北沢陶のレビュー一覧

  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スコッパーの女を読み終わったら、おすすめで出てきたので読んでみた。
    ホラーは山白朝子さん以外読んでないのでドキドキしたが、大正時代、美少年が描かれていて、楽しんで読めた。文章も読みやすく、関西弁の台詞も心地よい。
    美少年の主人公の落ち着いた物腰も心地よかった。

    身体から花が生えてきて、抜いたり切ったり摘もうとすると、身を引きちぎられる痛みと出血を伴うという。
    それなのに、皆のアイドルである朔哉の花を同級生達は摘んでいく。他の同級生とは違う友達になれそうだと期待していた青路は、その様子を羨ましそうに見ていた。
    なんとも不気味なシーンだった。
    すっきりしないラストだったけど、それでも楽しめた。

    0
    2026年05月26日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    「カイボウ!!」
    これか!これが噂のカイボウですか!!これは…
    悪ふざけされる前に自らカイボウされに行きますね、私ならね!!ほーら、カイボウすれば良いさ!!減るもんじゃなし!!むしろうぇるかむ!!カモン!カイボウ!!

    おっと危ない、本作が変態御用達の遊び『カイボウ』を描いた作品だと勘違いされる所だった。
    (いやあながち間違っていない…のか?)
    ですが本作の主人公の朔哉にとってはカイボウも命懸けです…。

    北沢さんと言えば大正ロマンホラーを描かせたら右に出るものは居ない、と呼ばれているとかいないとか(自信がないからぼかしとく)
    かわゆい異形の者エリマキ、イケメン人魚ときて次は花咲かりの美少年で

    0
    2026年05月26日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    水のような涼やかさの反面、ドロドロとした汚泥のような感じの対比を、感じさせる一冊。汚泥のほうが日常な分しんどい。恋とか愛とか美しいはずなのに行きすぎると狂気にもほどがある、勝手に恋して勝手に送りつけて勝手に花を奪う、この醜さが1番ホラー。

    0
    2026年05月10日
  • 呪いの☒☒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〈呪い〉がテーマのアンソロジー。
    〈呪い〉と聞くと丑の刻参りが思い浮かぶが、土地に憑く穢れだったり、交換日記に込められた怨念だったりとその形は様々。
    いつもの三津田さん節が効いた「壱本樹様」のじとっと湿った旧家の雰囲気は格別。
    背筋さんの「劣化コピー」もどんどん視点を変えてループしたラストに全てが一気に繋がる気持ち良さと怖さが怪感。
    芦花公園さんの「しばらくゆっくり休んでください」は、こんな呪いの形があったのか!と斬新で驚いたなぁ。宗教めいた社員研修の穏やかな時間にすっかり油断した挙げ句の真相の炸裂に思考停止w

    0
    2026年05月10日
  • 呪いの☒☒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    呪いって不条理ですよね、というのを改めて感じた一冊。
    いやそれは逃げられないやん、と諦めて「その時」が来るのを待つしかない、という絶望感がすきなので、なかなかに好きなお話が揃っておりました。

    上條さんの作品、件の方が事故で一年眠っている間に呪いが広がり……と読めるけど、その事故がそもそも呪いによるものだったんだろうなぁ、と思いました。
    となると何があろうとこうなることは確定だったので、やはり呪いは不条理ですよね。

    0
    2026年05月05日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    北沢陶の関西弁って本当に色っぽくて大好き。『美しさ』とは、改めて考えた。『カイボウ』の時と後、美少年の身体から生えてくる花を欲しがる同級生のシーン怖かった。

    0
    2026年05月03日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    谷崎潤一郎のような作品で美少年が姉に取り憑かれてしまう。ネタバレ??の気もするが身体に花が咲きむしるなら痛みが生じとっても生えてくるという禍々しい呪いに解決策もなく苦しむ。
    幻想的な世界だった。

    0
    2026年05月02日
  • 呪いの☒☒

    Posted by ブクログ

    2026.04.23

    呪いって「強い負の思い」だと思ってて。正の思いは愛着、負の思いは執着になり、念になり、呪いになる。だから呪いは「対象物にとどまる」と。

    でも。

    この本の中の呪いは「伝わる」。あっさりと、でも確実にじわじわと「広がる」。穢れや悪意から呪いの念が広まっては手の施しようがない。救われないという後味の悪さは、この本では存分に味わえる。

    上條さんの穢れのお話は「え」と思う広まり方。あってたまるかと思いつつ、正直、「念」に加担して「いいぞもっとやれ」とも思ったりして。

    背筋さんと芦花公園さんのお話は、読み終わってすぐもう1周した。どこに呪いの元凶が?と思い、それが頭で整理が

    0
    2026年04月27日
  • 呪いの☒☒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ライトめな怖いお話でした。個人的には光文社文庫から出てる異形コレクションの方が好き。怖い話がそんなに・・・という方には優しめでいいのではないかと。
    最後の芦花公園さんの短編はメールの文面が読みにくかった。

    0
    2026年04月25日
  • 呪いの☒☒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さすがの作家陣すぎて総じてコワおもしろい!呪いがテーマってのもいい。〝呪いは明るく輝いて〟と〝ほらあな〟が好みなんだけれど、どの作品も良きなんで読むタイミングで刺さる作品結構変わりそー。是非とも再読したい。

    0
    2026年04月18日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    新世界の「ルナパーク」
    1912年の開業後、わずか数年(1914年頃)で閉鎖・解体された…

    そんなルナパークの池で亡くなった姉

    美しく白痴であった姉
    姉の世話をする美しい弟
    新世界を歩く二人はそこで暮らす人々の見せ物…

    亡くなった姉の弟への執着
    弟の姉への執着と懺悔
    その思いが新世界にいる「神もどき」を呼び起こし
    弟を不思議な世界へ引き摺り込む。


    といったホラーファンタジー?でした〜( ̄▽ ̄)
    表紙が美しいですね♪
    美しい身体から美しい花が咲きます♡
    その花を男子校の生徒が欲しがります笑
    裸にして引きちぎります…
    花の争奪戦です……

    身体血だらけ…痛い(꒪⌓︎꒪)

    淫靡にして倒錯

    0
    2026年04月09日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    神の呪いによって
    身体から花が生えるとか
    独特な世界観にもかかわらず
    無駄のない言葉で表現し
    簡潔に小気味よく展開していくから
    いつのまにか
    どっぷりとはまり込んでいた。
    つい、美しさに
    惑わされてしまうけれど
    血、痛み、怒り、憎しみ、嫉妬…
    十分におぞましかった。

    0
    2026年04月05日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    待望の新刊。舞台が大阪の中でもこれまでの場所とは違うので大阪弁もまた少し違うように感じた。ホラーミステリーとしても楽しくあっという間に読み終わった。

    0
    2026年03月28日
  • 花檻の園

    Posted by ブクログ

    『見世物』と『人間』という2つが印象に残っている。
    美麗な少年は人気があるが、本人は嬉しくもない。
    愛でる人間ははたして、人として愛でているのだろうか?
    昨今のアイドルやルッキズムについて考えてしまう。

    また一方で怪奇が起こるストーリーも並行する。
    これは人の願いは呪いである。

    0
    2026年03月27日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    精鋭すぎる面々による短編集でどれも結構おもしろ怖かったけれど個人的には北沢陶のお家さん、貴志祐介の猫のいる風景、恩田陸の車窓が好き。

    0
    2026年03月22日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    アンソロジーは色々な作家さんが読めて新たな出会いがあってお得だなと感じる今日この頃。
    中でも「お家さん」が怖かった。北沢作品は読んだことなかったけれど、今度読んでみようかしら?そして積読が増えてゆく。

    0
    2026年03月16日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    2025年ホラー作品にランクインしていたので気になり手に取った作品。この装丁すてき!怪しい雰囲気がぷんぷん。
    読み始めて、え、いつどこのお話?となりましたが割と読みやすく、そしてなにが起こっているのか気になってページが進みました。
    礼以が何者かわかったら、ああそういうことか!とちょっと納得
    工場でのシーンは生々しくてグロくて…
    でも映像化したらとてもよさそうですよね。
    苑子は残念だったけど、操がなんかいいキャラでよかった。
    みなさまが読まれてる「をんごく」も気になってきた!

    0
    2026年02月10日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    すんごくバラエティに富んだアンソロジー。目当ての貴志作品は動物ホラーミステリで良!他作品では明治モダンホラー「お家さん」が抜きん出ていた。

    0
    2026年01月26日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ホラーアンソロジー。色々な怖さがありました。不思議な雰囲気があるもの。だんだんと恐怖が迫ってくるもの。恥ずかしながら「ホラー言えば幽霊や殺人鬼もの」と思っていたけど、もっともっと幅広いジャンルでした。

    0
    2026年01月18日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    2025.11.30

    んー…、期待して読んだけど結局大正ファンタジーであれば「をんごく」の方が面白く読めた。

    後半はちょっと中弛みした感じと、工場の中に潜入してからの白潟の行動、そしてその後日談がちょっとご都合主義すぎる感じというか無理やりな感じがした。あんまり納得感がないまま読み終わってしまったなあと。

    0
    2025年11月30日