桂望実のレビュー一覧

  • 息をつめて

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    なぜこんな息をつめて暮らしているのかが気になった全半。
    その原因と向き合う後半。
    後半の展開が中途半端な感じ?テーマはよかったけど、結局互いの気持ちや家族の気持ち、全部放り出して、でも愛はあるんだ、的な?

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    2024年03月04日
  • じゃない方の渡辺

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    展子の言う、“人生はオーディションの連続”に例えるなら、自分が行きたいと望むところと、“オーディション”に合格するところとは違うことはままあって、それをどうポジティブに捉えられるかだよなぁ…と自分のネガティブなところは差し置いて考えながら読んだ。

    展子はだたただネガティブじゃないのだけれど、羨んだり、蔑んだり、そんなことしてもなんの得にもならないと分かっていても、なかなか自分を変えられない。

    あぁ人生って難しい!

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    2024年03月03日
  • 結婚させる家

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    題が気になって借りた本!

    結婚相談所に勤めている人や
    その人が関わった人たちの話!
    婚活をしながら自分のことに気付いていく。
    自分を偽るとしんどくなることが多い。
    ありのままでいられる人と一緒にいることが
    良いし、結婚が全てではなくて、
    したいことをしたいように生きていく。
    これが究極の幸せかも♡

    人生はいつだってやり直せる!

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    2024年02月25日
  • 嫌な女

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    ネタバレ

    石田徹子
    女弁護士。大学四年の時に、司法試験に一発合格した。夏子がトラブルに巻き込まれるたびに助けて欲しいと連絡が来る。

    小谷夏子
    徹子の祖母の妹の孫にあたる。同い年の再従姉妹。軍人のアメリカ人とのハーフと言っているが作り話。野球賭博をして賭け金をネコババしたうえ、それに失敗すると、借金を男に尻拭いさせる。五年後、熊谷嘉昭と結婚している。美容院からツケの支払いを求められている。七年後、嘉昭とは離婚、息子も手放している。四年後、男から脅迫を受けて困っている。

    西岡章男
    小谷夏子と結婚するつもりだった。

    荻原道哉
    弁護士事務所を開いてから五年間一人でやってきた。石田徹子が所属する。

    西岡克

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    2024年02月22日
  • 終活の準備はお済みですか?

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    4話目の33歳で癌になりまだ産まれてもいない我が子を思う話は大変重かった。あとのシングルマザーの行政書士の女性は自業自得ですきになれなかったが、何しろこの主人公の終活相談員三崎清が基本あまり好きになれない。いい人なんだろうけど仕事出来ない人の周りは結構大変。

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    2024年02月18日
  • 残された人が編む物語

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    喪くした人との記憶を手繰り寄せることで、
    大切な人を失った事実を少しずつ理解していく。
    喪失を受け入れ新たな一歩を踏み出す物語たち。

    故人の足跡を辿るとこは、残された人が
    その人の物語は終わったんだと納得して
    なんとか自分なりに物語を完結させるため。

    事実かどうかが大事ではなく、
    時には周囲の人がその人の死を納得しやすい
    物語であってもいいのではないか。

    だから残された人が物語を“編む”んだな、
    とストンと心に落ちてきました。

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    2024年01月18日
  • この会社、後継者不在につき

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    三章で構成されたお仕事小説。

    それぞれの物語は独立しているが、全編に共通して中小企業診断士・北川徹が登場する。

    県内に十店舗を構える洋菓子店・ルージュの跡継ぎ問題、女性向けのブランドバッグを販売する会社の経営問題、社長の急な逝去により、外国人オーナーの元で働く事になった刃物メーカーの社員達。

    三者三様の悩みを北川の型破りな提案で活路を開いていく。

    一章の兄弟対決では、よもや一触即発の危機かとドキドキしたが柔軟な対応が功を奏しホッ。

    二章のコロナ禍による経営不振や人間関係の難しさはリアル。

    軽快に読めるザ・お仕事小説。

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    2023年12月18日
  • 総選挙ホテル

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    チャプターズという本と人が出会うマッチングサービスをしている会社のYouTubeで、紹介されていた一冊です。

    売り上げが落ち込む中堅ホテル、フィデルホテル。
    経営改善のため着任した新しい社長は社会心理学者。

    人事が機能していないなら、
    従業員が選べばいい。

    会社の新陳代謝、適材適所、息し改革。
    360度評価?なのかなと。

    登場人物たちが、
    自分の希望していた職務と違う、
    と悩みながらも、
    ホテルがどうあるべきか、
    どんな場所であるべきかを考え、
    使命感というか自身の職務にやりがいを見出していく。

    現実は、自身の職務経験を大事にすることが多くて、
    スキルアップ、専門性を高められないなら

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    2023年12月10日
  • 息をつめて

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    人に話すことのできない重い罪を背負い、
    誰とも深く関らず息を潜めて隠れながら
    ひっそり生きる主人公。

    いつまで続くかわからない絶望感に苛まれながら、
    それでも親の役割を果たすために、我慢し続けて
    懸命に生きる姿に胸が痛み息苦しさを感じます。

    なので、生まれ落ちた瞬間から子どもは
    子どもの人生を歩きだしていて、親とは
    別なんだという言葉にハッとさせられました。

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    2023年12月09日
  • 残された人が編む物語

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    自分の知らない身近な人の生前の物語。いろいろなケースがあったが、残された人がその物語を知ることで死を受け入れることが出来ているようだった。「最高のデート」は愛した夫が実は性格の悪い人だった、と言う意外な話だったが、逆に立ち直れる、と言う面白い物語だった。

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    2023年11月25日
  • 総選挙ホテル

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    売り上げが落ち込んでる中堅ホテルの新社長が社会心理学者。
    従業員同士で選挙をして、持ち場を変えてみたり、監視カメラの映像を見合って評価させ合ったり、斬新だけど、実際そのホテルで働く身になったら嫌だろうなって思ってたけど、良い方向に進んでくれてラストはすっきり。

    就活生がラストの従業員のインタビューみたら、とりあえずやってみよう!って気になれると思う。

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    2023年11月23日
  • 息をつめて

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    桂望実さん二冊目。
    「諦めない女」がかなり気に入ったので。

    やっぱり好きだと思う。
    この最初の暗〜い感じが好きなんです。
    女が一人で地味に何かに逃げながら、ひっそりと暮らす。こういう設定が大好きなんです。
    だから、たっぷり堪能しました。

    ただ中盤からは、どうにもならない家族の問題が出てきて、これはどの家庭にもありうることで。
    これは怖いよなぁと。

    すごく好きなんだけど星3つなのは、ちょっと盛り上がりがないこと。
    淡々すぎるというか。
    でも好きなんだけどね。

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    2023年10月19日
  • 結婚させる家

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    中高年専門の結婚相談所で働く桐生恭子。
    婚活をサポートする本人も同じ年代の独身で、いろんな人と関わるうちに自分の人生も考え始める、、という感じ。
    50代ともなれば、いろんな事情やバックヤードがあって当たり前。
    それを擦り合わせていく様子が面白かった。

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    2023年09月30日
  • 僕とおじさんの朝ごはん

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    無気力なケータリング業者のおじさんが病気の少年と出会い少しづつ変わっていく。料理の腕前が確かなのに、いかに楽して作るかを考えていたがいつしか丁寧に作るようになり、少年に最後の晩餐を頼まれる。時が経ち少年が星になる。ぐうたらなおじさんが段々と変化していくのが面白かった。おじさんが涙もろいところもとてもいい。

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    2023年08月09日
  • 息をつめて

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    街の隅っこでひっそりと暮らす51歳の土屋麻里。どんな仕事も愚痴ひとつ言わず真面目にこなすが、身元を明かさざるを得ない事態になれば、逃げるように仕事を辞めすぐに引っ越してしまう。
    前半はそんな主人公の生活が淡々と描かれます。そして中盤あたりから、現在と過去を行き来しながら、主人公の行動の原因が次第に明らかになってきます。ジャンルとしたらサスペンスでしょうか。なかなか読ませてくれます。そして最後に主人公がした決断は。。。
    最後、なんか強引に引っ張り過ぎて少し飛んでしまった気もしますが、なかなか読ませる作品でした。

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    2023年07月27日
  • 息をつめて

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    ネタバレ

    子どもを生む、ということに元々疑問があった。
    果たして、親のエゴなんじゃないか?と。

    この作品は、また違った角度から
    親子について考えさせられる作品だった。

    子どもを設けることを考える上で
    「子どもは凄く素敵で尊い存在だ!」という
    キラキラした面だけでなく、
    産み落としたら「親子」であることから
    一生逃げられないし、
    子どもがどんな人間だとしても世間からは
    「親」として見られる、などの
    不安要素をきちんと描き切っていて考えさせられた。

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    2023年05月31日
  • 総選挙ホテル

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    ホテル再生の物語。
    かつて利用した老女へのサービスのシーンにほろっと来た。
    ホテルで働きたくなる小説。

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    2023年05月29日
  • 息をつめて

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    斬新な物語だと思いました。
    主人公の麻里は職場や近所でトラブルが起こる度にすぐに引っ越し、職も変えます。あまりにも引越しを繰り返しているので、手際が良すぎて引っ越し業者にも感心されるほど。
    きっと何か、人に言えないような事情を抱えているのだろうと想像がつきます。
    徐々に麻里の抱えている問題が明らかになってくるのですが、その問題に対する麻里の受け止め方が、私が今まで読んできた小説や観てきたドラマ、映画とは全く違っていました。
    家族との向き合い方‥‥いつの時代もとても悩ましい問題です。家族の問題は家族が引き受けるべき‥‥どうしてもそう思ってしまいます。そして、そう思えば思うほど苦しくなっていきます

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    2023年05月21日
  • 残された人が編む物語

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    けっこうすき。
    そんなに簡単には見つからないでしょう?と意地悪に思うけど。
    1話目が特に好きだったな。

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    2023年05月18日
  • 我慢ならない女

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    気難しい作家で叔母のひろ江と秘書としてささえる姪の明子。
    ひろ江の作品のドラマ化で周りに急にちやほやされるが、そんな生活も長くは続かなくて…叔母ひろ江の才能を信じて、寄り添う明子。ひろ江は再び成功できるのか…

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    2023年05月07日