第43回大賞受賞(2023年)。20240206予約→20240301受取。
意外と薄手、字が大きく読みやすい。けど、もっとこの世界にひたっていたかったな、と読み終えるのが残念だった。
大正時代の大阪。老舗の商人の息子は商才がなく、東京で画家になり関東大震災で妻の倭子を失った(正確には震災のケガがも
...続きを読むとで大阪で亡くなった)。でも家にいる気がする。巫女にみてもらう。エリマキ登場。死んだのにこの世をうろうろしている霊?を喰らう。喰らうのだけれど、なんだか優しい。商人家系の積み重なった呪術。エリマキ自分が何者なのか、なんのためにいるのかを悟る。さすが審査員全員一致受賞。