藤田和日郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『マッチ売りの少女』が気に入らなくて正拳付きを(本に)食らわす作者が、とうとう本当に絵本にメガトンパンチを食らわす第2巻。
作者にとってどうしても納得いかないおとぎ話に文字通り鉄槌を食らわして修正してしまうという話作りは、一歩間違えば作者の自己満ドリーム漫画だ……が、もちろんそんなわけもなく、まったくだ! 本当一寸法師は怒られてもしかたねえよ! と思える至極まっとうな目線なので自然に感情移入できる。作者のまっすぐさ勝ちだ。
今回の金棒のデタラメ暴走早くも最終決戦レベルな破壊力は、もうメタ漫画的なギャグの域に来ている気がするが、これはもう深く考えずにそのデタラメな破壊力に(あまり深刻につきあわ