犬村小六のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
なんで絆されたのか分からん
2巻までクソ女という印象しかなかったアルテミシアの重いバックボーンが明らかになる巻。あんな過去があればアルテミシアがミーニャを憎むのも性格が歪むのも理解できます。だけど、彼女がやったことは許される範囲を超えているので都合の良い救いはなく、最後はそれ相応の報いはあって欲しいですね。
あと何故ジャンジャックがアルテミシアにあれだけ絆されたのか理解できません。
アルテミシアの内面や過去の一端を知る→イリアスがアルテミシアを見放すという流れなら、アルテミシアが哀れで「これ以上憎むことはできなくなった」となるのなら分かるのですが、それを通り越して「ずっと一緒にいたい」と思えるレベルで惹かれているのに納得できないです。
立場の違いでトトやルルと友達ではなかったとはいえ、ジャンジャックは二人とある程度親しかったはずです。そんな二人を殺し、尊敬していた上司や知り合いの生活や幸せをめちゃくちゃにしたアルテミシアに何故そんなに惹かれることができたのか意味不明過ぎる。3巻の交流だけ読んでも、そこまで惹かれることができた理由として弱いと思います。
そもそもアルテミシアの過去や内面を知る前の、彼女の弱った声(ほぼ確実に演技)を聞いたときからジャンジャックは既に絆され始めていたので「こいつちょろすぎるだろ」という印象。
1巻から感じていましたが、この作品の作家さんはキャラの心理描写を書くのがあまりうまくないのかもしれません。どうもキャラの心情に浅さを感じます。