桂望実のレビュー一覧

  • Run!Run!Run!

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    薦められて。わりと序盤から種明かし。最後にはどうなるのかなと、読み進めるが、意外と予想と違う結末に。読みやすかった。

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    2012年05月08日
  • Run!Run!Run!

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    主人公は大学生の岡崎優。
    裕福な家庭に育ち、走るための素質を備え、父からのサポートもあり、
    自らの努力も惜しまない。その結果、たくさんの大学がぜひうちに、と
    スカウトするほどのものだった。

    何もかも揃ってる完璧な奴。それ故に不遜なところがあるから
    大学の陸上部内でも孤立するのだが、それすらに気にしない。


    とまぁ、ここまでくれば、王道パターンのひとつかなぁと思うよね。
    天才かつ努力家であっても挫折を味わって、なかなか抜け出せなくて
    凡人以上に苦しんで苦しんで結局は乗り越えてさらなる栄光を掴む、
    そんなパターンなんだろってさ。

    それがさぁ、全然違うんだよねー。
    これ以上言うとネタバレになって面白くないから自粛。

    ちなみに、そんな主人公と一番接する事になる部員が、
    岩本っていう名前なんだよ。なんか他人事に思えなかった。
    そして、こいつがまたこの物語の鍵となってるんだよ。
    さすが岩本(笑)。


    走れ!走れ!走れ!
    そんなタイトルだけど、それに惑わされてはいけない。
    たしかに色んな意味で「走ってる」物語だけどね、
    レースのシーンってあまりないんだよ。

    じゃ、なに?
    それは読んでからのお楽しみ。
    とっても考えさせられる物語でした。
    わたくしが薦める本が好きな人にはぜひ読んでもらいたい一冊!

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    2012年05月02日
  • Run!Run!Run!

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    ネタバレ

    先日、血液ドーピングという言葉を耳にしたばかり。
    遺伝子ドーピングも近い将来可能になるかも。
    と思って読むと、それなりに現実味のある作品。
    ただ、やっぱり仲間は大切っていう方向は、
    すごく当然なだけにひねりがなくて(どこまで求めるやら、私)
    少しだけ物足りなかった。

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    2012年03月07日
  • Run!Run!Run!

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    一言で言うと箱根駅伝小説。

    主人公岡崎優はオリンピック金メダルを目指す大学一年生。
    今まで走りにかけては誰も彼より先にゴールを許したことがない。
    大学生になった優は陸上部に入るが花の2区を区間新で
    走った先輩を見てこんなものかと呆れてしまう。

    ある大会でも結果を残した優は常に自分が集中できる環境
    サポートチーム「チーム岡崎」を(強引に)立ち上げてもらう。

    しかしある日兄の翼が電車事故で死に、
    その死の真相について考えるようになった優は
    以前の走りに集中できなくなってしまう・・・。


    後半はほとんど優は走りませんが箱根駅伝を目指す
    (全体を見れば)爽やかな小説です。
    自分のことしか考えない優の性格にはちょいとイラっときますが
    後半にかけてはなんだかおぉっという感じで読んでしまいました。

    普通のスポ根小説とは違います。

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    2011年03月26日
  • Run!Run!Run!

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    「県庁の星」の作者の箱根駅伝もの(県庁は読んでないけど)

    「たすきなんて興味ないから。自分の走行区間で、大会記録を狙うだけ。全体の順位はどうでもいいんだよね。みんなのタイムを見てると、優勝争える感じじゃないし。駅伝で思い出作りしたい人たちは参加だけで嬉しいのかな?でも僕にとって駅伝は通過点なんだよね。駅伝を最終目標にしてる選手と同じ取り組み方はしてないってこと」

    長距離走にズバ抜けた才能を持つ優は生まれてから出た大会で1位以外になったことがない。
    裕福な家庭で育ち、将来を嘱望されて箱根駅伝優勝を目指す新進私立S大学に入学するが、すべてはオリンピックで金メダルを取るためであり、箱根駅伝は単なる通過点。
    仲間なんて必要ない、一人で走るのだからと部内の決まりにも従わず、すべては自分を中心にまわっていると考える傲慢さと自分勝手さ、相手を顧みない言動で周りとの軋轢はどんどん大きくなって行く。

    一方、田舎育ちで自分には才能はないし、トップアスリートにはなれないのはわかってるけど、とにかく走るのが好き!
    憧れの箱根駅伝で走りたい、いや走れなくてもチームの一員として携われるだけでも夢のようだと言う、人懐っこい同級生岩ちゃん。

    そして優には暗いドーピング問題が関わって来る。

    一気に読めちゃいます。読後感がこれまた爽やか☆

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    2010年03月04日
  • Run!Run!Run!

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    長距離ランナーとして恵まれた肉体を持つだけでなく、そのための努力も人一倍してきた天才、岡崎優。同じ陸上部の仲間に対し協調性も興味もなく、大学の箱根駅伝は通過点に過ぎず、目標はオリンピックだった。しかし突然の兄の死をきっかけに家族関係が壊れ、ある秘密を知った優は重たい決断を迫られるが・・・・・・。(文春文庫裏表紙より)


    兄が電車の人身事故で亡くなり、
    ちょっとおかしくなってしまった母親がふと漏らした言葉
    「DNAの遺伝子をいじった」
    という言葉に、優は、自分は父親が自分の欲しいような長距離ランナーになれるような肉体になるように、遺伝子をいじったのではないか、と疑う。
    実際兄は、医学部生で、もしかしたら自分の遺伝子がいじられたものだと知り、自殺してしまったのかも知れない。


    また、箱根駅伝には、もちろん2区に優は選ばれたのだが、
    ドーピング検査でDNA検査をするかもしれない、というインターネット上の知らせで、自分が遺伝子がもしいじられていて、それがドーピング検査でばれてしまえば、今後の進路に影響があるかもしれないと考え、
    自ら駅伝への出場を辞退した。
    そして、入部当時から、周りが優の一匹狼な性格に辟易していた中、一人仲良さげに話しかけ続けていた岩本、箱根駅伝の補欠候補、の補佐役として尽くす事になる。

    ここからの、岩本と優との練習で、だんだん優の気持ちが柔らかくなっていく感じが、すごく良い。
    岩本は、ホントに良い奴だ。優も、岩本がいなかったら、遺伝子の話を聞いたら兄のようになってしまったかも知れない。

    本番、岩本はブレーキを起こしてしまい、走り方もバラバラだったが、
    優がダッシュで自転車で追いかけ、普段の練習でいつも後ろからメガホンで「タン、タン、タン、、、」とリズムを刻んであげていたのを、
    本番で、岩本に追いつき、声で「岩本、タンタンタン、だぞ!」って声かけてあげていて、
    ああ、優はホントに変わったな!って思った。
    あんなに一匹狼で、仲間なんてどうでも良い、みんなが走る前にたすきを手に持ち、まわしていく、というシーンで、隣の男が「こういうの大事なんだよ」みたいな事を言ったら、優が「それ本気でいってるの?」なんて済まして言っちゃうし、
    でも、そこですかさず岩本がパッと優の首にたすきをかけ、またはずして次の人に回す、なんて事やってくれたりして、
    優の気持ちをほぐして(?)くれている感じがした。

    なんだかんだで、優は岩本の練習に付き合うようになってから、岩本の隣に座るシーンが増えた気がして、岩本や、岩本と優のコーチにはだいぶ気を許していたんじゃないかな、と思う。


    主人公が、駅伝で走って、走りきって、感動!
    っていう話ではなく、
    主人公が、だんだん回りに心を開いていく様子が感動的な話だった。


    優は、駅伝が終わって、自分はホントに走る事がすきなんだって事に気付き、
    遺伝子検査を受ける事を決めた。
    遺伝子がいじられている事が確実となり、
    でも、あまりショックがなく、指導者としての道を歩む事となる。
    これも、岩本への練習指導がなかったら、絶対にそんな考えには至らなかっただろうし、
    絶対にショックで兄のようになってしまっていたと思う。
    本当に、岩本に感謝、ですね。

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    2009年10月31日
  • Run!Run!Run!

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    巷では取材不足の面でこき下ろされています。確かに2kmの練習タイムが8分だったり、5km19分なんて数字が出てきたり、言われてみると酷いかも。でも、私は気付かなかった。
    そんな事を気にせずに(というか、気付かずに;苦笑)、さらりと読む分には十分に面白いのです。傲慢で自己中心的な主人公が変身して行く物語ですが、最初の傲慢さぶりも見事ですし、エピローグを含む最後の数10ページの処理も綺麗に良く出来ています。ただ、ここも深読みしちゃうと、主人公の変身が自然のように見えて、どこか必然性に乏しい様にも思えます。
    ところで桂さんと言えば「県庁の星」。原作は未読ですが映画は見ました。そういえばこれも傲慢な主人公がチームに馴染んで行く話でしたね。桂さんのテーマのようなものなのですかね。

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    2016年08月05日
  • Run!Run!Run!

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    読み始めは、主人公の性格が悪くて、
    「コイツが一体どう変わっていくんだウフフフ」
    と言う気持ちで読んでいました。

    途中からは、予想しなかったところに話が飛んで行き、どうするの?どうなるの?と言う心境で少しハラハラしながら読んでいました。
    個人的には読後感がすごく良かったです。

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    2009年10月04日
  • 腕が鳴る

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    面白かった!
    物が溢れる家をどうしていいのか分からず依頼する人達と整理収納アドバイザーの真穂。片付けるということは自分の人生との関わり方を見直すことなんだなぁと。
    真穂さん、我が家にも来て欲しい!

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    2026年08月24日
  • 残された人が編む物語

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    行方不明になった人を探し、亡くなっていたらその人の最期を依頼者と一緒に辿る、それが主人公の西山静香の仕事。
    そのことによって依頼者は探している人の自分が知らない一面を知ることになる。
    そのことで納得したり、余計に辛くなったり。
    依頼者は合わせて自分の人生も考えるようになったりする。
    誰にも看取られず、誰にも引き取られることなく、行方不明者のままで月日が経ってしまう人もいるのだろう。
    こういう仕事があるなら、それは生きている者にとってだけでなく、亡くなった者にとっても最期に幸せになれるのかもしれない。
    色々な人生があるものだ。

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    2026年08月19日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    お母さんのキャラが強烈!
    自分の死後にきょうだいゲンカするように仕込んでおくって…でもおかげでみんな正直になれたのかな、痛快。

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    2026年08月02日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    親の財産を子供達が相続する時に金額で揉めてしまう。現実的にあるあるの話を題材にしていました。円満に解決する為にまずは兄妹で本音で詳細に話し合う事が大事だと思いました。

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    2026年07月26日
  • 残された人が編む物語

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    ネタバレ

    行方不明捜査協会に勤務する女性と依頼人それぞれの物語
    どうしてさがすことになったのか
    亡くなっていたと知り、その理由を知った時、それ迄の人生を思い描きながら自分なりに作り上げる(対象者は亡くなっているので真実は不明…)

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    2026年07月21日
  • 地獄の底で見たものは

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    アラフィフで人生の挫折を味わう女性4人のストーリー。
    読みやすく、丸く収まる感じで読後感は良いです。

    タイトルほどの悲壮感はなかったです。なので、さらっと読みやすかったのかも…。

    ・突然、離婚を切り出された専業主婦
    ・旅行会社で上司とうまくやれず退職した会社員
    ・水泳で記録を目指した教え子に逃げられたコーチ
    ・長寿ラジオ番組をクビになったフリーアナウンサー

    フリーアナウンサーのは、やや好きでない感じでした。

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    2026年07月18日
  • 腕が鳴る

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    整理収納アドバイザーの活躍を書かれた話かと思いきや、依頼主を中心に話が進んでいくのが良かった。片付けをするだけじゃなくて、依頼主の人生そのものに寄り添ってくれてる感じと、その人生を見直すきっかけになっている合間に宝塚が現実逃避の役割を果たしているところもなんか納得。依頼主と観劇に出かけちゃうアドバイザーさんとかなんかいいな。アフターサービスもしっかりしててこんなアドバイザーさんに依頼したいなぁ~。2396-75

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    2026年05月31日
  • 腕が鳴る

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    整理収納アドバイザー中村真帆。巻き髪にブラウス、読んだ気がする…
    理由を考えて一緒に整理することでリバウンド防止になる、手っ取り早くショッピングでストレス解消、気持ちはよくわかる。みんな片付けで幸せになる姿が見えるようで嬉しくなる。

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    2026年05月16日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    母親の遺した共有不動産を巡る兄弟4人の悲喜交々を描いてる。其々の家庭の事情や兄弟間の複雑な思いには、つい身につまされるものがあり思わず前のめりで読んだ。ただ描かれてる男達、特に長男の不甲斐ない事には怒りすら感じた。これって今どきのリアルって事なのか、遺す物がない私にすれば安堵すれば良いのだろう。

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    2026年05月16日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    親が亡くなり子が相続するまでは選択するのではなく自動的に共有不動産になるってことか。共有はモメるから私なら共有しない、と考えていたがそういう事なのね。姪が不動産屋勤務っていいなと思ったけどうまく行かないと地獄、ただより高いものはない…まあスムーズに進んだパターンでは?看護師長として働き続ける渚が自分を見るようで相続話より気になった。きちんとしすぎて息苦しい、これはどうすればいいんだろう。姉として親として期待される役割でもあるのにそう捉えられるって悲しい。

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    2026年05月07日
  • この会社、後継者不在につき

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    中小企業にありそうな後継者問題を中小企業診断士の北川のアドバイスも得ながら、次のステップに進む準備をする連作。
    どの話にも前向きな社長、社員が出てきて、楽しく読める。

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    2026年04月26日
  • ウチの共有不動産揉めてます!

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    クセの強い母親が遺した自宅と土地。
    兄弟4人の共同不動産になるが、4人が4人とも事情を抱え、相続で揉めます。

    最後に明かされる亡き母の思惑に、最後までクセ強!と思いつつ、兄弟ならではの遠慮のない争いが妙にリアルで楽しかったです。

    現実はもっとドロドロ、醜い争いになるんでしょうね。
    後半はわりとあっさり進んでしまったので、もっと家族を巻き込んだ、中年兄弟の争いを読みたかったです。ふふ

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    2026年04月15日