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嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――
大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、
倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。
家に、死んだはずの妻がいる。
この世に留めるのは、未練か、呪いか。
選考委員満場一致、大絶賛!
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
Posted by ブクログ 2024年02月15日
大正時代の大阪が舞台ということで、登場人物たちの言葉に品があって美しいなぁと思いました。
実際に聞いたら、耳に心地良いだろうなぁ。
ホラーというより怪談といった方がしっくりくる怪異で、全ての登場人物のキャラクターがたっていました。
特にエリマキはダークヒーロー的な感じがとてもかっこよく、みんな大好き...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月06日
★5 亡くなった妻の影を追って異形と関わり合いを持ち… 完成度が鬼高のホラーミステリー #をんごく
■きっと読みたくなるレビュー
スゴイ、完成度が高い!
これで新人の作家先生ですか~、末恐ろしいですね。これからの活躍に超期待です。
大正時代、船場を舞台にした異形モノのホラーミステリーですが、世界...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月03日
横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉〈読者賞〉〈カクヨム賞〉トリプル受賞のデビュー作です。
読みながらどことなく澤村伊智さんの『ぼぎわんが、来る』を連想しました。
方言で書かれており戸惑いましたが、慣れればしっとりとした雰囲気を作品に与えているように感じ、いいなと思いました。
ホラーですがダーク...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月02日
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>受賞(2023年)。デビュー作にして傑作。
大阪・船場を舞台にした、大正ロマンならぬ、大正ミステリー・ホラー!
四谷怪談・皿屋敷・牡丹燈籠に連なるような日本的怪談。
しかし本作は、他にもまだ<顔>を持つ。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月07日
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞、受賞作。
大正末期の大阪の船場の商家を舞台にした謎めいたホラー。
商家の一人息子で絵描きの古瀬壮一郎は妻の倭子(しずこ)を結婚一年余りで亡くします。
倭子とは幼なじみでした。
そして巫女によると、倭子はまだあちらにいっていないといいます。
見る者の一番会い...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月26日
怖いの苦手だけど
大賞&読者賞&カクヨム賞受賞って
なんかすごそうやなって
あと、たぶんこのホラーは読める
っておもえたから
買っちゃった
おもしろかったーー
ドキィッ!とするホラーじゃなくて
冷やいのが足元から背中に
ずっとはりついてる感じの
そのくせ端々でかっちょいい
和製ホラーだった
ホラー...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月26日
しっかりとした物語と構成、複雑過ぎずホラーというよりエンターテイメント!テンポも良く一気に読んでしまう。横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞と輝かしく自分の好みであったが、どうしても手が出なかった、そんな時最近フォローさせていただいた「Tomoyukiさん」の感想を拝読させていただきすぐに書店...続きを読む
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