北沢陶のレビュー一覧

  • 呪いの☒☒

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    日常に潜む「呪い」をテーマにした作家6人による6つのオムニバス作品。「呪い」からイメージする静かで、しかし徐々に侵食されていくような、静かに溺れていくような怖さを感じる本だった。
    背筋氏の話が構成的に新鮮さをかんじるものだったし、率直に恐ろしいと感じる話だった。

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    2026年09月03日
  • をんごく

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    光と闇の表現、文章から浮き立つものの怪の気配、そのオドロオドロしさに耽溺する事ができました。人ならぬモノとのバディものという設定も楽しめました♪

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    2026年09月01日
  • 呪いの☒☒

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    本作は、最近よく出ている印象のホラーアンソロジーの中でも、良作が揃っている印象。惜しむらくは、トリに配された公園氏の作品がイマイチで、結果、読後感が下方修正されてしまう点。氏の作品を読むたびに思うけど、自分にはあまり理解が出来ません。『分かるやつだけ分かれば』ってスタンスだとしたら、それってエンタメ小説に必要なんかな。って、本筋から外れた方向に思いを致してしまった次第。

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    2026年08月31日
  • をんごく

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    去んだはずの者たちが、まだ生きてるみたいに其処に居る。大正時代を舞台にした怪異ホラー。

    面白かった。
    時代描写と方言が強めだけどそれが良い。
    怪異とのバディで少しムズムズしたけど、読み終わる頃にはエリマキを好きになる。
    怖くないし短くて読みやすい。

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    2026年08月29日
  • 呪いの☒☒

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    やっぱりプロの小説家ってすごい。こんなにホラーと縁遠そうなテーマで良質なホラー短編が書けるんだから。
    「呪い」×「何か」をお題に集めたホラー短編オムニバス。「電力」とか「盗作」とか「無人販売所」とか「研修」とか、本当によくそんな飛距離あるテーマを呪いと組み合わせられるなぁとどれも舌を巻いた。
    個人的には呪い×研修(芦花公園著)と呪い×盗作(背筋著)が特に秀逸だった。
    夏に読むのにふさわしい一冊。

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    2026年08月26日
  • 呪いの☒☒

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    人気のホラー作家さんの短編
    私の好きな作家さんばかりだったので読みました
    全編しっかり怖いです

    上條一輝「呪いは明るく輝いて」
    気づいた時にはもう遅い、絶望
    1番呪いというテーマに沿ってると思いました

    北沢陶「呪いの交換日記」
    こういう都市伝説ありそう

    澤村伊智「ほらあな」
    呪いは別として、こんな形式の書店?が近くにあったら私も通っちゃいそうです

    背筋「劣化コピー」
    くるくると視点が入れ替わってとても面白かったです
    2回目読んで、たくさんの伏線が隠れていたり、
    気付かされることがあったりと、1番面白かったです
    気軽に2回読み返せるのが短編のいいところですね

    三津田信三「壱本樹様」

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    2026年08月25日
  • をんごく

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    初読みの作家さんで横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞作。
    正直言うと文庫カバーに惹かれて購入しました。
    大正時代の大阪を舞台にした作品でミステリーな展開も楽しめるし、個人的には余韻の残るラストがとても印象に残る和風ホラーの傑作でした。
    主人公の相棒になる顔のない存在のエリマキと言うキャラがユニークで面白いのも高ポイントでした。
    また新たな気になる作家さんが増えました。

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    2026年08月04日
  • 花檻の園

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    ネタバレ

    耽美な美少年ホラー、なんだろうか。
    妖艶さと痛さと…という感じで怖さはないけど美しい世界観だった。花に痛みがあるのは怖すぎる。
    同級生達、信者的な雰囲気はあったけど集団で押さえ付けて花をむしられるシーンでは花のせいで狂ってしまってるのかと思ってた。最初から最後まで朔哉が美しいせいなのね…。どれほど美しいのか見てみたい。
    今だったら何か診断がつくであろう姉のお世話、姉の死後はその願いによって後遺症…なんて過酷な人生。それでもいつか姉に再会したかったんだね…。

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    2026年08月03日
  • 花檻の園

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    ネタバレ

    谷崎潤一郎『細雪』が大阪・船場の洗練された綺羅びやかで絢爛な世界だとしたら、こちらの舞台は大阪・新世界
    下町の猥雑な街並みに怪奇や幽玄はよく似合う

    美しい少年・朔也の身体に1本、2本と生えてくる花の芽
    竜胆、藤、蓮華、雛芥子、芍薬 ―― 花の名前を漢字で連ねるだけで、妖しく幻想的な空気が立ちのぼる

    千切っても千切っても生えてくる花々が朔也の全身を包むとき...

    濃厚な花の香がふわりと漂ってきたような錯覚を覚える一冊だった

    If Jun'ichirō Tanizaki's The Makioka Sisters portrays the refined, dazzli

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    2026年07月26日
  • をんごく

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    北条裕子著『をんごく』は、大正末期の関東大震災直後という混沌とした時代を舞台に、妻の死にとらわれた一人の男と、彼を取り巻く人々の歪で切実な心理を描いた物語だ。読み終えた今も、胸の奥に重たく湿った感情が残り続けている。

     主人公の壮一郎は、震災の混乱の中で愛する妻・倭子を亡くした。しかし、彼の心から倭子が消え去ることはない。それどころか、死んだはずの倭子の影や気配、そして言葉が、怪異となって彼の日常を侵食していく。壮一郎が見せる執着は、一見すると狂気にも似ている。しかし私は、彼を単なる異常な人間とは思えなかった。身を切られるような悲しみや、自分が生き残ってしまったことへの罪悪感に苛まれたとき、

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    2026年07月23日
  • をんごく

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    文庫になるのを待ってました
    ずっと読んでみたかった作品です

    読みやすくわかりやすい上品なホラー作品でした
    謎は謎のまま終焉を迎えるところが良いです
    エリマキという謎の存在、大阪に残る謎の風習、そして巫女という謎多き女性...
    主人公もわりと魅力的で好感が持てました
    終盤の流れも綺麗にまとまっていました
    ゾクッとする場面もありますが怖さはそこまでありません
    霊現象を扱っていますが本質はヒトコワに近いです

    これがデビュー作のようなので今後に期待できます
    既にいくつか作品を発表されているので文庫になるのを待っています

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    2026年07月21日
  • 呪いの☒☒

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    すごく面白かったです

    どの作品も面白く、「この話はどう着地するのだろう」とワクワクしながら一気に読みました。ホラー初心者でしたが、怖すぎて読めないことはなく、最後まで楽しめました。

    「劣化コピー」
    語り手が順番に変わり、最後に最初へ戻ってくる構成が気持ちよかったです。あと呪いはどこまで広がるのか気になります、編集者と作家だけ?編集者の奥さんは無事だった??その後のことも考えるとさらに怖いです。

    「しばらくゆっくり休んでください」
    あの女性は、そこまでされるほど酷いことしたかなと思ってしまいました。我の強いめんどくさい人そうではあるけど、普通にいそうな人なので。
    あの程度でもすぐに「研修」の対象になってしまうこと

    #ダーク

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    2026年07月20日
  • をんごく

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    エリマキとは何だったのか。清い神や仏の類なのか、それとも悪しき地獄の使者なのか・・・。そんな摩訶不思議な存在すらをも慄かせる業を抱えて生きている人間のなんと恐ろしいことか。

    その業に巻き込まれた人々が古瀬家にはたくさんいた。その一人になってしまった倭子は本当に可哀想だ。

    死後、夫に在りし日の姿を絵に描いてもらっても、父にその絵を罪滅ぼしに買い取ってもらってもそれが彼女の慰めになるのか私にはわからない。それが生きている人間ができる精いっぱいの愛情表現だとはわかっていても読んでいて虚しさばかりが残った。倭子は誰も抵抗することができなかった呪いの一部になることを全力で拒んだ芯の強い女性であっただ

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    2026年07月20日
  • 呪いの☒☒

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    半分くらい面白く読めた。いろんな作家の作品が読めるのは良い。良かったのは背筋さんと「をんごく」作者の短編。期待していた上條さんのはイマイチでがっかり。

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    2026年07月13日
  • をんごく

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    鬼滅の刃のような、大正の都市部でのお話。シリーズ化しそうだけど、こちらデビューさくなのですね。結局エリマキの本当の顔はなんだったんだろう。そこまでよみとけなかった。実写化よりもアニメが合うと思う。

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    2026年07月12日
  • 骨を喰む真珠

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    ネタバレ

    大正14年、新聞社で記者として働く新波苑子は、自身が担当する悩み相談コーナー宛に、不審な投書を発見する。送り主は大手製薬会社社長の息子である丹邨孝太郎。助けを求めているのではと思った苑子は、伝手を便り、社長の娘である礼以の絵画の教師として丹邨家に潜り込む。孝太郎は、15歳の病弱な少年だった。自身も慢性的な咳に悩まされていた苑子は、発売前の丸薬を礼以からもらう。その劇的な効果に驚く苑子。しかしそれは、苑子を逃れなくするための巧妙な罠だった‥。

    苑子は、丸薬に人に似た生き物の骨が使われていること、礼以が実は人魚(!!)で、丹邨家を支配していること、孝太郎と自分は丸薬の実験台にされていたことを知る

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    2026年07月08日
  • をんごく

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    方言に慣れるまで時間かかったけど、慣れてしまえばその雰囲気にドップリ。
    最後は心が浄化されるような素敵な終わり方

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    2026年07月06日
  • 呪いの☒☒

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    作家毎に個性がありどの作品も楽しく読めましたが、私の読解力が乏しく最後の話だけは理解できませんでした。

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    2026年07月03日
  • 呪いの☒☒

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    作家陣を見た瞬間、絶対買うと決めて読んだ本。期待通り!
    『壱本樹様』(三津田信三)が一番好きだった!
    インタビュー形式というか、登場人物がこちらに話をしているような形式の書き方が特に好きなのもあるかもしれないが。

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    2026年06月30日
  • をんごく

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    最初は何の変哲もないホラーだったけど、途中から人間と人外のバディものが始まって面白かった。
    エリマキが良いキャラクターしてる。
    ホラーには珍しく、後味の良い終わり。

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    2026年06月17日