桂望実のレビュー一覧
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「県庁の星」の作者の箱根駅伝もの(県庁は読んでないけど)
「たすきなんて興味ないから。自分の走行区間で、大会記録を狙うだけ。全体の順位はどうでもいいんだよね。みんなのタイムを見てると、優勝争える感じじゃないし。駅伝で思い出作りしたい人たちは参加だけで嬉しいのかな?でも僕にとって駅伝は通過点なんだよね。駅伝を最終目標にしてる選手と同じ取り組み方はしてないってこと」
長距離走にズバ抜けた才能を持つ優は生まれてから出た大会で1位以外になったことがない。
裕福な家庭で育ち、将来を嘱望されて箱根駅伝優勝を目指す新進私立S大学に入学するが、すべてはオリンピックで金メダルを取るためであり、箱根駅伝 -
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長距離ランナーとして恵まれた肉体を持つだけでなく、そのための努力も人一倍してきた天才、岡崎優。同じ陸上部の仲間に対し協調性も興味もなく、大学の箱根駅伝は通過点に過ぎず、目標はオリンピックだった。しかし突然の兄の死をきっかけに家族関係が壊れ、ある秘密を知った優は重たい決断を迫られるが・・・・・・。(文春文庫裏表紙より)
兄が電車の人身事故で亡くなり、
ちょっとおかしくなってしまった母親がふと漏らした言葉
「DNAの遺伝子をいじった」
という言葉に、優は、自分は父親が自分の欲しいような長距離ランナーになれるような肉体になるように、遺伝子をいじったのではないか、と疑う。
実際兄は、医学部生で、も -
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巷では取材不足の面でこき下ろされています。確かに2kmの練習タイムが8分だったり、5km19分なんて数字が出てきたり、言われてみると酷いかも。でも、私は気付かなかった。
そんな事を気にせずに(というか、気付かずに;苦笑)、さらりと読む分には十分に面白いのです。傲慢で自己中心的な主人公が変身して行く物語ですが、最初の傲慢さぶりも見事ですし、エピローグを含む最後の数10ページの処理も綺麗に良く出来ています。ただ、ここも深読みしちゃうと、主人公の変身が自然のように見えて、どこか必然性に乏しい様にも思えます。
ところで桂さんと言えば「県庁の星」。原作は未読ですが映画は見ました。そういえばこれも傲慢な主 -
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2時間ドラマを見ている感じで話が
展開されるのでサクサクと読める作品でした。
親が残した不動産を4人の兄弟がもめる
っていう単純な展開かと思っていたら
母親の兄弟たちに対する仕掛けに、あぁ~
なるほど、たしかにそのままだと結局
表面上の付き合いになっちゃってたんだよなぁ
っとも思ったけど、いやいやもっとまっとうな
やり方がなかったのか?なんて思いました。
ただ、そのおかげか4人の兄弟がそれぞれの
現状での自分を見つめなおし実家の売却に
よってリスタートする感じはよかったかな。
ただよかったけど、やっぱりもっと
ほかの方法があったと思っちゃいます。
生前その母と父が喧嘩する理由や
喧嘩した後の -
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クセ強めの母親が遺した共有不動産を子ども4人が相続することになったのだが、次女が離婚後、実家に戻り母親と暮らしていたことで、オークション価格が気に入らないと言い出し、きょうだい喧嘩が勃発する。
大人になったきょうだい達が、言い争いをするのはこういう遺産問題なんだろうなと思う。
ひとりっ子だと背負うものは大きく誰の手助けもないから負担はあるが、そういう揉め事はない。
どちらがどう…ということはないが、大人になってそれぞれ家庭を持つと疎遠にはなるので、そのぶん集まって話し合いをして…という時間と労力は要する。
それぞれの家庭内の様子が、けっして良好ではなく問題を抱えているのもあるあるな話だと