北沢陶のレビュー一覧
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美貌のせいで色々とシンドイ経験をしている主人公、朔也。家庭環境も恵まれず、誰が彼を助けてやれるのか、ハラハラが止まりませんでした。1作目の「をんごく」で登場した巫女さんが再登場して、やっと少しホッとできました。
生えてきた花を取る描写がとても痛々しい。一応の決着がついても、花を抜いた部分はしっかり負傷したまんまだったのが、容赦ないなと思いました。
朔也の花を欲しがる同級生達に、一番ゾッとしました。そして青路。彼も本当は花が欲しかった人。その他同級生達との違いは、朔也の気持ちに寄り添った所なんだろうけど…。本当に安心して、信頼して良い人物だったのか、モヤモヤし続けています。
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北沢さんの作品を読むのは3作目です。舞台はこれまでの2作と同じく大正時代の大阪。
主人公の朔哉は、すごい美少年だ。
知的障害を持つ姉の面倒を献身的に見ていたが、その姉が閉園したルナパークの池で亡くなってしまう。
そのルナパークで不可思議な現象に遭遇してから、朔哉は身体に次々と花が咲くようになる。花が咲くと、気を失いそうなほどの強い痛みに襲われる。その現象を止めるためにルナパークで起こる怪現象の謎を解いていく話なのだが、ヒトコワ系でもあると思う。
美少年朔哉はいわゆる男子校の「姫」であり、同級生から贈り物を貰ったり、優しくされているのだけど、それを鬱陶しく感じて素っ気ない態度を取っている。そ -
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6つの呪いのアンソロジー。
三津田信三「壱本樹様」
あー三津田さんだなぁと感じる王道の呪いホラー。
澤村伊智「ほらあな」
本がテーマの呪いというのが良いですね。
店内に人が沢山…な様子が浮かんでゾッとした。
芦花公園「しばらくゆっくり休んでください」
すみません、この手の小説が苦手なんです…
最近流行りの掲示板とかSNSを切り取った作風。
背筋「劣化コピー」
一番好き。イヤミス×呪いという感じ。
やはり本がテーマなのが良いですね。
北沢陶「呪いの交換日記」
敢えて90年代にすることで携帯メールもないしノートに重要性を持たせている。自分も交換日記やってた世代なのでお揃いのペンとかわかる -
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「大正時代」「美少年」などのワードに惹かれて読みはじめるも正直期待はずれかな。単に期待しすぎただけかもしれないが。よく調べられてはいるのだが、大正時代が舞台の割には、文章もライトで耽美というにはいささか中途半端。ホラーとしては悪くないような気もしつつ、怖さよりもグロさと気持ちの悪さがまさる。同級生たちが群がってくる「カイボウ」のシーンはだいぶおぞましくて、読書メモに思わず「キモッ」と書いてしまった(笑)。
花盛りの美少年というアイデアは素敵だけど、文字通りそうなってしまう話なので、それはそれでなんか違うような気がしてしまった。当方の好みではないというだけで、好きな人にはいいのかもと想いつつ -
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日常に潜む暗闇から滲んだ〈呪い〉。気づかぬうちに、"それ"は、あなたをあちら側に引きずり込む。
「呪い」をテーマにしたホラーアンソロジーです。
話題の作家さんを中心に6話を収録。
丑の刻参りから交換日記、無人古書店など、様々なシチュエーションでの呪いが描かれています。
理由があっての呪われるのも良いし、たまたま運が悪くて呪われるシチュエーションも理不尽で良し。
上條一輝さんの『呪いは明るく輝いて』が一番好きでした。呪いという暗い印象を覆す、新たな呪いの伝播スタイルで面白かったです。
でも芦花公園さんの『「しばらくゆっくり休んでください」』も不気味かつ、こういう詰め方 -
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ネタバレスコッパーの女を読み終わったら、おすすめで出てきたので読んでみた。
ホラーは山白朝子さん以外読んでないのでドキドキしたが、大正時代、美少年が描かれていて、楽しんで読めた。文章も読みやすく、関西弁の台詞も心地よい。
美少年の主人公の落ち着いた物腰も心地よかった。
身体から花が生えてきて、抜いたり切ったり摘もうとすると、身を引きちぎられる痛みと出血を伴うという。
それなのに、皆のアイドルである朔哉の花を同級生達は摘んでいく。他の同級生とは違う友達になれそうだと期待していた青路は、その様子を羨ましそうに見ていた。
なんとも不気味なシーンだった。
すっきりしないラストだったけど、それでも楽しめた。 -
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「カイボウ!!」
これか!これが噂のカイボウですか!!これは…
悪ふざけされる前に自らカイボウされに行きますね、私ならね!!ほーら、カイボウすれば良いさ!!減るもんじゃなし!!むしろうぇるかむ!!カモン!カイボウ!!
おっと危ない、本作が変態御用達の遊び『カイボウ』を描いた作品だと勘違いされる所だった。
(いやあながち間違っていない…のか?)
ですが本作の主人公の朔哉にとってはカイボウも命懸けです…。
北沢さんと言えば大正ロマンホラーを描かせたら右に出るものは居ない、と呼ばれているとかいないとか(自信がないからぼかしとく)
かわゆい異形の者エリマキ、イケメン人魚ときて次は花咲かりの美少年で