あらすじ
借金完済を目前に、新九郎、大いに困る!
文明十三年、家の財政の立て直しが急務の新九郎。
節約に節約を重ね、父の無駄遣いを取り締まり、家来は空腹に耐え、
ようやく借金完済の目処が立ったーーー矢先。
家来の一人に多額の借金が発覚し、
助けを求められる事態に……
武士としては見捨てるわけにはいかない。
そんな新九郎に、周囲は家来の分とあわせて「徳政」という借金をチャラにする制度の申請を勧めるが!?
真っ当に返済したい自分の気持ちとの間で葛藤した新九郎の決断とは……
無職、借金、独身―――
新九郎が抱えるそれぞれの悩みが大きく動く、人生勝負の最新刊!
感情タグBEST3
ぉお!
遂に新九郎くんも『無職の甲斐性無しの貧乏人!』
(by音○響子さん)では無くなったのですね!!
目出度い〜♪
匿名
新九郎は無職の三冠王
前半は借金問題&弟・弥次郎の「オラ、こんな貧乏な家ヤダ!養子出るだ!」問題。
借金は徳政令でチャラ。現代で言うところの・・・・・自己破産的な?
後半は将軍の我が儘問題。申次衆(秘書みたいな)に就いて、脱無職となった新九郎。
が、将軍の我が儘を注意しようとすると、同僚の先輩に「仲良いからって調子乗るなよ」と皮肉を言われ。
いつの世も、職場の人間関係は面倒ですねぇ。
Posted by ブクログ
家族が減ったり増えた(?)り。
申次衆として「袖の下」を「成る程なあ」と受け入れる新九郎、ここまでの彼の人生経験の積み重ねの描き方で読者もすんなり受け入れる。
都鄙和睦という大事件はあるが新九郎周りは比較的穏やか。就職めでたい。
動き出す
この巻は古河と堀越の公方の和睦やいかに、というのが大きな流れ。
周りのものがどれほど大変か、がわかる。
新九郎はひたすらお金がないのだが、ようやく我慢が日のの目を見て?
Posted by ブクログ
新九郎が前よりずっと骨っぽく、大人っぽくなっている。
そして遂にプロローグの茶々丸様登場(名前だけ)。
結婚まで行くかと思ったけど、直前で終わりかー