桂望実のレビュー一覧
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4話目の33歳で癌になりまだ産まれてもいない我が子を思う話は大変重かった。あとのシングルマザーの行政書士の女性は自業自得ですきになれなかったが、何しろこの主人公の終活相談員三崎清が基本あまり好きになれない。いい人なんだろうけど仕事出来ない人の周りは結構大変。Posted by ブクログ
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喪くした人との記憶を手繰り寄せることで、
大切な人を失った事実を少しずつ理解していく。
喪失を受け入れ新たな一歩を踏み出す物語たち。
故人の足跡を辿るとこは、残された人が
その人の物語は終わったんだと納得して
なんとか自分なりに物語を完結させるため。
事実かどうかが大事ではなく、
時には周囲...続きを読むPosted by ブクログ -
三章で構成されたお仕事小説。
それぞれの物語は独立しているが、全編に共通して中小企業診断士・北川徹が登場する。
県内に十店舗を構える洋菓子店・ルージュの跡継ぎ問題、女性向けのブランドバッグを販売する会社の経営問題、社長の急な逝去により、外国人オーナーの元で働く事になった刃物メーカーの社員達。
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自分の知らない身近な人の生前の物語。いろいろなケースがあったが、残された人がその物語を知ることで死を受け入れることが出来ているようだった。「最高のデート」は愛した夫が実は性格の悪い人だった、と言う意外な話だったが、逆に立ち直れる、と言う面白い物語だった。Posted by ブクログ
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中高年専門の結婚相談所で働く桐生恭子。
婚活をサポートする本人も同じ年代の独身で、いろんな人と関わるうちに自分の人生も考え始める、、という感じ。
50代ともなれば、いろんな事情やバックヤードがあって当たり前。
それを擦り合わせていく様子が面白かった。Posted by ブクログ -
無気力なケータリング業者のおじさんが病気の少年と出会い少しづつ変わっていく。料理の腕前が確かなのに、いかに楽して作るかを考えていたがいつしか丁寧に作るようになり、少年に最後の晩餐を頼まれる。時が経ち少年が星になる。ぐうたらなおじさんが段々と変化していくのが面白かった。おじさんが涙もろいところもとても...続きを読むPosted by ブクログ
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気難しい作家で叔母のひろ江と秘書としてささえる姪の明子。
ひろ江の作品のドラマ化で周りに急にちやほやされるが、そんな生活も長くは続かなくて…叔母ひろ江の才能を信じて、寄り添う明子。ひろ江は再び成功できるのか…Posted by ブクログ