あらすじ
舞台は京から荏原へ!新章、領地経営編!!
父・盛定の名代(代理)で領地・荏原(現在の岡山県井原市)へ下ることに。
初めての領地に心躍らせる新九郎。
しかし、到着してみると領地である「東荏原」と伯父・盛景が治める「西荏原」の境目が曖昧で、
年貢の取り分も不明瞭であることが発覚。
領民も新九郎を領主として認識しておらず、
逆に盛景の息子で従兄弟の盛頼の人気は絶大。
伯父で年貢を集める「荏原政所」を取り仕切る珠厳も新九郎を客扱い、
古くから荏原に棲まう那須氏も何やら探り出し、
山積する問題に頭を抱えるがーーーー
京の都での「戦さ」とはひと味違う
地方の領地経営の難しさを描く、新たな出会いと奮闘の第4集!
感情タグBEST3
んむ。
只の英雄話では無く、地道に逆境を進んで行く。
其れも得難い才覚とかでは無く、素のまま。
んむ、こういうの好きです。
政略が面白い
なかなか政略絡みの陰謀渦巻く展開に新九郎も絡んでいく展開になってきました。まっすぐな気性でどのように立ち向かっていくのかワクワクしてきますね。
匿名
親父!
父ちゃんがチャンと経営しないと跡継ぎが苦労すると言う巻です。
小さい領地を分けたら、まあ争いも起きるわな。今の時代も似たようなもんだし。
姑の様なお掃除チェックをする新九郎w
Posted by ブクログ
だんだんと面白くなってくる。荏原の経営着手。
親父が上手く出来なかった領地経営、上手く行くのか。
叔父一族がどんな嫌がらせをしてくるのかも気になる所。
Posted by ブクログ
歓迎されない領地で、時に諌められながらも自らの考えで行動する様が清々しくて楽しい。
前巻までは年齢の幼さもあって翻弄されてる感が強かったからなあ。
家来の賑やかさ、西荏原の食えなさ、那須の怪しさ、全部楽しい。
Posted by ブクログ
小田原北条の初代、北条早雲の生涯を描く(多分)4巻。
「応仁の乱」編から「荏原郷」編に。
応仁の乱から如何に全国へ戦国の世に移っていったのかが、分かり易く描かれる。
正直退屈だった「応仁の乱」編ではあったが、それを丁寧に描いたからこその分かり易さに納得。
新九郎が父の名代として、地方の領地に赴く流れ。
早雲物の小説を何冊か読んでいるけれど、この時代を描いたものは無かった気がするなぁ。
平素、領地に赴かない領主の云々というような、あまり描かれることの少ないテーマを取り入れ、後の新九郎(早雲)の活躍の基礎となるような部分が形成されるさまがうかがえて素晴らしい。
歴史モノって、結末が分かっているわけで。
その結末への過程に説得力を持たす流れが素敵。
小田原の人間として、小田原での活躍を待ち遠しく思うのと・・・小田原まで来たら完結に近づくから完結してほしくないのと、複雑ではある。
まぁ、氏綱も氏康も氏政も氏直もみんな奔ればいいんだが。
スピンオフでうじてるくんにも奔って欲しい。