桂望実のレビュー一覧

  • ハタラクオトメ

    Posted by ブクログ

    こんな会社あったら確実に潰れている!(笑)
    けれどなんか嫌いじゃないな。あとがきで美咲や絵里先輩へのごっつあんの言葉がハタラクオトメへのエールになってるってあったけれどそうかも。職場の人をこんなに認めてストレートに褒めるってなかなかできることじゃないし、そういう意味で気持ちよく読めた。筋衛門がいいやつで好き。最後ごっつあんと恋が芽生えるかと思ったけど流石にそこまではなかったか。亜衣のアイディアで終わる辺りがよかったなって思う。

    0
    2016年09月18日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    序盤に淡々と書かれている文体は面倒くさがりの主人公を表しているよう。本の紹介にあるようにある少年に出会ったところから主人公は変わっていく。それとともに文体も熱を含んで人間らしくなっていく。

    どのキャラクターもちゃんと描かれていて憎むべきキャラクターはいない。個人的には司が好きだった。

    林さんの作品はコメディしか読んだことなかったので新鮮だった。

    0
    2016年07月31日
  • 恋愛検定

    Posted by ブクログ

    どの人物も、今の若い人たちにありがちな恋愛タイプなのだろうと思った。
    解説には心理学的な分析もあって、コメディ小説+恋愛マニュアル本という感じ。

    0
    2016年04月11日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

    Posted by ブクログ

    ぐうたらで無気力に生きるケータリング業者の水島健一。
    先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も
    軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、
    それらと真面目にかかわらざるを得なくなり…。
    最後の方、ホロッとしちゃった。

    0
    2016年03月30日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

    Posted by ブクログ

    丁寧に料理をするには、時間や心の余裕が必要なのかもしれない。色々切羽詰まってると、時間を惜しまず、手を掛けようと思えない。あと誰かのためにっていうのも美味しい料理を作ろうっていう大切なきっかけなんだろうなあ。
    簡便な料理ばかりの私も心に余裕が足りないのだろうか…と省みる。

    桂望実さんの本はこれで2冊目。
    料理の過程の描写がうまい人だと思う。美味しそう。料理になにかバックグラウンドがある作家さんなのかしら。

    0
    2016年02月07日
  • ハタラクオトメ

    Posted by ブクログ

    2流時計メーカー日高の人事部に勤める北島真也子。100kgの体重をほこり、別名・ごっつぁん。明るいデブ。
    ある日、女性ばかりのチームを率い新製品の企画を命ぜられて。
    いわゆるお仕事小説です。
    集まったのは個性あふれるメンバー。でもどこかテレビドラマのショムニを思い起こさせます。悪く言えばステレオタイプ。そういう意味では周辺の男たちもそんな感じ。それに新商品企画なんてそんなに甘い物じゃないし。桂さんは会社員経験もあるようですが、ちょっと安易な設定かな。
    とはいえ明るく前向きで心地よい物語です。

    0
    2016年05月15日
  • 週末は家族

    Posted by ブクログ

    思い込み、確かにそうだなって。
    自分自身の正しいと思っている基準がすでに思い込みなんだよね。
    色んなチームがあっていい、周りからは中々受け入れがたいものであっても自分達の幸せがそこにあったらいいんだ!
    気持ちは言葉にしなきゃ伝わらない。
    勇気をもらえる一冊。

    0
    2015年03月18日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    主人公が走らない箱根駅伝小説。持って生まれた資質や才能がほとんどを占める短距離と違って、努力がある程度報われる長距離競技とはいかにメンタルのスポーツかということ。だからこそストイックにハマる輩が多いのだろう。長距離を扱った小説には「人はなぜ走るのか。辛い思いをして」が必ずキーワードとして出てくることが多いが、「マッサージでイタぎもちいいのと同じで、辛いのと楽しいのが同時に来てる感じ」は言い得て妙かも。辛いと楽しいは紙一重なのか。辛いと思った先に楽しさが待っているのか。一般市民ランナーとトップを目指すアスリートは勿論全然違うだろうが、テニスやサッカーをすることに対して疑問を抱く人は少ないが、長距

    0
    2013年10月09日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ただの体育会系スポ根小説じゃないので、さすがだなと。
    後半、どうなっていくんだ?やーっぱり青春しちゃう?と、悪い意味で期待してたのに、いい意味で裏切ってもらえた。

    0
    2013年05月29日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    出自のことなので、もう少し優の内面に突っ込んでも、良かった気がします。ありきたりと言えば、ありきたりのストーリーなので。父親との絡みも 少し物足りなさを感じました。

    0
    2013年05月09日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    久々に読み直した本。前回、恐らく2〜3年前に読んだときは、面白くなかった。事実、評価は星二つ。しかも、読んだかどうかさえも忘れていた。

    でも、久々に読んでみると、ストーリーも描写も悪くない。主人公は放漫なエリートランナー。大学の陸上部に鳴り物入りで入ったものの、チームをないがしろにして総スカン。

    展開は見えつつある…と思いきや、思い描いたストーリーからすればまだまだ序の口、さぁこれからというところで舞台が転換。

    中途半端といえば中途半端。飛んでいるといえば飛んでいる。なるほど、だから星二つだったんだ。でも、今回は星三つ。何が変わったんだろう。自分のメンタルか、フィジカルか。

    また3年経

    0
    2012年04月16日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    岡崎優、これほど自分に自信が持てたら気持ちいいだろうなぁ。
    周りは付き合うのが大変だろうけれど。
    それほど恵まれた肉体で走ることに関しては無敵だったんだろうなぁ。この高慢な優に憧れで付き合える岩本くん、なんかいい奴。
    長い付き合いになりそうな予感。
    結局、優自信はランナーにはならないのだけれど、周囲の個性的な人たちに救われたところがあるんじゃないだろうか。

    医務室のあさ美、気だるい感じが最高♪

    0
    2012年01月16日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    走りがテーマだったと思ったら少し違っていた。

    走ることよりは、天才的な能力を持たされた主人公自身に焦点が当てられていて、その点あさのあつこさんの『ランナー』と似ている。

    単純に青春、疾走感を求めるなら『一瞬の風になれ』をおすすめします。

    0
    2011年03月20日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    これは、
    映画にもなってた
    「県庁の星」の作家が書いた本。


    久しぶりのスポーツ青春系。
    そして、駅伝の話。
    「風が強く吹いている」
    を読んでから、駅伝は印象良いですからね。
    買いました。


    が、主人公、
    後半ほぼ走ってる描写ありません。

    読み始めて、正直、
    あ、嫌い系かも…と思いましたが、、主人公の態度があまりにも悪いので、、

    でも読み終える頃には、
    主人公が好きとか嫌いとか関係なく、
    いい話やなぁって思えました。

    これがね、不思議な感覚。
    単に、スポーツって素晴らしいなぁっとかじゃなくて、仲間っていいなぁとかじゃなくて、
    なんか伝わってくるものが

    0
    2010年10月06日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    天才長距離ランナーが主人公の小説。ですが、主人公が箱根駅伝を走らない小説。走れないといった方が正しい。走らない小説と分かっていたので新鮮でした。どういう結末を迎えるのかと思っていたら、急に幕が下ろされた感じはしました。この親の感覚は分からない。親のエゴで普通なら悩まなくて良い所で悩まなくてはいけなくなった。そこが、この小説の一つのキーポイントでもある。鼻に付くタイプの主人公にもかかわらず、応援したくなる様な不思議な小説でした。王道物を期待していると肩透かしかもしれない。

    0
    2011年09月28日
  • Run!Run!Run!

    Posted by ブクログ

    長距離ランナーとして恵まれた肉体を持つだけでなく、そのための努力も人一倍してきた天才、岡崎優。同じ陸上部の仲間に対し協調性も興味もなく、大学の箱根駅伝は通過点に過ぎず、目標はオリンピックだった。しかし突然の兄の死をきっかけに家族関係が壊れ、ある秘密を知った優は重たい決断を迫られるが…。

    0
    2010年05月24日