北沢陶のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー第3弾『慄く』。有栖川有栖、恩田陸、貴志祐介ら豪華作家陣が集結し、異なる切り口で「最恐」を描き出す一冊。
    北沢陶さんはしっとりとした時代物の趣がありながら、確実に恐怖を刻み込み、恩田陸さんは怪異も人外も出ないのに、言葉の積み重ねだけで背筋を冷やす。
    櫛木理宇さんの一篇は真っ向から怖く、しかも霊的ではなく“フィジカルに強すぎる存在”で迫るのが鮮烈。物理的強さがここまで効果的に恐怖になるとは…。
    多彩な恐怖の形を堪能できる、満足度の高いアンソロジーでした。

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    2025年08月21日
  • 骨を喰む真珠

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    デビュー作の「をんごく」がおもしろかったので2作目(のはず?)も読んでみた
    「をんごく」のときも思ったんだけど作品のなかに満ちる幻想的というか耽美というか、そういう雰囲気がかなり好みである…。時代や舞台設定も好き
    女性記者が怪しげな製薬会社の社長宅に潜り込むという展開がわくわくする。これは主人公が途中で変わるのか、そもそも定めていないということなのかな
    いわゆる調査ものっぽい内容が私はとても好きなのでぐいぐい読みすすめて、そこから徐々に明らかになる社長宅の秘密やそれに向かっていく展開が楽しく読めた
    なんかホラーというよりもミステリっぽい楽しみ方をした。ミステリが好きなのでOKです
    途中から女性

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    2025年08月16日
  • 骨を喰む真珠

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    大正時代が舞台かつ関西ということで言葉遣いがややハードルが高いかと思いきやが話の展開が興味深く面白い読める。タイトルと表示のおかげで途中から展開が読めてしまうものの、最終盤はなかなかドラマチックなえぐみがあって良い。

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    2025年08月16日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    背筋さん以外は面白かった。
    なんかもわーっとする怖さ。
    1番好きなのが決めきれない。
    背筋さんは前から色々読んでるけど、もやもやしていつも終わる。ホラーってそんなもんかなぁとも思うけど、すっきりはしない

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    2025年08月10日
  • 骨を喰む真珠

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    ネタバレ



    初めは少し古い言葉で読みづらいかなと感じながら読んでいましたが進めるうちに手が止まらなかったです。
     
    まさか人魚が出てくるとは...ホラー作品とは知っていたので少し構えていましたがとても楽しめました。

    タイトルの回収も読み進めていく内に納得し、表紙にゾッとしました。とても面白い作品でした!

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    2025年08月09日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    トータル3.5くらい。
    書き下ろしなので全部新作だったのが良かった。

    この中で好きなのは貴志祐介の『猫のいる風景』かな。曖昧オチではなく、きっちりミステリーもしてホラーもやってる。お化け無しで楽しませてくれた。


    有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』
    クローズドサークルの定義について話をしていて、どこかミステリーな雰囲気はあるものの、結局何かは不明で、結局どこかの異界らしいということで終わる。でも面白かった。
    ミステリー小説だったら犯人がいるのに、この話では何かを見つけてはいけない、見てはいけない。犯人を見つけることが禁じられる恐怖。


    北沢陶『お家さん』
    丁稚奉公目線なので時代がわ

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    2025年07月30日
  • 骨を喰む真珠

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    前半は不穏な心理ホラー、スリリングな展開を経て、終盤はグロくなった。最後まで飽きない展開で、一気読みした。途中でメインキャラクターが変わるのも新鮮。人間の欲望や残酷さが生々しく描かれているのが印象的。とても面白かったので、他の作品も読んでみたくなった。開発途中の薬は飲みたくないなー

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    2025年07月28日
  • 骨を喰む真珠

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    残酷で綺麗なお話。
    個人的には操さんが好きかな。頭が良くてクール。
    この時代に女性記者って、ほんと大変そう。
    訪問記とか化け込みなんて初めて聞いた!

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    2025年07月26日
  • 骨を喰む真珠

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    ネタバレ

    苑子。みさお。大正時代。女性記者。丹邨孝太郎。礼以。丸薬。咳。大阪。白潟。人魚。骨。血。工場。災い。

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    2025年07月24日
  • 骨を喰む真珠

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    ネタバレ

    未読の方には、ぜひネタバレに触れずに読むことをオススメします。
    以下、ネタバレあります!





    ミステリー・ホラー・サスペンスといった要素にファンタジーもあったとは。
    先が気になって、サクサク読めました。

    いわくがありそうなお金持ちの家庭……ということで、序盤は、横溝正史さん的な感じなのかなと思っていました。まさか、人外の生き物が存在する世界観とは思ってもいませんでした。

    前半と後半で物語がガラッと変わります。
    主人公だと思っていた苑子の行く末には、意表をつかれました。
    白潟さんと苑子の男女バディで、解決に向かっていくのかと思っていました。

    白潟さんの一族に関するアレコレも、救いがな

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    2025年07月14日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣による多様なホラー短編集で、「最大級の恐怖」というテーマをミステリや心理、怪談、幻想など多彩なアプローチで表現している。
    日常に潜む不気味さや人間の闇を掘り下げられていた。
    特にミステリ好きに響く作品が多いような気がして、ホラーもミステリも好きな自分のような読者には、どんぴしゃで刺さる作品だった。
    全体的に新鮮で読み応えのある一冊。

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    2025年06月29日
  • 骨を喰む真珠

    ネタバレ 購入済み

    をんごく、の作家さんなんですね。私は断然こちらのほうが好きでした。
    一作目のほうはさほどハマらず頑張って読み進めたくらいですが、こちらは一気に読んでしまいました。

    結構みんなキャラが立ってるので、あのひとも人魚?でも気持ち悪いとかほかの人魚に言ってるし、、なぜ人魚がそこまで人間社会に簡単に掌握できるような術をもてたのか、どんなバックボーンがあるのか、そこがすごく気になりました。説明はないんですけどね。
    で、あの捕まってた人魚たちはなぜあのようになってたのか?なにか拷問でもされてああなった?それとも、人魚という元は魚だから野生に戻ってしまうのか、そこももう少しバックボーンが知りたいんですが。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2025年03月25日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    作家陣が読んだことのある方ばかりだったので手に取りました。メンバーの新鋭(?)率が高めで目を引きます。どのお話も作家さんの個性が出ていて楽しめました。
    特に芦花公園先生はいつも通りネチネチしつつ独自の変化球作品で、締めにピッタリでした。左遷からの自己呪いルート、恐ろしい。コンプラがしっかりしているので大企業なんだろうなあと思いつつ、結局何をしている会社なのだろうか…。

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    2026年06月15日
  • 呪いの☒☒

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    澤村伊智と三津田信三狙いです。

    表紙が絶妙に気持ち悪くて、カバーをかけていてもそれを抜けてこの顔がこっちに向かって来そうな気配。

    夜中にホラー小説を読むときの常で、飲酒しながら読みます。だって、しらふだと怖いから。酔っぱらっているおかげであまり怖くなくて、てか、怖くなさ過ぎて、もうちょっと正気で読めばよかったと思いました。どないしたいねん私(笑)。

    澤村さんのタイトルはこんなときにも平仮名4文字で、普通の言葉なのにどこか不気味に感じられるのが面白い。もともと好きな作家の作品がやっぱり好きです。

    この本を読む人に、不幸来ないで~。

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    2026年06月05日
  • 花檻の園

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    ネタバレ

    スコッパーの女を読み終わったら、おすすめで出てきたので読んでみた。
    ホラーは山白朝子さん以外読んでないのでドキドキしたが、大正時代、美少年が描かれていて、楽しんで読めた。文章も読みやすく、関西弁の台詞も心地よい。
    美少年の主人公の落ち着いた物腰も心地よかった。

    身体から花が生えてきて、抜いたり切ったり摘もうとすると、身を引きちぎられる痛みと出血を伴うという。
    それなのに、皆のアイドルである朔哉の花を同級生達は摘んでいく。他の同級生とは違う友達になれそうだと期待していた青路は、その様子を羨ましそうに見ていた。
    なんとも不気味なシーンだった。
    すっきりしないラストだったけど、それでも楽しめた。

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    2026年05月26日
  • 花檻の園

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    「カイボウ!!」
    これか!これが噂のカイボウですか!!これは…
    悪ふざけされる前に自らカイボウされに行きますね、私ならね!!ほーら、カイボウすれば良いさ!!減るもんじゃなし!!むしろうぇるかむ!!カモン!カイボウ!!

    おっと危ない、本作が変態御用達の遊び『カイボウ』を描いた作品だと勘違いされる所だった。
    (いやあながち間違っていない…のか?)
    ですが本作の主人公の朔哉にとってはカイボウも命懸けです…。

    北沢さんと言えば大正ロマンホラーを描かせたら右に出るものは居ない、と呼ばれているとかいないとか(自信がないからぼかしとく)
    かわゆい異形の者エリマキ、イケメン人魚ときて次は花咲かりの美少年で

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    2026年05月26日
  • 花檻の園

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    水のような涼やかさの反面、ドロドロとした汚泥のような感じの対比を、感じさせる一冊。汚泥のほうが日常な分しんどい。恋とか愛とか美しいはずなのに行きすぎると狂気にもほどがある、勝手に恋して勝手に送りつけて勝手に花を奪う、この醜さが1番ホラー。

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    2026年05月10日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    〈呪い〉がテーマのアンソロジー。
    〈呪い〉と聞くと丑の刻参りが思い浮かぶが、土地に憑く穢れだったり、交換日記に込められた怨念だったりとその形は様々。
    いつもの三津田さん節が効いた「壱本樹様」のじとっと湿った旧家の雰囲気は格別。
    背筋さんの「劣化コピー」もどんどん視点を変えてループしたラストに全てが一気に繋がる気持ち良さと怖さが怪感。
    芦花公園さんの「しばらくゆっくり休んでください」は、こんな呪いの形があったのか!と斬新で驚いたなぁ。宗教めいた社員研修の穏やかな時間にすっかり油断した挙げ句の真相の炸裂に思考停止w

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    2026年05月10日
  • 呪いの☒☒

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    ネタバレ

    呪いって不条理ですよね、というのを改めて感じた一冊。
    いやそれは逃げられないやん、と諦めて「その時」が来るのを待つしかない、という絶望感がすきなので、なかなかに好きなお話が揃っておりました。

    上條さんの作品、件の方が事故で一年眠っている間に呪いが広がり……と読めるけど、その事故がそもそも呪いによるものだったんだろうなぁ、と思いました。
    となると何があろうとこうなることは確定だったので、やはり呪いは不条理ですよね。

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    2026年05月05日
  • 花檻の園

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    北沢陶の関西弁って本当に色っぽくて大好き。『美しさ』とは、改めて考えた。『カイボウ』の時と後、美少年の身体から生えてくる花を欲しがる同級生のシーン怖かった。

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    2026年05月03日