、姉ちゃんはあのままではいけなかったのかも知れないけれど、至って普通の守が歳を重ね、2人がを認められるようになる様子に胸の奥が暖かくなりました。
守とりか子の子供の性格が真逆なことも、血の繋がった家族なんだなとしみじみ。
将棋に明るくなく、そこだけが心残り。
歩がと金に変わる、「父ちゃんとの思い出も、特別な思い出に変わるの -
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ネタバレ読み終えて、ふうと息をつく。
表紙とタイトルから、
坂木司さんのホリデーシリーズ(大好き♪)をイメージしてました。
誰とも深くかかわらず、面倒くさがりでやる気のない健一。
ケータリングサービスを生業としながら、
その仕事ぶりは、どれだけ手抜きをして、出来あいの物を見栄え良く盛り付けられるか。
その健一が遭遇した事故現場で、寛子を助けたことから少しずつ変わっていく。
というか、妹と親友の死にまつわる後悔のようなものから無気力になってしまっただけなのかもしれない…。
そして、”僕”、英樹との出逢い。
生まれた時から、その人生のほとんどを病院で過ごしてきた英樹。
もうね、ここからの健一と英 -
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思いも寄らない転落から人生がガラッと変わってしまった四人のアラフィフ女性の物語です。
物語は同一テーマの女性のそれぞれを描く短編集。一篇ずつはそれぞれ独立して、相互の関連はない。
一人目は結婚相手から突如一方的に離婚を言い渡された専業主婦。二人目は長年育て上げてきた事業を全否定で取り上げられた会社員。三人目はオリンピックを目指して育ててきた選手にもうついていけないと逃げられたコーチ。四人目は長年担当していた番組から突然降ろされて収入の途絶えてしまったフリーランスの女性。それぞれの女性は唐突に目の前に開いた穴に落とされ、すわ絶体絶命かと思われるような状況に追い込まれる。けれど、それで人生 -
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ネタバレ息子が二人いるが、どちらに経営を継がせるか悩む菓子会社の社長の元にやってきたのは、北川徹という、どこか怪しい中小企業診断士。
彼は決めかねている社長に、どちらに適性があるか、二人を競わせる提案をする。
物語の内容は全く違うが、整理収納アドバイザーの中村真穂の物語『腕がなる』との共通点を感じる手法で描かれていた。(最後に北川のことがわかってくるのも同じ)
私が印象的だったのは、最後の伊藤浩紀のお話。
老舗の刃物メーカーの社長が急死し、妻の取締役は自分に経営は無理だと、外国資本になる。職人たちは反発するし、いきなり働く場所が揺らいだ。浩紀はこれまでは指示待ちで、誰かに決めてもらいたい、頑張りたく -
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実に読みやすい文体、物語で、時折り驚かされる出来事を挟み込みながら、決して退屈するわけでは無いストーリーを、細かく分かれた章(せいぜい10ページ位ずつである)に沿って読み進めていく事が出来る、よく出来た小作品であると思う。
また、タイトルにある不動産、については、正しい専門的な知識(著者は不動産会社勤務の経験があるのだろうか?)を元にしたと思われる記述もあり、いずれ不動産の相続をするだろうである方には、大いに参考になるのでは無いかとも思う。
かつて相続を経験した私の場合は兄弟も無く、かと言って相続の苦労が無かった訳でも無い。その様な境遇なのでこの物語に出てくる4人兄弟の家族一人一人の気持ち