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ケータリング業者の水島健一は、手を抜くことばかり考えているぐうたらな40代。最近、派遣先で「死ねる薬を持っていますか?」と聞かれることが続く。ケータリングの仕事をしている男が「楽に死ねる薬」を売り歩いているという噂がネット上で囁かれているらしい。ある日、健一は13歳の少年・英樹に出会う。過去の出来事をきっかけに心を閉ざしていた健一だったが、英樹と出会ったことで徐々に本来の自分を取り戻していく。さらに、派遣先で度々尋ねられる不可解な問いが意味を持ち始め――。「生きること」の意味を問う、書き下ろし感動長篇!
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年03月11日
タイトルが私の好みの感じだったので読みました。
驚いたのは叔父でも伯父でもなく本当にただのおじさんだったこと。
そんなおじさんと「僕」が出逢い親交を深めていく過程が丁寧に描かれていて良かったです。
「僕」との出逢いと別れを通して仕事へのやる気を取り戻すおじさんに何故だか嬉しくなりました。おすすめです...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月03日
ぐうたらで無気力に生きるケータリング業者の水島健一。
先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、それらと真面目にかかわらざるを得なくなる―。
少年が最後に下した決断に、水島はどう向き合うのか。
「生きるということ」「残されたものの哀しみ」とは。
究極...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月18日
年齢の違う2人の心の通わせが良かった!少年を縁として、健一と少年の父が一緒に出かけるのも楽しそうだった。こういう関係の広がりもあるんだなぁ。少年との付き合いを通して、手抜きばかりのケータリングだったのが、丁寧に料理をするようになった健一。
健一が少年に言った言葉
「生まれてきただけで意味がある。親...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月06日
自他共に認める適当人間でやや投げやりに生きてきた健一が、生まれながらに重病を患って手術を繰り返しながら生きている少年と出会い、生き方が少しずつ変わっていくお話。
のらりくらりと進んでいく前半に比べて、後半の面白さが凄い!ずーっと意味がわからなかったタイトル、最後に「なるほど!このことだったのか!」...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月17日
ケータリング業者の『おじさん』が、『僕』との出会いによって変わって行く様子が、2人も含め周囲の様々な人たちの視点で描かれています。
後から気づいたけど、タイトルは『僕』目線なんだな。
作中の随所に出てくる料理の過程の描写が細やかで、画が目に浮かんでくるようでした。
『おじさん』の変化とともに...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月22日
見た目重視、できる限り調理の手を抜いたケータリングサービスが面倒くさがり屋の健一の仕事。そんな健一が病院のリハビリ室で難病の少年・英樹とその両親に出合い。。。。
まあ、英樹が登場したあたりで(数パターンあるにしろ)おおよその結末は見えて来るのですが。しかし英樹の両親の造形が良く、しかもこちらの予想を...続きを読む
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