桂望実のレビュー一覧

  • 僕は金になる

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    六年生の時に父と姉が出て行った。主人公の守は真面目な母と二人で暮らしていくことになる。
    父はろくに働きもせず、天才的な将棋をさす姉に賭け将棋をさせて生計を立てる。

    破天荒な父と姉に翻弄されるドタバタコメディ‥‥を想像して読み始めたものの、見事に裏切らた‥‥表紙からして、もう面白そうなのに、なかなかにシリアスな面もあって色々考えさせられるお話でした。

    破天荒な父と姉を軽蔑しながらも、特別なものを持っている二人が羨ましくもある守。でも父と姉は、「守はちゃんとしていて凄い」「お前はまっとうに生きろ」と言う。
    父と姉の生き方を受け入れられないのにどうしても離れられず事あるごとに会いに行く、そんな約

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    2021年05月11日
  • 僕は金になる

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    とある家族の40年を読むことで、人生を追体験できる。
    仕事とは、家族とは、色々と思うところが描かれている。
    毎日、何もない日常を歩の様に一歩一歩ずつ積み重ねて生きていること自体がドラマと気付かされる。
    ありのまま、自分のままでしか生きられないから、家族とは厄介だけど、家族には歴史がある。
    本編で描かれる家族の歴史が、最後の一文をとても素敵な余韻のある文に仕立て上げる。
    ありのままに生きること、未熟者が集まってすったもんだする家族って良いなぁと思わせてくれた本。

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    2020年01月05日
  • 僕は金になる

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    変わり者の父と姉と普通の僕との人生ドラマ。

    1・昭和54年(1979年)
    2・昭和57年(1982年)
    3・昭和60年(1985年)
    4・平成元年(1989年)
    5・平成6年(1994年)
    6・平成9年(1997年)
    7・平成23年(2011年)
    8・平成29年(2017年)

    小6の時に両親が離婚し、父・姉と離れ離れになった僕・守。

    久しぶりに再会した父は、将棋の強い姉が賭け将棋で稼いだお金で生計を立てているダメ親父。姉は一般常識のない将棋が強くて、こだわりのない不安定な生活を送っている実態だった。

    姉の将棋の才能に羨ましさを感じながら、普通の人生のレールを歩んでいくうち、普通が普通で

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    2019年09月05日
  • 僕は金になる

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    将棋をさす以外に何も出来ない姉とギャンブル好きの父が、両親の離婚で母と守の元から出ていった。
    2人の生活は、その後も姉の賭け将棋の上がりで成り立つものだった。

    全然期待せずに読み始めましたが、とーっても良かった。
    暖かい家族小説でした。

    父ちゃんの様な人は困りものだし、姉ちゃんはあのままではいけなかったのかも知れないけれど、至って普通の守が歳を重ね、2人がを認められるようになる様子に胸の奥が暖かくなりました。

    守とりか子の子供の性格が真逆なことも、血の繋がった家族なんだなとしみじみ。

    将棋に明るくなく、そこだけが心残り。
    歩がと金に変わる、「父ちゃんとの思い出も、特別な思い出に変わるの

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    2018年12月11日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    この調子だとお代わりが欲しい感じなんだよね
    たまにふっと笑えてたまにすごく感動して、
    幸せが希望がこの本には溢れてる。

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    2018年11月25日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    タイトルが私の好みの感じだったので読みました。
    驚いたのは叔父でも伯父でもなく本当にただのおじさんだったこと。
    そんなおじさんと「僕」が出逢い親交を深めていく過程が丁寧に描かれていて良かったです。
    「僕」との出逢いと別れを通して仕事へのやる気を取り戻すおじさんに何故だか嬉しくなりました。おすすめです。

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    2018年03月11日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    どうしてかな、すごく入ってきた。
    すごく理解できた、書かれていることに呼応するみたいに。
    このタイミングで、手元に来てくれたことに感謝したいくらい。

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    2017年06月10日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ぐうたらで無気力に生きるケータリング業者の水島健一。
    先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、それらと真面目にかかわらざるを得なくなる―。
    少年が最後に下した決断に、水島はどう向き合うのか。
    「生きるということ」「残されたものの哀しみ」とは。
    究極の問いに挑んだ、桂望実の最新作!

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    2016年07月03日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    ネタバレ

    読み終えて、ふうと息をつく。

    表紙とタイトルから、
    坂木司さんのホリデーシリーズ(大好き♪)をイメージしてました。

    誰とも深くかかわらず、面倒くさがりでやる気のない健一。
    ケータリングサービスを生業としながら、
    その仕事ぶりは、どれだけ手抜きをして、出来あいの物を見栄え良く盛り付けられるか。

    その健一が遭遇した事故現場で、寛子を助けたことから少しずつ変わっていく。
    というか、妹と親友の死にまつわる後悔のようなものから無気力になってしまっただけなのかもしれない…。

    そして、”僕”、英樹との出逢い。
    生まれた時から、その人生のほとんどを病院で過ごしてきた英樹。

    もうね、ここからの健一と英

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    2016年02月08日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    「不動産の遺産分け」が兄弟姉妹のいろいろな考えがある。4人とも幸せそうに見え事情が異なるが大変な思いをしている。大いに参考になる1冊と思う。

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    2026年05月27日
  • 地獄の底で見たものは

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     思いも寄らない転落から人生がガラッと変わってしまった四人のアラフィフ女性の物語です。

     物語は同一テーマの女性のそれぞれを描く短編集。一篇ずつはそれぞれ独立して、相互の関連はない。
     一人目は結婚相手から突如一方的に離婚を言い渡された専業主婦。二人目は長年育て上げてきた事業を全否定で取り上げられた会社員。三人目はオリンピックを目指して育ててきた選手にもうついていけないと逃げられたコーチ。四人目は長年担当していた番組から突然降ろされて収入の途絶えてしまったフリーランスの女性。それぞれの女性は唐突に目の前に開いた穴に落とされ、すわ絶体絶命かと思われるような状況に追い込まれる。けれど、それで人生

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    2026年05月25日
  • この会社、後継者不在につき

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    この会社後継者不在につき
    題名のごとく 社長が後継者を決めなければならない状況になった際、中小企業診断士の北川氏のアドバイスにより企業の将来を決定してゆく状況を物語としたヒューマンストーリー
    なんといっていいんだろう
    ありきたりのようなでも楽しいお話
    おじさんにとっては実感も伴ういい話だなぁ

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    2026年05月24日
  • 腕が鳴る

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    整理収納アドバイザー中村真穂がクライエントの抱える悩みと共にその人の人生に寄り添って片付けを手伝う話。簡単に説明したらそれだけなのだけれど、それぞれの人生が皆味がある。

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    2026年05月23日
  • この会社、後継者不在につき

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    後継者を考えるステップにいる経営者についての三部作。
    それぞれに、周りの人の本質が見えたり、能力が見えたりで、良い結末になっていて、読後感が良い。
    アドバイスをする北川の存在が良かった。

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    2026年05月03日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    無気力なケータリングやをやっている健一と、生まれてからずっと病気と共に生きる少年の話。少年とおじさん、お互いに一生懸命すぎないところがいいのか、居心地よく過ごしているうちに、お互いに良い関係になっていく。
    手術を辞めたいと言った少年との場面、その思いに一生懸命寄り添った健一、最後の晩餐が実現した場面も、うるうるしてしまった。

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    2026年05月01日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    サクサク読めておもしろかったです。
    お金は将来のために使うもの、ほんとその通りだと思います。
    兄弟姉妹、みんなそれぞれお金の入り用があったけど、最後はみんな円満に共有不動産の不動産相続ができ、そのお金を未来の投資への使い方ができ円満解決でした。

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    2026年04月28日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    クセ強母が遺した不動産を相続した四人の兄弟姉妹。
    その売却価格で揉めているうちに
    これまで浅かった関係が深まっていく。

    タイトルや帯から、苛ついたり不快になるかと憂慮したがさにあらず。
    歳を重ねても、長年の付き合いでも、関係性を変えることはできるし、いくつになっても成長することだってできる。

    老親の面倒をみていた娘が多めに相続するのはもっともでは?と思ったり
    姪が不動産業なのは恵まれてるなと思ったり。

    サクッと読めて後味爽快。

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    2026年04月16日
  • この会社、後継者不在につき

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    ネタバレ

    息子が二人いるが、どちらに経営を継がせるか悩む菓子会社の社長の元にやってきたのは、北川徹という、どこか怪しい中小企業診断士。
    彼は決めかねている社長に、どちらに適性があるか、二人を競わせる提案をする。
    物語の内容は全く違うが、整理収納アドバイザーの中村真穂の物語『腕がなる』との共通点を感じる手法で描かれていた。(最後に北川のことがわかってくるのも同じ)

    私が印象的だったのは、最後の伊藤浩紀のお話。
    老舗の刃物メーカーの社長が急死し、妻の取締役は自分に経営は無理だと、外国資本になる。職人たちは反発するし、いきなり働く場所が揺らいだ。浩紀はこれまでは指示待ちで、誰かに決めてもらいたい、頑張りたく

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    2026年04月09日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    実に読みやすい文体、物語で、時折り驚かされる出来事を挟み込みながら、決して退屈するわけでは無いストーリーを、細かく分かれた章(せいぜい10ページ位ずつである)に沿って読み進めていく事が出来る、よく出来た小作品であると思う。

    また、タイトルにある不動産、については、正しい専門的な知識(著者は不動産会社勤務の経験があるのだろうか?)を元にしたと思われる記述もあり、いずれ不動産の相続をするだろうである方には、大いに参考になるのでは無いかとも思う。

    かつて相続を経験した私の場合は兄弟も無く、かと言って相続の苦労が無かった訳でも無い。その様な境遇なのでこの物語に出てくる4人兄弟の家族一人一人の気持ち

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    2026年04月04日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    母親が亡くなり、それまで希薄な付き合いだった兄弟姉妹4人が相続した共有不動産の処分でバトルに。
    みんな抱えている悩みがあり、共有不動産がどうなるかだけでなく、悩みは解決するのかも気になった。
    長女渚さんの行動が1番ぐっと来ました。
    読みやすくて、元気をもらえる一冊だった。

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    2026年03月28日