ゆうきまさみのレビュー一覧
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ゆうきまさみのヒット長編2作目。北海道の競馬馬牧場を舞台にした、競馬養成漫画。同時にナサケナイ(というかいたって現代的な都会っ子)主人公・久世駿平の成長物語でもある。
競馬というとギャンブルなんで、それを扱った作品となると好き嫌いが分かれるが、本作は競馬漫画といっても競馬本来の話はあまり深く出てこない。むしろ、年の節目に当たるG1レースに向けて、舞台裏=北海道ではどのようなことが起こっているのか、そしてそこで働く人のドラマはどんなものか、が中心。パトレイバーで見られた巧みな人物描写は健在なので、あまり競馬に興味がなくてもおもしろく読める。逆に競馬に興味のある人は、期待した部分の情報が少ないから -
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「でぃす×こみ」2巻。
かおるが連載しているというBL風少女漫画は、各回の頭にカラーで収録されています。劇中劇みたいな感覚で物珍しく読んでいるのですが、残念ながら萌えることはないんだよなぁ。BLにドキドキする感情は、勉強不足のせいなのか持ち合わせていないです。
そんな自分がゆうきまさみ作品で思い浮かんだBLというか男性のカップリングというと『パトレイバー』の後藤さんと松井さん、あるいは後藤さんと内海課長ですかね。
犯罪を追求し続ける執念深さの共有コンビと、昼行燈の悪人コンビです。
どちらにも対応できる後藤さんの懐の深さが素晴らしいのか。
あの人は、自分たちに任されている仕事を十全にやり遂げる -
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少年漫画家を目指す渡瀬かおる。ある日、漫画賞で大賞受賞。しかし、その作品はkかおるの兄が、彼女の名義で投稿したBL風少女漫画だったという開幕の「でぃす×こみ」。
かおる本人は丸っと少年漫画脳なので、そもそも少女漫画すら難しいのに、BL風という枕詞がつくとさらに創作の難易度が上がってゆく。受賞作の原作者が兄であるという秘密を隠しての二人三脚の創作活動です。
まあ、原作と作画という役割分担の漫画家ユニットとして活動すればよかったのでは?という無粋なこと言いたくなるけど、そこは我慢ですね。
それぞれの事情というか野望というか、がありますからね。
高村くんのお母さんが、厄介PTAかと思いきや厄介ジ -
ネタバレ 購入済み
サイコパスしかいない
なんだろう、情報統制しているのは分かるけど主人公達がとんでもないものを作っているのに危機感がないというか、下手すりゃ何万人も死ぬような事件を起こしておいて全く平気なのがイカれてるとしか思えない