桂望実のレビュー一覧

  • この会社、後継者不在につき

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    お仕事小説は私の中では、結構、好き嫌いがあるんだけれども、この本は面白かった!!!
    内容も難しくないし、短編の3話から構成されており、すごく読みやすくて良い。
    職業柄、会社というものがあまり分かっていないが、この本を読むと、社員から見た目線、社長から見た目線、両方にフォーカスを当てているので飽きずに読めた。

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    2024年07月13日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    無気力で人に関心がなく、面倒が口癖の主人公。そんな彼がある少年と出会い、真面目に人生と向き合います。

    初めはだらだら進む展開に読んでいてあまり楽しいものではありませんでしたが、後半から予想を大きく覆します。読んでいて心を動かされました☺️

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    2024年06月20日
  • この会社、後継者不在につき

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    会社存続の問題に関する話。
    1つ目と2つ目は社長の目線て3つ目は一社員の目線で書かれている。
    相手の立場で考えるのことが大事なのはわかっているけど難しいですよね。心掛けていきたい。

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    2024年06月14日
  • この会社、後継者不在につき

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    企業の跡継ぎ問題をテーマにした短編3作。
    書き下ろし。

    第一章
    第二章 
    第三章

    中小企業診断士・北川が、企業の跡継ぎ問題に鋭い提案をしていく。

    ケーキ製造会社、カバン製造会社、刃物製造会社と、跡継ぎ問題に悩む企業が、それぞれの会社存続の形や、社員のモチベーションアップなど、ともに成長していくハートフルなストーリー。

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    2024年06月12日
  • 総選挙ホテル

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    選挙で自分の働く所が変わって合うかどうか不安だろうに、そこから自分の良さが出て来て合ってくるのが素敵でした。皆の意識が変わっていくのがとても良かった。どんどんホテルが良くなっていくお仕事小説でした。

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    2024年06月01日
  • この会社、後継者不在につき

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    とても前向きになれる本。働くって素晴らしいと再認識。個人的には、ものづくり企業が大好きなので、第三章が一番好き。ただ、あまりにわかりやすい展開過ぎて軽く読んでしまう感じがちょっと残念かも。

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    2024年05月10日
  • 残された人が編む物語

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    亡くなった方への想いはどんどん美化されるか全くその反対か。どっちも正解なんてわからないけど、今生きている残された人が少しでも幸せに生きるための物語が大切だと学んだ。孝行したい時に親は無し。

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    2024年05月02日
  • 僕は金になる

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    働かないギャンブル好きの父親と、
    将棋が好きだけどそのほかは、なにもできない姉。
    2人に憧れながらも、普通の生活を目指す主人公。

    わかった家族、楽しい家族。

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    2024年04月29日
  • Run!Run!Run!

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    面白く読めましたが、一つだけ。この主人公の性格がこんなに変わるかな。対人関係でこれほど論理的でドライな考え方をする奴に仲間意識など芽生えないと思うが。

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    2024年04月27日
  • この会社、後継者不在につき

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     中小企業には悩みが尽きない。業績は経営者の舵取りでなんとかなる。だが、必ず突き当たるのが後継者問題だ。
     大企業のように人材が揃っているわけではない。数少ない候補者はみな帯に短し襷に長しで、とても任せられないように見えてしまう。

     そんな悩める経営者が1人の中小企業診断士との出会いによって、自身を見つめ直して変わってゆくさまを描いたヒューマンドラマ連作短編集。
              ◇
     会社のトイレを出た岡村正人は廊下で次男の玲二がつっ立っているのに気づいた。熱心にスマホを見ているらしい。
    何をしているのか尋ねると、波の情報を見ていると返ってきた。サーフィン好きは知っているが勤務時

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    2024年03月25日
  • この会社、後継者不在につき

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    中小企業診断士の北川が関わる3つの会社の事業後継問題を描いた連作集。
    洋菓子店を営む社長の全く違う性格の2人の息子達。どちらに継がせば、、
    一人でブランドバッグ店を立ち上げた女性、後継者には物足りない社員達、、
    刃物メーカーの押しの弱い平社員、社長の急死を受けての動揺と葛藤。
    軽く読めるのに中身が濃いし、理屈では分かってるつもりでもなかなか柔軟な考えには至らないリアルさが良かった。

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    2024年03月22日
  • この会社、後継者不在につき

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    この会社、誰に引き継げばいいんだろう?経営者でも何でもない私には計り知れない悩みだが、企業の命運をわけるこの後継者問題。その問題にどこか胡散臭い中小企業診断士の北川がアイデアを出すケーススタディ3編。面白かったのはケース①のケーキ屋。2人の息子どちらかに後を継がせたいが長男は真面目だが要領が悪い。次男はちゃっかりしてるがちゃらんぽらん。どうも決め手に欠けるなか、北川のとあるアイデアで決着がつく。単純にケーキが好きなので楽しく読めた。3編とも良作だと思うが、欲を言うなら北川の個性がもっと強くてもいいかも。

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    2024年03月10日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    感想
    普段と違う人との出会い。何かをもたらす。もしかして昔の夢を思い出すかも。少し形は違うかもだけど。もう一度向き合う準備ができるかも。

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    2024年02月21日
  • この会社、後継者不在につき

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    ネタバレ

    面白かった。
    珍しく中小企業診断士が活躍する物語。一般的には中小企業診断士というよりコンサルティングといった方が伝わりやすいと思うが、あえて中小企業診断士とすることに作者のこだわりを感じる。

    取っても食えないとバカにされがちな中小企業診断士の資格であるが、その仕事ぶりがわかるお仕事小説。純粋に中小企業診断士が活躍する話はほかで読んだことなかったので、素直に嬉しい。

    物語は3つの短編からなる。それぞれに問題を抱えた会社が舞台になっている。後継者を長男にするか次男に悩むパン屋、無能な部下しかいないと悩むバックメーカー、先代社長の急逝により外資系企業に買収された包丁製造業。型やぶりな中小企業診断

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    2024年02月12日
  • この会社、後継者不在につき

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    まだ続きそうな予感。
    後継者問題に悩む各会社に対して、中小企業診断士の北川が奇想天外の提案し、クライアントと一緒に後継者問題を解決していく物語。
    各章に一会社が描かれており、この本三章で三つの会社(ケーキ屋、かばん屋、包丁屋)が描かれている。

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    2024年02月01日
  • この会社、後継者不在につき

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    中小企業診断士の北川がケーキ屋、バック、包丁の会社の後継者問題を解決アドバイスする。
    従業員の意識改革であり、会社経営者の視点を変えてみる等、かなり面白い企業小説になっていた。
    ホロっとさせる場面もあり、読後感はかなり満足させてもらいました。

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    2024年01月31日
  • 総選挙ホテル

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    「県庁の星」も「嫌な女」もおもしろかったけど、これもおもしろかったです。そして、泣けました。いろんな人の隠れた才能が適材適所で開花するんだけど、実は唯一ポジション変わってない支配人さんの能力がすごかった。石ノ森章太郎さんの「HOTEL」の支配人さんレベル。物語もHOTEL級だったと思います。

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    2024年01月06日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    年齢の違う2人の心の通わせが良かった!少年を縁として、健一と少年の父が一緒に出かけるのも楽しそうだった。こういう関係の広がりもあるんだなぁ。少年との付き合いを通して、手抜きばかりのケータリングだったのが、丁寧に料理をするようになった健一。

    健一が少年に言った言葉
    「生まれてきただけで意味がある。親にとっては、生まれてきてくれたというだけで、幸せを運んでくれるんだからな。そこにいてくれるだけで充分なんだ。思っていたような子どもにならなくても、問題を起こしたとしても、自分の子どもとして生まれてきてくれただけで それだけで充分なんだ」が、心にしみじみと残った。

    また、「思うようにはいかないな、人

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    2023年11月18日
  • じゃない方の渡辺

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    ネタバレ

    「人生はオーディションの連続だと思います。」
    の書き出しに惹かれて読み始めました。

    「じゃない方」感に苦しむ話かな?と思ったら割と前半だけで、殆どは主人公・展子が困難にぶつかり成長し、幸せに気づくまでのストーリー という感じでした。

    プレッシャーから周りが見えなくなって、昔からツイてないせいだと思ってしまう展子の気持ちも、大雑把(よく言えばおおらか)で「なんくるなる!」精神の太一の気持ちも分かるな〜。
    ただ、エスカレートする展子の詰め方は、普段言われる側にいる私としては文字で読んでてもキツかったです。

    そして合間合間の語り口調に違和感があって「なんだこれ?」と思っていたのですが、最後の展

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    2023年11月14日
  • たそがれダンサーズ

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    それぞれ様々の背景をもつ人たちが一つに集まって何かを成し遂げる。成し遂げることの大小も、年齢も性別も関係なく、何かに真剣になってそこから得るものの大きさは、他の誰に評価できるものでもない、自分のもの。
    そんなことを考えさせられた作品だった。

    終わり方も良かった。競技会の結果で終わるのではなく、その後の日常まで描かれていて、物語のはじめからの各キャラクターの変容が胸に迫る。

    ちょっとかたい感想になってしまったけれど、(主に)3人の初心者ダンサーの日常と、講師の心の機微が、適度に入れ替わり登場するので、とても読みやすい。
    3人が社交ダンスにのめり込んでいくのと同じように、読んでいる方も引き込ま

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    2023年10月18日