篠原千絵のレビュー一覧
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「カシュガのズワと自分で戦え」とハッティ族の長のタロスがユーリに剣を選ばせた。
数ある煌びやかな剣の中からユーリが選んだのは、一番みすぼらしい剣だった。だが、これこそが、「オリエントの覇権を決める剣」。その剣で冷酷非道なズワを倒し、ユーリは戦いの女神になった。
「ユーリさま、その剣が何かご存知ですか?」
「え、鉄剣と思ったんだけど」
「これを鉄剣と見極めるとは、さすがと申し上げるしかないですな」
「鉄は天から落ちてくる石からごく稀にしか取れない金属だ。だからどの国もどんなに黄金を積んでも手に入れたがってる。めったにみられるものではないのによくお前が知ってたな」
えーっ、そうだったの!?水の中 -
Posted by ブクログ
ティトの助けで二十世紀に帰るための服も見つかり、ハットゥサ城壁内の7つの泉がすべて満ちる夜明けも来た。このチャンスを逃せば、二十世紀の日本に帰れるチャンスは一年後。なのに、そこへ、ティトを虐殺したカシュガ族のズワが、、、!許せない!ティトの仇を討つまでは帰れない。
夕梨のヒッタイトでの恩人カイル王子は王位継承者。
「わたしは私の正妃となる者に厳しい要求をするだろう。人の上に立つ器量、自戒心、自制心、その他にも多くのこと。その代わり私は側室は持たぬ。生涯、その正妃ひとりを愛し抜こう。」というのが信条。
「何!カシュガ族がアリンナを襲った!?」
カイル王子は皇帝陛下の命令で討伐隊の指揮をするた