桂望実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「自分は“じゃない方”だから、ついていない」と思いながら生きるより、「ついている」と気づいたところから人生が好転していく。そんな展開に、自分自身も思い当たることがあった。
目の前の出来事をどう捉えるかで、人生は大きく変わっていく。
わかっているつもりでも、いざその場になると周りが見えなくなって、自分のことしか考えられなくなる。
主人公とは性格も状況も違うけれど、誰にでも起こりうる話なのではないかと思った。
主人公の夫が自分の身近な人と性格が似ていて、共感しながらも、小説を通してどこか客観的に見ることができた。
日常生活でも人の良いところに気づけるようになりたい。そして、そういう余裕を持てるよ -
Posted by ブクログ
序盤の下ごしらえの部分はどうしても人物の把握とか状況説明になるのでページが進みづらいけれど、そこを越えると一気に面白く感じた。
また、上手く行き始める中にもちょっとした躓きや悩みなどブレーキ部分も散りばめてあるのでより現実味があって話に入っていきやすかったと思う。
しかもそういう悩みへの助言だったりメッセージだったりが現実に悩んでいる人への助言やメッセージにもなりえていて、様々な状況に参考になりそうなんて思った。
人がどう考え行動するかに大きな関心を持っていても人の心がどう動くかはあまり分かっておらず理解して行動しようとも思っていなさそうな元山社長が、結果だけ見ると狙ってやったのかと思うほ -
Posted by ブクログ
まずまず平穏な人生を送っていたはずなのに突如として崩れた足許。自分が落ちてしまった陥穽はあまりに深く絶望的な気持ちになったが……。
人生の岐路に立たされたアラフィフ女性たちの選択と再起を描く痛快リベンジ短編集。
◇
伊藤由美はいつものように夕飯の支度を始めた。まだ午後6時。夫の帰宅まであと1時間ほどある。十分間に合うだろう。
雅規と結婚して28年が経つ。結婚当時25歳だった由美も53歳になった。
食器棚のガラス扉に映る自分の顔。確かに老けたと思う。
今日の昼、5年ぶりに江都子と会った。
大学教授をしているその友人が由美を見るなり「老けたわね」としみじみ