ねぎしきょうこのレビュー一覧
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本シリーズ2作目の作品、1作目がなかなかよかったので2作目にも手を伸ばしてみた。前作で鍵屋に居候したこずえが自宅へ戻り、母親との関係も修復した後、週末などの休みを利用して鍵屋の仕事を手伝いにくるという設定で、そこでの出来事を描いています。
3章構成ですが、優しさあふれるストーリーあり、コミカルタッチもあり、さらにはちょっと切ないお話しもありで飽きさせない作りになっていると思います。特に2作目の夏帆と早川のコンビはなぜかしっくりきますね。
2作つづけて読んでみると、やはり淀川のキャラがいいですね。一見物静かで冷淡そうな中にも情熱と優しさを併せ持った人物で、作品の雰囲気づくりの(文字通り)”鍵”になっています。こずえや祐雨子のキャラともうまくバランスしています。
惜しいのは場面の描写で「空港に着くと~(3章)」→あれっ、なんで突然空港が出てくるの? 「これは練習用の金庫で~(1章)」→いつの間にそんなものが? など、一瞬アタマのなかがはてなマークが浮かぶシーンが散見されるところでしょうか。そのたびに前のページに戻って確認を余儀なくされることが何度かありました(が、星の数を減らすほどのものではないです)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ同じオレンジ文庫で法廷ものを書いている永瀬先生の作品ということで、和風ながらも交渉術、謎解きなどの要素が濃くてたまりませんでした。
それを行っているのがまだ数えで十二歳という幼女(少女と呼ぶべき年齢でしょうが、ここは敢えて幼女と呼びたい)
何せ旦那は口下手の朴念仁。
女心がまるで分っていない上に、鬼たちとすらうまく渡り合えていないという有様。
そりゃ嫁もたくましくなりますわ。
和風の雰囲気も大変好みでしたが、それ以上に上記の通り交渉術・話術で危機を乗り越えるところ、最終的には鬼対人間の戦を詭弁で丸め込んでしまうところが面白くて面白くて。
キーアイテムになる「鬼喰」は何処にあるのか、その謎解き・謎かけもしびれるほど面白かったです。
和風でこういう話を書いてくるのは、流石永瀬先生……!
恋のライバルが実は……なところ。
当初から怪しいと思っていた人が実は……なところ。
悪役の転落っぷりも相まって、どんでん返しや意外性も楽しい作品です。
特に「あの人」の話は最後の最後で背筋が凍りました。
そう、当初から怪しかったんだ。
でもそこまでの狂気までは想像していなかったんだ。
恋する人はこんなにもたくましく、そして……恐ろしいものなのですね。
シリアスの中、キャラクターたちには適度にコメディ要素が入っていたのもよかったです。
コメディというか、可愛い部分があるというか。
あの青鬼ですらご覧の有様でしたし(詳細は割愛)
その辺のメリハリもよかったです。
たくさんの魅力に溢れた作品です。
一度で様々な要素が楽しめる贅沢、堪能させていただきました。
満足! -
ネタバレ 購入済み
この先
まさかのヒーローは女性に近づけない。しかも、その影響が他の作品よりも大きい気がするのが面白かった。
ヒロインとの先も気になるところです。 -
ネタバレ 購入済み
運命の出逢いかも?
貧乏伯爵令嬢が王太子殿下の偽婚約者に!
ありがちな設定ですが、私は二人の出逢いに運命を感じています。イケメン王子なのに近づく女性が皆倒れてしまうなんて謎過ぎ。リネットだけが普通に接することができるなら、正に特別な存在じゃないですか!王子様の態度もまんざらじゃありませんよ。ぜひぜひ本物の婚約者になって欲しいです。応援します! -
Posted by ブクログ
面白かったです。シリーズ最終巻。
大団円…とするには、祐雨子さんのことを思うと切なくなるのですが、皆さん幸せになったらいいなと思いました。
こずえと淀川さん焦れったいし、でもこずえが女子高生だから淀川さんが止まるのもわかるし…となりましたが、最後は淀川さんいきなり進むな!と驚きました。
野良猫扱いしてたのに意識してからは早いよ淀川さん。。でもこずえと暮らしたらまた、一味唐辛子かけない日々を送れる気がします。
短いシリーズでしたが、甘すぎないキュンキュンで良かったです。こずえが、若々しいのですが子どもっぽくないのも好きでした。人との接し方がちゃんとしてる。
いいな、恋してるって、と思いました。
次はスピンオフっぽい祐雨子さんのシリーズを読んでいきます。