ゆうきまさみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高校生の主人公・俊平が北海道をバイクで旅行中に行き倒れ、牧場に拾われるところから物語は始まる。受験からの逃避で旅行をしていた彼は牧場での・・ようは田舎特有のコミュニケーションを中心にして組み立てられた生活に憧れと心地よさを感じ、それを確認する為に何度もその牧場へ足を運び、なしくずしに雇われて働くことになる。それゆえに起こる学歴至上主義の親との衝突もありながら、基本はその牧場の仕事・・・つまり競馬用の馬を育て上げ送り出しという部分が主軸になる。そして、馬を育て上げることの困難さや、馬主から見た競馬の描写、騎手の生活、牧場としての経営の内実、そこで働く人間の暮らしぶりなどなど・・・ようするに、この作品は、味気ない生活を送る主人公=読者の逃避的な物語という王道のテーマがありつつも、馬券を買う大人たちの立場という一面的な視点からではなく“競馬”というものを様々な側面から描き出している部分において普通の成長記とは違った面白さがあるわけで。少年誌でやるには本格的すぎるとすら思える
-
Posted by ブクログ
一癖も二癖もあるキャラクターが出てくる近未来ロボット警察漫画。ゆうきまさみ氏の代表作であり、彼を含めたアニメ制作集団ヘッドギア
によってテレビシリーズ、劇場版などにリンクした、メディアミックスの魁となった作品。
特車二課第二小隊とよばれる、ロボット機動隊の面々が主人公。主人公はロボットフェチの少女(外見少年)・泉野明と彼女の愛機イングラム。彼女と日々の事件を中心としてストーリーが進む。
とにかく出てくる登場人物が良い。ロボットヒーロー漫画にありがちな完全無欠性はそこになく、誰もがどこか何か欠陥やコンプレックスを持って、日々の警察業務を淡々とこなしている。それだけなのだが、その日常の姿が非常におもしろく、また親近感が持てる。
「正義の味方」の夢ととほほな現実を感じさせてくれる一冊。
全22巻完結。