ゆうきまさみのレビュー一覧
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災禍は巡るのか。
今ここでこれを描かれるのは偶然か必然か。とにかく本作のキョウの都は病いだらけ。
日本を揺るがせた三代疫病がここに揃い踏み、蔓延しまさに塵芥のように人が朽ち捨てられていく。
将軍が病には打ち勝てぬと最初から諦観しているのも却って当世の姿勢としては潔いように思うしそれを認めない日野富子も当然の力強い足掻きだと思う。
兎に角全員が全員突き崩れていく人々を見ながらも病を乗り越えた次を見ようとしていて力強い巻。 -
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コメディ
天才の兄と努力家の妹がおりなす漫画コメディ。妹さんの成長する姿がみていけるのも魅力の一つだと思います。飄々とした兄のキャラクターもいいですね。
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佐流田教授の行方不明、1コマで流されていてびっくりしてしまったw
この漫画、結構大きな出来事があっさり流されたりするので、テンポが面白いなぁと思います。
AI談義にはかなりページを割いたり(メインなのでもちろんですが)、
漫画全体がウマタロウやヒロシのような研究者っぽい視点で描かれている感じがして面白いです。
最後はアトムのシルエットも出てきて、続き気になります! -
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ユウランはシックスと違ってちょっと引くぐらいバイオレンスな子でした・・・
しかし、シックスから拒絶されたことから感情が成長し、自分から謝れるようになって良かった。
力の強いロボットに、ベヴストザインという自我を与える研究の恐ろしい面も見れたように思います。
そしてWRB編突入で、A10シリーズのほかのロボ達もたくさん登場してきてこれからおもしろくなりそうです。 -
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12年ぶりの「はてしない物語」です。
バーディーアニメ化だったり、都条例だったり、東日本大震災だったり。
バーディーが終了して、白暮が始まって終了して、新九郎が始まったり。
12年ねぇ、世間はさまざまに変化してるのですが、個人史として振り返ってみると、仕事と趣味の繰り返しな12年です。結婚とか経験してれば違うのでしょうけど、ライフスタイル変わるので、大きな変化はないのです。
仕事関連と趣味のエッセイである「はてしない物語」。なんとなく似たような感覚があるのは、そのせいではないのかなと思います。
12年ぶりでは、あとがきの「バーディー、ハリウッド化されなかったよ」の叫びもなんのことやら、で -
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時代だなぁ
新九郎いまだ十六歳。が、家督を継いで責任がのしかかる。領地を巡る争いの相手は年上ばかり。が、やはり多感な年頃と言うか、性欲に翻弄される時でも有るのでそちらの悩みも始まる。そして、長年のゆうきまさみ読者の皆が想像した様に舞台は厩へw衝撃のラストページ。新九郎は立ち直れるのかw
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乱世だなぁ
表紙で暴れ馬を乗りこなしている様に見える新九郎。本編2ページ目で落馬。
放蕩経営をしていた父親の名代で領地に行くが、分割統治していた親戚のクーデターに巻き込まれる。(戦国ものなのに、セリフでクーデターと出るのがゆうきまさみらしいw)
一方、京都では伯父の企みに協力した父親が隠居。否応なしに家督を相続する事に。
頭の良さは見える主人公だが、この時まだ十六歳。難儀だなぁ。 -
Posted by ブクログ
小田原北条の初代、北条早雲の生涯を描く(多分)4巻。
「応仁の乱」編から「荏原郷」編に。
応仁の乱から如何に全国へ戦国の世に移っていったのかが、分かり易く描かれる。
正直退屈だった「応仁の乱」編ではあったが、それを丁寧に描いたからこその分かり易さに納得。
新九郎が父の名代として、地方の領地に赴く流れ。
早雲物の小説を何冊か読んでいるけれど、この時代を描いたものは無かった気がするなぁ。
平素、領地に赴かない領主の云々というような、あまり描かれることの少ないテーマを取り入れ、後の新九郎(早雲)の活躍の基礎となるような部分が形成されるさまがうかがえて素晴らしい。
歴史モノって、