犬村小六のレビュー一覧
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購入済み
戦記要素は雰囲気だけ
1巻の展開からてっきり戦記ものかと思ってましたが、戦記要素は雰囲気だけです。
戦闘シーンは少人数VS少人数が基本で、軍隊VS軍隊の戦闘シーンはほぼないです。戦記ものとしては期待しない方がいいですね。 -
Posted by ブクログ
オタクの理想と被害妄想を煮詰めた架空太平洋戦争。
宇宙戦艦ヤマト的な太平洋戦争のやり直しと、ナウシカ的な美少女崇拝を合体させた古典的なオタク作品に仕上がっている。
徹底的に男オタクのためだけに作られているが故に、オタクの自画像を映し出してしまっているのが面白いと思った。
特徴は何と言っても男キャラの矮小さだろう。
色恋が動機の主人公と敵のボス、ヒロインをアイドル視するモブの男達、姉を売った金で入隊したサブキャラ。
美少女への崇拝、独占、憐憫、全てが入っている。
更にヒロインが美少女である理由付けとして、顔の良い女たちを何代も選んで交配した、いわば人工的な美少女であるという点。
ナショナリズムと -
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Posted by ブクログ
天ツ国人を見下し圧倒的な物量で攻勢をしかけるレヴァーム海軍司令長官のヴィルヘルム・バルドーに対して、千々石たち「音無航空隊」はすくない人員で善戦をつづけます。その後、千々石と会えないことを悲しむ美空から波佐見真一(はさみ・しんいち)に面会の申し出があり、波佐見は彼女のために二人の仲をとりもつことになります。
一方で、海猫によって千々石の同僚たちは戦死し、バルドーが千々石の希望にこたえて海猫との決戦の舞台が用意されたことで、戦いの舞台にみずからの身をささげるという千々石の決意はかたまります。
戦闘シーンにかんしてはわたくしには批評する能力はありませんが、千々石と美空の恋愛描写については、ライ -
Posted by ブクログ
レヴァーム皇国と戦争に入った天ツ国で、戦闘機の操縦にかけてはだれにも引けを取らない千々石武夫(ちぢわ・たけお)は、「海猫」の異名をもつ優れた敵のパイロットと出会い、彼との雌雄を決する戦いに闘志を燃やします。
千々石は幼いころ、レヴァーム人と天ツ国人のハーフである吉岡(よしおか)ユキという少女に出会います。彼女の歌声に心を揺さぶられた千々石は、歌手になりたいという彼女の夢を応援し、ユキも飛空士になるという千々石の夢を応援します。やがて二人の夢はかない、ユキは水守美空(みずもり・みく)という名前で国民的歌手となり、千々石も並び立つ者がいない飛空士となりますが、二人が再会する機会はうしなわれていま -
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