ゆうきまさみのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
ロボット同士の恋模様?
新たに加わった、みゅうが、A106が戦いを通じて、恋仲になるって、いったいどんなストーリーなんだ。A106、ゆうらん、マルス、そしてみゅうと、登場するロボットたちのキャラ立ちがすごい!これに、日本政府の隠し事との絡みが出ていて、今後のストーリーが気になりますな。
-
Posted by ブクログ
兄との別れ、姉との別れ。
大きなものに巻かれて生きていかなくてはならないのは、少しでも上流へと向かいたいという欲の成した末のことなのか。大きなものに巻かれ振り回されるだけでなく、自分たちが舵を取ろうと、少なくとも舵を取る者の側にいようとするゆえのことなのか。
兄との別れは、幼き新九郎の心に何を残すのか。あの一連の騒ぎの中で出会った浮浪者の存在も含めて、大事な一夜であったことでしょう。
ふぅ。読んでいてしんどかったなぁ。
そうはいうけど八郎のことも考えてはいたのだぞ、という熱量で物事が進んでゆくのがまたしんどい。結果的に捨て駒になってしまったんだなぁ。 -
Posted by ブクログ
不本意なデビューの仕方をした新人漫画家の成長譚。
BL要素に焦点を当てた紹介が多く観られるが、BL作家の作品であり、この漫画自体にBL要素は無いわけで・・・主人公も女子高生だし。
完結巻。
主人公の成長譚として考えると、一つの正しい形なんだろうけれど・・・。
主人公の成長譚だけに絞ると、才能が有りながら次第に妹への助言を減らしていき、独り立ちさせる兄の存在は正しいと思うけれど…。
もう少し現実的に「兄」にスポットが当たる展開も面白くあったように思わないでもない。
そんなスピンオフの構想もあっての敢えてかもしれないが。
感想サイトを軽く読むと、結構「兄」の境遇に触れた感想も多く -
Posted by ブクログ
不本意なデビューを果たしてしまった妹と、妹を支える兄の漫画家物語の2巻。
新人高校生漫画家の成長記録。
苦労し悩み、アドバイスを拒絶したり受け入れたり、なんやかんやで苦労して作品を仕上げて成長する・・・あるいみ王道。
テーマがBLという部分をクローズアップされがちではあるが、もともとBLを避けてきた老舗少女漫画誌に載ったBL作品という設定でもあり、性描写は限りなくライト。
ベテランが描く安定した王道成長譚。
一話完結の積み重ねで、成長を続ける主人公。
毎話冒頭にカラーがあり、BL系作家人が着色を担当するというBLファン垂涎の仕掛けも健在。
適度に取材したり暴走したり、やっぱ -
購入済み
ここまでが序章
ここまでがプロローグといったところでしょうか
解りにくい舞台を丁寧に丁寧に描いてくれて非常に楽しい作品です
まだ3冊!?と思いたくなるような情報量で読み返すのも大変なのですが
それでもゆうきまさみ先生だけあって楽しく解り易く描いてくれています
この先の新九郎の活躍を楽しみにしています
正直戦国時代とか応仁の乱あたりはかなり苦手だったので
今作で漸くあの時代のわかりにくさというものが理解できたような気がします
今観れば子供の頃やっていた大河ドラマの花の乱も楽しめるかも
-
Posted by ブクログ
「新九郎奔る!」の広告で知って購入。
裏表紙に設定がばらされているけれど…第一話の冒頭、作品の肝となる「謎」が伏せられた状況から始まるので、ネタバレ即悪を信条とするわたしには、内容的な事は何も書けない。
マンガ家の話。
BLがテーマではあるが、性描写的な部分は無い。
性描写以外の部分もBL成分は希薄。
ベテランの描く、話の構造の妙が光る作品。
そしてベテランじゃないと嘘っぽくなる絶妙な作品。
マンガ買いが舞台のベテラン漫画家の作品なわけで、間違いない。
単行本ではあるが、巻頭だけでなく各話の最初にカラーページがある特殊な構造が特徴。
色付け作家が色々おられる仕掛けもある -
Posted by ブクログ
時代背景が応仁の乱前後ということで、皆髪型・装束や名前(官職呼びが基本)が似ていて覚えづらいのはこの物語も例外ではありません。加えて武家の人間関係の何と複雑なことか。
しかしそういった困難要素を抱えながらエンターテインメントとして見事に料理しているのはさすがと言わずにはいられません。特に今回は新九郎の、大人達の権謀術数を横目に見つつも兄姉の優しさに護られていた少年期の終わりを示唆するような、ハードな展開も含まれていたので、青年新九郎が次巻以降に立ち向かい乗りこなしていく筈の時代の荒波に読者がしっかりついていくための作劇の工夫は非常にありがたいところです。
なおシリアスな物語に時々挿入される現代 -
Posted by ブクログ
応仁の乱開戦。
目の前の戦に勝つことを考えながら、同時に戦争終結後の政局を描いて立ち回る大名たち。新兵器導入や足軽の登用によるゲリラ戦術で泥沼化するばかり。そして、この影響はやがて全国へとび火していく。
戦の中、元服を迎えた新九郎。再婚先の失脚によって実母と、結婚によって姉との別れを経験します。戦争・政治に翻弄される大人たちを見て何を思うのか。
そして、今川義忠との出会いは何をもたらすのか。
大人としてちょうどいい距離感の今川義忠。近所の憧れるには都合のよい(言い方悪い)年上の男性という感覚か。実年齢を考えると???ってなるけど。
彼と姉の結婚によるつながりが、後々関東で役立ってくるわけか