桂望実のレビュー一覧

  • 結婚させる家
    題が気になって借りた本!

    結婚相談所に勤めている人や
    その人が関わった人たちの話!
    婚活をしながら自分のことに気付いていく。
    自分を偽るとしんどくなることが多い。
    ありのままでいられる人と一緒にいることが
    良いし、結婚が全てではなくて、
    したいことをしたいように生きていく。
    これが究極の幸せかも♡...続きを読む
  • 嫌な女
    石田徹子
    女弁護士。大学四年の時に、司法試験に一発合格した。夏子がトラブルに巻き込まれるたびに助けて欲しいと連絡が来る。

    小谷夏子
    徹子の祖母の妹の孫にあたる。同い年の再従姉妹。軍人のアメリカ人とのハーフと言っているが作り話。野球賭博をして賭け金をネコババしたうえ、それに失敗すると、借金を男に尻拭...続きを読む
  • 終活の準備はお済みですか?
    4話目の33歳で癌になりまだ産まれてもいない我が子を思う話は大変重かった。あとのシングルマザーの行政書士の女性は自業自得ですきになれなかったが、何しろこの主人公の終活相談員三崎清が基本あまり好きになれない。いい人なんだろうけど仕事出来ない人の周りは結構大変。
  • 残された人が編む物語

    喪くした人との記憶を手繰り寄せることで、
    大切な人を失った事実を少しずつ理解していく。
    喪失を受け入れ新たな一歩を踏み出す物語たち。

    故人の足跡を辿るとこは、残された人が
    その人の物語は終わったんだと納得して
    なんとか自分なりに物語を完結させるため。

    事実かどうかが大事ではなく、
    時には周囲...続きを読む
  • この会社、後継者不在につき
    三章で構成されたお仕事小説。

    それぞれの物語は独立しているが、全編に共通して中小企業診断士・北川徹が登場する。

    県内に十店舗を構える洋菓子店・ルージュの跡継ぎ問題、女性向けのブランドバッグを販売する会社の経営問題、社長の急な逝去により、外国人オーナーの元で働く事になった刃物メーカーの社員達。

    ...続きを読む
  • 総選挙ホテル
    チャプターズという本と人が出会うマッチングサービスをしている会社のYouTubeで、紹介されていた一冊です。

    売り上げが落ち込む中堅ホテル、フィデルホテル。
    経営改善のため着任した新しい社長は社会心理学者。

    人事が機能していないなら、
    従業員が選べばいい。

    会社の新陳代謝、適材適所、息し改革。...続きを読む
  • 息をつめて

    人に話すことのできない重い罪を背負い、
    誰とも深く関らず息を潜めて隠れながら
    ひっそり生きる主人公。

    いつまで続くかわからない絶望感に苛まれながら、
    それでも親の役割を果たすために、我慢し続けて
    懸命に生きる姿に胸が痛み息苦しさを感じます。

    なので、生まれ落ちた瞬間から子どもは
    子どもの人生...続きを読む
  • 残された人が編む物語
    自分の知らない身近な人の生前の物語。いろいろなケースがあったが、残された人がその物語を知ることで死を受け入れることが出来ているようだった。「最高のデート」は愛した夫が実は性格の悪い人だった、と言う意外な話だったが、逆に立ち直れる、と言う面白い物語だった。
  • 総選挙ホテル
    売り上げが落ち込んでる中堅ホテルの新社長が社会心理学者。
    従業員同士で選挙をして、持ち場を変えてみたり、監視カメラの映像を見合って評価させ合ったり、斬新だけど、実際そのホテルで働く身になったら嫌だろうなって思ってたけど、良い方向に進んでくれてラストはすっきり。

    就活生がラストの従業員のインタビュー...続きを読む
  • 息をつめて
    桂望実さん二冊目。
    「諦めない女」がかなり気に入ったので。

    やっぱり好きだと思う。
    この最初の暗〜い感じが好きなんです。
    女が一人で地味に何かに逃げながら、ひっそりと暮らす。こういう設定が大好きなんです。
    だから、たっぷり堪能しました。

    ただ中盤からは、どうにもならない家族の問題が出てきて、これ...続きを読む
  • 結婚させる家
    中高年専門の結婚相談所で働く桐生恭子。
    婚活をサポートする本人も同じ年代の独身で、いろんな人と関わるうちに自分の人生も考え始める、、という感じ。
    50代ともなれば、いろんな事情やバックヤードがあって当たり前。
    それを擦り合わせていく様子が面白かった。
  • 僕とおじさんの朝ごはん
    無気力なケータリング業者のおじさんが病気の少年と出会い少しづつ変わっていく。料理の腕前が確かなのに、いかに楽して作るかを考えていたがいつしか丁寧に作るようになり、少年に最後の晩餐を頼まれる。時が経ち少年が星になる。ぐうたらなおじさんが段々と変化していくのが面白かった。おじさんが涙もろいところもとても...続きを読む
  • 息をつめて
    街の隅っこでひっそりと暮らす51歳の土屋麻里。どんな仕事も愚痴ひとつ言わず真面目にこなすが、身元を明かさざるを得ない事態になれば、逃げるように仕事を辞めすぐに引っ越してしまう。
    前半はそんな主人公の生活が淡々と描かれます。そして中盤あたりから、現在と過去を行き来しながら、主人公の行動の原因が次第に明...続きを読む
  • 息をつめて
    子どもを生む、ということに元々疑問があった。
    果たして、親のエゴなんじゃないか?と。

    この作品は、また違った角度から
    親子について考えさせられる作品だった。

    子どもを設けることを考える上で
    「子どもは凄く素敵で尊い存在だ!」という
    キラキラした面だけでなく、
    産み落としたら「親子」であることから...続きを読む
  • 総選挙ホテル
    ホテル再生の物語。
    かつて利用した老女へのサービスのシーンにほろっと来た。
    ホテルで働きたくなる小説。
  • 息をつめて
    斬新な物語だと思いました。
    主人公の麻里は職場や近所でトラブルが起こる度にすぐに引っ越し、職も変えます。あまりにも引越しを繰り返しているので、手際が良すぎて引っ越し業者にも感心されるほど。
    きっと何か、人に言えないような事情を抱えているのだろうと想像がつきます。
    徐々に麻里の抱えている問題が明らかに...続きを読む
  • 残された人が編む物語
    けっこうすき。
    そんなに簡単には見つからないでしょう?と意地悪に思うけど。
    1話目が特に好きだったな。
  • 我慢ならない女
    気難しい作家で叔母のひろ江と秘書としてささえる姪の明子。
    ひろ江の作品のドラマ化で周りに急にちやほやされるが、そんな生活も長くは続かなくて…叔母ひろ江の才能を信じて、寄り添う明子。ひろ江は再び成功できるのか…
  • じゃない方の渡辺
    主人公の展子は人生を「オーディションの連続」と捉えていて必死に合格をもらおうと頑張りすぎる性格。少し周りにも厳しすぎるが、思春期に強い劣等感を感じて生きていると、人生を勝つか負けるかで考えてしまう思考はとてもわかる。
    ただ、彼女はとても周りの人に恵まれていて、父、妹、夫、友人が彼女の性格を理解してあ...続きを読む
  • 息をつめて
    引越して近所で仕事を探す。人と関わらないように暮らす麻里はちょっとしたトラブルでも引越します。
    物語の合間に少しずつ以前幸せだった頃の話があり少しずつ理由がわかってきます。

    ハァ〜息がつまります…まさにタイトル通り(*_*)

    親だって子供から卒業してもいい。

    桂望実さんの作品は
    人に言ったらお...続きを読む