あらすじ
幻想と退廃の戦記がここに幕を開ける!
半世紀前の世界的ウイルス汚染により、人類の99パーセントが死滅した2077年の日本。コロニーと化した調布新町を守る「特進種」のひとり、久坂(くさか)ユーキは二子玉川の鉄橋の上で異能の少年と刃を交える。彼は不死身の力をもつ特進種だった。青年を配下としたユーキは、物資採集のキャラバンに同道する。一方、姫路コロニーより遠征してきた鳥辺野(とりべの)ミゲル率いる鳥辺野大隊は、澁澤美歌子(しぶさわみかこ)の命により、ユーキを探していた――。
犬村小六オリジナルデビュー作。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界が荒廃した後の世界を舞台にした物語です。
特進種と呼ばれる超人が珍重され、都市国家のようなものが形成され、お互いに牽制しあっているという感じでしょうか。
世界観はかなり好きな感じですね。
特進種にもジャンルというか種別があって、筋肉系やら呼吸器系やら。
特進種じゃなくても強力な人間ってのもでてきますが、どうしても特進種にはかなわない。
戦闘系の特進種一人で100人以上の軍隊と等価になるって言うところだそうです。
プロローグで特進種の少年が出てきて、これが主人公なんだとおもったら、えーって感じな結果に。
世界観も良かったですし、アクションシーンや戦闘情景も良かったです。
ところどころ、わかりにくい表現があるのは仕方ないのかもですね。
現代風軍記モノって感じですし。
Posted by ブクログ
『とある飛空士への追憶』があまりに面白かったので、犬村小六さんの他の作品も読んでみようと思い、購入。
オッサンに片足突っ込みかかっている私には、「萌え」だとか「ツンデレ」だとかの感覚というか表現自体、イマイチぴんとこないというのが実情。
ストーリー自体は非常に楽しめるのだが、電車で読んでいると、急に女性の挿絵が入ったりしているので若干恥ずかしくはある。
続編もあるようだが、どうしようか。