ゆうきまさみのレビュー一覧
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ネタバレかつて武蔵野にあって今は長野に移転した長命者の療養施設・光明苑。雪村も一時期入所していたことがあるそこの隔離棟に収容されている柘植章太。彼は、雪村からの血分けで長命者になった後、60年間眠り続けているという。そして、彼が、「羊殺し」の目撃者らしい。次巻は彼を中心に「羊殺し」の核心に迫っていきそうなエンディングとなっていました。
あかりの顔をかつての思い人の棗と見間違えるあたり、雪村があかりを彼女の孫と認識するのもそう遠くないのかもしれません?そのとき、雪村がどのような反応を示すか、今から楽しみです。(笑)
それにしても、二百年生きるとウツ期になる長命者という存在。今回登場した年齢が逆転した母娘のように、長生きするのも良いことばかりではない。何と因果な生涯なのでしょう。 -
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第2巻は、主要人物のひとりの過去、事件との繋がりが明かされるとともに、近現代における"オキナガ"の境遇が説明される。
タイトルが"クロニクル"とあるように、こんご各時代ごとのオキナガの有り様が語られるんだろう。迫害される漂白の民オキナガが時代時代でどんな役割を演じてきたか。オキナガから見た日本史が語られるなかで、物語の核心ともいえる"羊殺し"の謎とがどう繋がるのか。
で、ここからは憶測であり希望だけど、オキナガというからにはやがては息長氏にたどり着くんだと思う。この出自不明の謎の豪族をどう位置付けるか。そこをうまくやったら凄いんだけどな。 -
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不老不死のオキナガ(息長)という種族が、市民権を得ている仮想日本でのミステリー。
ま、まずオキナガがなんで認知されているかが不思議で仕方ないのですが。こういう場合、日の目を見ないように息を潜めているんだと思うんだけどね。オキナガだけに。
認知されているといっても、存在が証明されているというだけで、オキナガという種そのものに対しての敵対心みたいなものは根強くある社会です。
オキナガというのは、要するに吸血鬼なわけで。存在が証明されたUMAってとこですかね。見た目は人間だけど、本質は別物。
似ているだけに、本能的な部分で反感もあるだろうし、根ざしているところが深いだけに、すり合わせることも難しい。
そこの心の隙間をついて、オキナガ殺しを唆すやからもいるようです。
とまあ、イントロダクションな1巻なので、いろいろと伏線だらけのようですね。これは読み返し甲斐のありそうなマンガになりそうです。
とりあえずわかっていることは、ゆうきまさみは眉毛の太い女性が好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今時パソコンも満足に使えないのか!と思いましたが、ついつい雪村の実年齢が88歳だということを失念してしまいます。(笑)
スマートフォンを持っていても、月に一本電話があるかどうかという独居老人状態だというのには笑ってしまいましたが、笑えない現実かもしれません。
一旦、雪村の担当の任を解かれ、オキナガに定期健診を促す通常業務についた伏木あかりですが、そこで知り合ったオキナガの巻上から、竹之内唯一と雪村魁とが出逢ってから今日に至るいきさつを聞くこととなります。
また、同じく雪村と棗の出会いから別れまでの悲しいいきさつを。
戦時中瀕死の重傷を負い、本人の意思とは関係なく竹之内の血を分け与えられてオキナガになりあがった雪村は、終戦後、棗との再会を果たしますが、不意に彼女の首筋に噛みついてその血を吸いたいという衝動に駆られる自分に愕然とします。
「バケモノ」になったと自覚した雪村は、棗のところにはもう帰ることはできないと諦めます。
それでも、津野田姓となった棗から手紙をもらい、終戦後10年ぶりの再会を果たし升が、その直後に彼女は行方不明となり、やがて変わり果てた姿となって発見されます。
その日から、雪村魁の犯人捜しの日々が始まりました。
心臓さえ破壊されなければ死ぬことはない。老いることもないというオキナガにとって時間は無限にあるように思えますが、過去を引きずり辛い時間が永遠に続くのであれば、それは拷問以外の何ものでもないでしょう。
果たして雪村に安息の日々は訪れるのでしょうか?
物語の今後の展開にますます興味が募りました。次巻が待ち遠しい。