北沢陶のレビュー一覧

  • をんごく

    Posted by ブクログ

    「うしろに」の意味がわかったとき怖かった。
    するする読みやすく一気に楽しめ、大正時代の空気を感じた。

    0
    2025年08月03日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トータル3.5くらい。
    書き下ろしなので全部新作だったのが良かった。

    この中で好きなのは貴志祐介の『猫のいる風景』かな。曖昧オチではなく、きっちりミステリーもしてホラーもやってる。お化け無しで楽しませてくれた。


    有栖川有栖『アイソレーテッド・サークル』
    クローズドサークルの定義について話をしていて、どこかミステリーな雰囲気はあるものの、結局何かは不明で、結局どこかの異界らしいということで終わる。でも面白かった。
    ミステリー小説だったら犯人がいるのに、この話では何かを見つけてはいけない、見てはいけない。犯人を見つけることが禁じられる恐怖。


    北沢陶『お家さん』
    丁稚奉公目線なので時代がわ

    0
    2025年07月30日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    前半は不穏な心理ホラー、スリリングな展開を経て、終盤はグロくなった。最後まで飽きない展開で、一気読みした。途中でメインキャラクターが変わるのも新鮮。人間の欲望や残酷さが生々しく描かれているのが印象的。とても面白かったので、他の作品も読んでみたくなった。開発途中の薬は飲みたくないなー

    0
    2025年07月28日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    残酷で綺麗なお話。
    個人的には操さんが好きかな。頭が良くてクール。
    この時代に女性記者って、ほんと大変そう。
    訪問記とか化け込みなんて初めて聞いた!

    0
    2025年07月26日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    苑子。みさお。大正時代。女性記者。丹邨孝太郎。礼以。丸薬。咳。大阪。白潟。人魚。骨。血。工場。災い。

    0
    2025年07月24日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    未読の方には、ぜひネタバレに触れずに読むことをオススメします。
    以下、ネタバレあります!





    ミステリー・ホラー・サスペンスといった要素にファンタジーもあったとは。
    先が気になって、サクサク読めました。

    いわくがありそうなお金持ちの家庭……ということで、序盤は、横溝正史さん的な感じなのかなと思っていました。まさか、人外の生き物が存在する世界観とは思ってもいませんでした。

    前半と後半で物語がガラッと変わります。
    主人公だと思っていた苑子の行く末には、意表をつかれました。
    白潟さんと苑子の男女バディで、解決に向かっていくのかと思っていました。

    白潟さんの一族に関するアレコレも、救いがな

    0
    2025年07月14日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人魚が出てきてビックリしたが、そこから切羽詰まった展開に、手に汗握った。
    ある意味、麻薬と一緒で、この薬を飲んだら手離せなくなる…。
    白潟の一族の扱いにはとても心が痛くなった…。

    0
    2025年07月12日
  • をんごく

    Posted by ブクログ

    綺麗な作品。
    この前、初めてこの作者を知り、探して2作目。
    ホラーにしては全く怖くはないけれど、エリマキのキャラクターがよかった。
    船場って、息子がいても婿養子で優秀な(いいなりな?)後継を迎えるって言うのを初めて知った。細雪の世界。

    0
    2025年07月11日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    大正時代の関西。職業婦人が珍しい時代。婦人記者として働く苑子。新聞の身の上相談宛、不可解な投稿が届く。

    0
    2025年06月30日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    豪華作家陣による多様なホラー短編集で、「最大級の恐怖」というテーマをミステリや心理、怪談、幻想など多彩なアプローチで表現している。
    日常に潜む不気味さや人間の闇を掘り下げられていた。
    特にミステリ好きに響く作品が多いような気がして、ホラーもミステリも好きな自分のような読者には、どんぴしゃで刺さる作品だった。
    全体的に新鮮で読み応えのある一冊。

    0
    2025年06月29日
  • をんごく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    怖いという感じはあまりなく、面白かった。
    "エリマキ"という存在も面白かったし、"エリマキ"の正体も分かったし、"エリマキ"を1人の存在として接していたから壮一郎は最後守られたのかなと感じた。

    0
    2025年06月29日
  • をんごく

    Posted by ブクログ

    最初から雰囲気があってよかった。どうなるのか焦ったが、いいようにおさまってホッとした。方言や時代設定がいいのかも。

    0
    2025年06月26日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    大正の頃、新聞記者の新波苑子は女性だからと会社でまともに扱われずろくに記事も書けない状況を良しとせず抗っていた。投稿欄に返事を書く仕事をしていたときに気になる手紙を見つけ、化け込みと呼ばれる、女中などになってこっそり内情を取材する方法で手紙の出し主のところへ行くのだが、そこは予想を遥かに越えて怪しく、危険な家庭だった。
    前半は苑子がどんどん危険の中心に迫っていき、あれ?なんだか、簡単に入り込めすぎじゃない?って思ったらちゃんと納得させられ、後半は…。ううっ、ネタバレになるから言えないけどちょっと久しぶりの衝撃展開なんですけど!っていう新事実からのスタートになります。最後は展開気になって一気に読

    0
    2025年06月26日
  • をんごく

    Posted by ブクログ

    美しくも、儚い幽霊の話。
    妖怪好きの私が幽霊と断定しているのだから、この出方は幽霊でしょう。妻を愛する男、巫子、そしてエリマキ様と登場人物がどれも感情豊かで素敵でした。ホラー小説ですが怖さは控えめで、代わりに美しさが多めの一冊です。

    0
    2025年06月25日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    面白かった!!ホラー的怖さで惹きつけられるというよりミステリ的面白さで続きが気になってどんどん読んでしまった。職業婦人たちが女性の社会進出が始まったばかりの社会でどんな扱われ方をしていたかのわかるシーンもあり、しかも物語上も生き生きと活躍するのでその点もよかった。かなり陰惨なのでグロや痛そうなのが苦手な人には薦めない。

    0
    2025年06月25日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    大正という時代、関西という場所
    それらが、この怪異な世界と
    程よい距離感になっているのかもしれない。
    以前、本当にあった奇譚のような。
    中盤まではちらちらと
    恐怖の尾鰭をちらつかせながら
    焦ったさをつのらせ
    そして、闇の正体をさらけ出すと一気に
    血生臭さにむせかえるほどの
    怒涛の展開となった。
    最後はおぞましさより、何より
    誰かを見放すことができない女性たちの
    逞しさが残った。

    0
    2025年06月19日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    3冊の中で1番心踊るラインナップのアンソロジーだった。
    様々なタイプのホラーがぎゅっと詰まっていて面白かった。
    またこのシリーズが出て欲しい。

    0
    2025年04月11日
  • 骨を喰む真珠

    ネタバレ 購入済み

    をんごく、の作家さんなんですね。私は断然こちらのほうが好きでした。
    一作目のほうはさほどハマらず頑張って読み進めたくらいですが、こちらは一気に読んでしまいました。

    結構みんなキャラが立ってるので、あのひとも人魚?でも気持ち悪いとかほかの人魚に言ってるし、、なぜ人魚がそこまで人間社会に簡単に掌握できるような術をもてたのか、どんなバックボーンがあるのか、そこがすごく気になりました。説明はないんですけどね。
    で、あの捕まってた人魚たちはなぜあのようになってたのか?なにか拷問でもされてああなった?それとも、人魚という元は魚だから野生に戻ってしまうのか、そこももう少しバックボーンが知りたいんですが。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

    0
    2025年03月25日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    さすがクオリティが高い。背筋「窓から出すヮ」と櫛木理宇「追われる男」がホラーとして面白く、貴志祐介「猫のいる風景」がミステリとして面白かった。

    0
    2025年03月23日
  • 骨を喰む真珠

    Posted by ブクログ

    2025.11.30

    んー…、期待して読んだけど結局大正ファンタジーであれば「をんごく」の方が面白く読めた。

    後半はちょっと中弛みした感じと、工場の中に潜入してからの白潟の行動、そしてその後日談がちょっとご都合主義すぎる感じというか無理やりな感じがした。あんまり納得感がないまま読み終わってしまったなあと。

    0
    2025年11月30日