ゆうきまさみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ労働力として、レイバーと呼ばれるロボットが活躍する近未来。(とっくに時代だけは追い抜いてますが)レイバー犯罪に対抗する警視庁特車2課の個性豊かな面々が織りなす日常。
様々なジャンルで展開されたこの作品ですが、コミック版は、シャフト・内海課長との対決が主軸となっています。
子供のような思考を持つ内海と、ゲーム感覚で犯罪を起こすバド。
それに対し特車2課の面々は「警視庁のお荷物」なんて揶揄されながらも、真摯な姿勢で仕事と向き合い、少しずつ知恵と勇気を高めていきます。
内海との決着の後、あとちょっとだけ日常編が読みたかったけど、それはアニメ他で補えますね(;´▽`A``
「踊る大捜査線の元ネタ」な -
Posted by ブクログ
長い長い物語の結末は、大満足の一言。
途中、掲載誌の廃刊という不運もありましたが、よくもこれだけ壮大で爽快な物語を完結した作者には脱帽です。
当初は異星からきた綺麗なお姉さんの活劇ものかと思いきや、緻密な設定と伏線をまとめ上げる大河SFになるとは予想だにしませんでした。
単行本で一気読みしないと様々な設定についていけないという難点はありますが読み応え十分の物語。
あと、作者がTwitterで昨今出版事情ではこのような緻密な物語構成を持続するのは難しいとのこと。
瞬発力のあるヒット作もいいですが、それだけでは名作は生まれません。
読み手の選択肢が多い状態は維持できないものでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何度読み返しても、ほんっとーに面白い。
子供の頃に受けた衝撃が色褪せないというか、むしろ大人になって、社会とか業界とかをある程度わかってから読んだ方がぜったいに面白い。
もう20年前の漫画なんだよね。えええ?(笑)
映像的な構図、テンポのいいコマ割、複眼的な視点、練られたストーリー、リアルな会話劇、物語の根底を流れる社会的な問題、個性的な2課の面々、魅力のありすぎる悪役…
もう見所いっぱいおなかいっぱいで、読んでいる間、そして読んだあとも、心からその世界に浸れる。
ガンダム的な二足歩行のロボットが警察車両(?)として活躍するなんて、もの凄く「ありえない設定」なんだけど、ベースにある世界があ